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[GDC 2012]ゲームプラットフォーム「Zynga Platform」を発表したばかりのZynga。コナミデジタルエンタテインメントなどの新パートナーを発表
Zynga.comには,MobScience,row sham bow,Sava Transmediaといったサードパーティの参入が発表されていたが,今回それらに加えて,Playdemicというメーカーと,「Aliens vs. Predator」などハードコアなゲーム開発で知られるRebellion,そして日本からコナミデジタルエンタテインメントも参入するというわけだ。
Zynga PlatformとZynga.comについては,3月2日の記事でお伝えしているのでそちらを見てほしいが,Zynga.comでは,日本語を含めた16か国語に対応するほか,Facebookへのアクセスが不要になるとのこと。
そのScheppart氏が,GDC 2012において「The Future of Gaming」(ゲームの未来)という分かりやすい題目のセッションを行い,Zynga Platformを詳しく説明している。
Scheppart氏は,「遊びという概念は,そもそも仲間と一緒に行うものである。誰でも楽しめ,そして無料で始められなければならない」と言う。
実際,Zyngaのマトリックスデータによれば,Zyngaのタイトルをプレイするユーザーのうち,63%が友人と,43%が家族や親戚とソーシャルゲームを楽しんでいるとのこと。また,1人でプレイするユーザーよりも,気心の知れた仲間とプレイする人のほうが長い時間をゲームに費やしているのだという。
ソーシャルゲームならば,古くからの友人を見つけたり,新しい仲間を作ったりしやすく,時代は確実にソーシャルへ移行しているというのがScheppart氏の主張である。
ZCloudという巨大なクラウドサーバー施設を建設したことでも知られるZyngaだが,徐々にZynga Platformへ参入するサードパーティが増えれば,ソーシャルゲーム市場の勢力図が大きく変化していくかもしれない。
日本人ゲーマーにとってコナミデジタルエンタテインメントの参入は興味深いところであり,今後の発表に注目しておきたい。
Zynga公式Webサイト
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