だるま落としの要領でモンスターを満足させろ！ アクションパズル「Monsters Ate My Condo」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第11回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　今回取り上げる「Monsters Ate My Condo」（iOS / Android）は，スマートフォン向けの海外製アクションパズルゲームだ。まるで1ポンドステーキにチョコレートと生クリームを塗りたくったような，くどすぎるビジュアルと世界観が筆者の好みではなかったが，プレイしてみたらこれが大当たり！ 予想外の良作ということでさっそく紹介してみたい。
　ちなみに，iOS版が85円，Android版が99円（価格はいずれも税込）で配信されている。

ロゴの上部にある「漢字 仮名交じり文名交じり 仮名交じり文」というサブタイトルはさっぱり意味が分からない（笑）

iOS版「Monsters Ate My Condo」ダウンロードページ

Android版「Monsters Ate My Condo」ダウンロードページ

　Monsters Ate My Condoを直訳すると「モンスターが僕のマンションを食べた」……まったくもって意味不明だが，ゲームのルールは，積み上げられたマンションのフロアをだるま落としの要領でスワイプし，両脇にいるモンスターに食べさせてやるという簡単なものだ。

ゲームモードは，ゲームオーバーまでひたすらゲームが続く「ENDLESS MODE」と，制限時間内でハイスコアを目指す「TIME ATTACK」の2種類。基本的なルールは同じだ

　フロアをモンスターに食べさせるたび，上空から新しいフロアが降ってきて，積み上がっていくので，これを崩さないように高得点を目指していく。
　モンスターたちは，自分と同じ色のフロアなら喜んで食べてくれるが，異なる色のフロアを食べさせると途端に機嫌が悪くなり，完全に機嫌を損ねると地震を起こしてしまう。積み上がったフロアが，うまくスワイプできず崩れてしまったり，地震により倒壊してしたりするとゲームオーバーとなる。

積み上がったフロアがバランスを崩して倒壊するとゲームオーバー。ゲームオーバーになると後ろに巨大なオバさんが登場するが，誰なのかは不明だ

モンスターの横にある色つきのゲージは，彼らの満足度を示している。

　赤，青，黄，緑と4色のフロアが用意されており，同色を3つ以上並べると「combo」が発生する。comboを発生させるとフロアが銅の特殊フロアへと変化し，さらに銅の特殊フロアでcomboを発生させれば，銀→金→ダイアモンドと成長していく。

　特殊フロアは，マンションの安定性が増すという特性があるほか，モンスターに食べさせると特殊な効果が発動するのだ。特殊な効果は食べさせるモンスターによって異なり，例えば，青いモンスターに食べさせると，積み上がったフロアのばらつきを整えて真っ直ぐにしてくれる。

　ゲームが進んでいくと，フロアの代わりにスワイプで動かせないブロックや，爆弾を仕掛けられたフロアが降ってくるのだが，これらを消すのにもcomboがかなり重要だ。
　comboを発生させるには，邪魔になるフロアをモンスターに食べさせていくことになるので，フロアの色とモンスターの色とを合わせ続けることは不可能だが，慣れてくるとモンスターが機嫌を損ねるギリギリのラインまで，リズムに任せて食べさせられるようになってくる。
　このあたりのモンスターとの駆け引きがだるま落とし的な爽快さと相まって実に楽しい。有料アプリ＆全編英語ということで，ちょっと取っつきにくいかもしれないが，オススメしたいタイトルだ。

iOS版「Monsters Ate My Condo」ダウンロードページ

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著者紹介：トリスター/牛澤庸二
　ゲームやアニメなどの書籍や解説書，広告制作を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。インターネット番組「2.5次元てれび」にて，トレーディングカードゲーム「ご当地大戦」の商品化プロデューサーとしても活動中だ。

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