連載
“ポストなめこ”か? ゆるくて可愛いロボットを製造するスマートフォン向けゲーム「ゆるロボ製作所」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第284回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
大ヒット作品「おさわり探偵 なめこ栽培キット」(iOS / Android)はもちろんのこと,本連載の第280回で紹介した「おっさんたまご」のように,良質なスマートフォン向け育成収集型ゲームは意外と多い。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「ゆるロボ製作所」もそんな育成収集型ゲームだが,こちらはロボットを製造して出荷するという設定。シンプルながら妙にクセになるタイトルだ。
「ゆるロボ製作所」ダウンロードページ(App Store)
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プレイヤーは下町にあるロボット製作所のオーナーとなり,アシスタントの「ねじ子」とともにロボの生産と出荷を行う。
ロボットは,「材料」を「ロボ生産マシーン」に入れ,「燃料」で動かせば自動的に生産されていく。燃料はマシーンの稼働時間に関係し,たとえば「薪」を使えばマシーンは1時間しか稼動しないが,「石炭」ならば5時間もつ……といった具合だ。ただし,石炭はロボの生産ペースがグッと落ちるので,時間あたりの効率は薪のほうが良い。
頻繁に生産の様子をチェックできるようなら薪,長時間スマートフォンに触れないようなときは石炭といった具合に,ライフスタイルに合わせて調整しよう。
ロボ生産マシーンに入れる材料の組み合わせによって,生産されるロボの種類が変化する。もっとも基本的なロボ「量産型」はどんな材料からも生まれるが,羊のような形をした「ジンギストロン」の生産には「繊維」が必要,という具合だ。
こうして出来上がったロボたちをベルトコンベアに乗せ,出荷してお金を稼ぐ……というのが基本的なプロセスとなる。
作業室にストックできるロボは最大で15体まで。制限に達していると,稼働時間が残っていてもロボが製造されない |
ポコポコと飛び出て来るロボたち。基本的にロボたちは作業室をうろうろしているので,それをぼーっと眺めるのもなかなか楽しい |
なお,一度作ったロボは「設計図」で細かな情報がいつでも見られるので,お目当てのものがあれば確認しておこう。
設計図には,合計出荷数や売却金額,材料のほか,「作業室を占領する」「特定数出荷する」といった実績的要素を確認することもできる。コレクション性,やりこみ性といった点もしっかりカバーされているので,すべてコンプリートしないと気が済まない派の方でもたっぷり遊べるだろう。
さて,作業室にロボが溢れてきたらいよいよ「出荷」となる。画面左下にある出荷ボタンをタップすれば作業室のゲートが開き,ベルトコンベアーが登場。ここで端末を下に傾けると,ロボたちがずるずるとベルトコンベアーまで滑り落ちていく。
なんということのない動作だが,このアクションがあることで,何だかほんとに出荷作業をしている気分になるのが不思議だ。ゲートが開いているあいだは,端末を傾けた方向にロボたちがころころと転がるのだが,これがまた何ともいえない愛らしさがあるので必見。とくに意味もなくころころ転がしたりして遊ぶのも一興だ。
生産マシーンには「グレード」が存在し,グレードが上がるほど,使える材料の種類や組み合わせられる数が増えていく。貯まったお金は基本的にマシンのアップグレードにしか使わないので,ある程度貯まったらどんどんマシーンを買い換えていこう。
とはいえマシーンはいずれも高価で,そう簡単には購入できない。のんびりとプレイしてお金を貯めよう。
個人的に“ポストなめこ”としてオススメしたいこのゆるロボたち。続編の「ゆるロボ製作所 ふぃーばー」や,まさかのアクションゲームへ進化を遂げた「ゆるロボvsわるロボ」などもリリースされているので,ゆるロボワールドに魅了された方はぜひ,そちらもプレイしてみていただきたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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