「UBIDAY2012」の「アサシンクリードIII」ステージをレポート。コナー役の浪川大輔さん，アヴリーン役の甲斐田裕子さんが収録でのエピソードを語り，最後はコナーの衣装をまとったダンテ・カーヴァーさんが登場

　本日（2012年10月27日），ベルサール秋葉原にて，ユービーアイソフト初の単独イベントとなる「UBIDAY2012」が行われた。

　会場では「アサシン クリードIII」「ロックスミス」「ZombiU（ゾンビ U）」など，注目度の高いタイトルがプレイアブル出展されていたほか，豪華ゲストを迎えたステージなども行われ，多くのファンで賑わった。
　ここでは，声優の浪川大輔さん（「アサシン クリードIII」のコナー役）と，甲斐田裕子さん（「アサシン クリードIII レディ リバティ」のアヴリーン役），そしてタレントのダンテ・カーヴァーさんが登場した，「アサシン クリードIII」ステージの模様をレポートしたい。

過去には，浪川さん（左）が「プリンス・オブ・ペルシャ」のプリンス役，甲斐田さん（右）が「Velvet Assassin」のバイオレット・サマー役としてユービーアイ作品に出演している。そのためお二人は，ユービーアイソフトのスタッフとも仲が良いという

「UBIDAY2012」公式サイト

「アサシン クリードIII」公式サイト

　ステージではまず最初に，ゲストの浪川さんと甲斐田さんが収録のエピソードを披露した。コナーを演じた浪川さんは，「リアクションを演じるのが，大変だった」と語る。
　主人公の華麗なアクションが大きなポイントであるアサシンクリードシリーズだけに，ジャンプ一つでも，その高さで演技の感じが変わってくる。しかし，収録の段階では詳しいグラフィックスなどが用意されておらず，台本のみで演じなくてはならなかったため，「キャラクターの状況が分かりづらく，苦労した」という。
　また当初，浪川さんはコナーにかなり大人びた印象を抱いていたおり，少し落ち着いた感じの演技で収録したのだが，スタッフから「そこまで落ち着かなくていい」「もうちょっと若さが欲しい」という注文があり，意外に思ったそうだ。


　一方，甲斐田さんの収録は，浪川さんほどのボリュームではなかったため，時間的には一日もかからずに終わったという。しかし甲斐田さんが演じたアヴリーンにはさまざまなコスチュームが用意されており，衣装によって話し方が変わるという設定だったため，必然的に多様な演技を求められた。そこで甲斐田さんは，アヴリーンの口調を微妙に変えるという繊細な演技を心がけたという。
　アヴリーンは，皆のリーダーになるような強い意志を持ったキャラクターなのだが，もともとはお嬢様なので，スタッフからは「最初の段階では，あまり強い部分を出さないようにしてほしい」という指示を受けたそうだ。アヴリーンを演じるに当たって，そうした微妙な演技を心がけたので，実際にプレイした際はぜひアヴリーンの口調の違いなどに注目してほしいと語った。

　続いては，浪川さんと甲斐田さんによる公開アテレコが披露された。場面は，「アサシン クリードIII レディ リバティ」でコナーとアヴリーンが共演するシーン。迫真の演技を披露する浪川さんと甲斐田さんを，来場者は食い入るように見つめていた。


　公開アテレコも終わり，ここからはステージ後半戦。ここで，3人目のゲストとして，COSPが制作したコナーの衣装を身に付けたダンテ・カーヴァーさんが登場した。
　実際に衣装を着たダンテさんは，「とってもカッコイイです」「デザインも大好きです」と満面の笑みを浮かべながらコメント。スタッフによると，素材や色の使い方も非常に凝っており，とくにブルーの使い方を重視しているとのことだ。

コナーの衣装で登場したダンテさん

バックも非常に凝っている

ダンテさんの身体の寸法に合わせて制作されているため，サイズもバッチリ

　衣装の披露が終わったところで，最後はゲスト陣が来場者に挨拶をして，ステージは締めくくられた。ゲストのコメントは，以下のとおりだ。

浪川さん：
　全世界で3500万本以上の販売を記録している「アサシンクリード」シリーズの新作に出演させてもらい，非常に光栄です。がんばって演じたので，それが皆さんの期待に応えられたら嬉しいです。

甲斐田さん：
　初めての女性アサシンということで，力を入れて収録しました。画面が綺麗で，動きも非常に滑らかなので，私自身もプレイするのが楽しみです。ファンの皆さんも楽しみに待っていてください

ダンテさん：
　「アサシンクリード」シリーズは僕も大好きな作品です。最新作「アサシンクリードIII」「アサシン クリードIII レディ リバティ」には，ぜひ期待してください。（フードが顔にかかって）すみません，何も見えないんですけど，今日はありがとうございました