Zyngaが独自プラットフォーム「Zynga Platform」を発表。「Zynga.com」では，FacebookへアクセスせずにZyngaゲームのプレイが可能

　ソーシャルゲームの巨人Zyngaが，独自プラットフォーム「Zynga Platform」を発表。専用ポータルサイト「Zynga.com」のβ版を2012年3月にも公開することを明らかにした。日本語を含めた16か国語に対応し，Facebookへのアクセスの必要はないという。

Zyngaプレスリリース

　Zyngaは，2007年の設立以来，約6億人のユーザーを抱えるFacebook上でソーシャルゲームを展開し，数年で世界最大規模のゲーム企業に成長。2011年7月には，NASDAQへの上場も果たしている。現在，同社がサービスを行っている「CityVille」や「CastleVille」といった人気タイトルには，合わせて約2億4000万人のアクティブユーザーがいるとされている。
　しかし，Facebookだけではこれ以上の成長が見込めないことも以前から指摘されており，Google＋などへの進出を図ってFacebook依存からの脱却を目指してきた。

　Zynga Platformは，Facebook IDもサポートしているが，「zFriends」という新たなフレンドリストのほか，プレイヤープロフィール，ライブチャット機能などを用意している。また，Zyngaのゲームばかりでなく，サードパーティの参入も募るとのことで，すでに，Mob ScienceやRow Sham Bowなどのメーカーがサポートを表明している。これがうまくいけば，Facebookをしのぐ，巨大なソーシャルゲームポータルが構築されていくはずだ。