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[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム
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印刷2013/06/15 00:00

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[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム

画像集#001のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム
 「Call of Duty: Ghosts」や「Diablo III」という超大作に囲まれる形で,Activisionブースに特設シアターが用意されていたのが,Bungieとの10年契約によってプロデュースされているオンラインFPS「Destiny」PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360)だ。日本での発売予定は今のところないものの,「PlayStation E3 2013 Press Conference」関連記事)ではゲームプレイ映像が初公開され,Haloシリーズのデベロッパが放つ最新作ということで,大きな話題となった。

 4Gamerとしても何とか最新情報を入手したいと思い,特設シアターに向かってみると,「フラッシュを使わないなら何を撮影しても構わない」など,これだけのビッグタイトルにしては意外にもオープンな印象。E3 2013の最終日だったこともあり,お祭りのような和やかな雰囲気のなかで取材できた。

画像集#002のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム

 デモ映像が,PlayStation E3 2013 Press Conferenceで紹介されたものとまったく同じだったのは残念だが,本稿では現時点で判明していることを,映像の内容を追う形でお伝えしていこう。


 このデモ映像の舞台となっているのは,未来のロシア。おそらくエイリアンの攻撃によって壊滅的なダメージを受けており,逃げ遅れた乗用車の列が,無残に錆び付いているような状況だ。
 マップはかなり広大に見えるものの,現時点ではキャンペーン進行が散漫にならないよう,活動できる範囲は限定されている気配である。ただし,デモ映像の解説者は「いつかは大型アップデートでオープンワールドにしたい」と語り,ゲーム内でグレネードを遠投して,広大なマップをすでに用意してあることをアピールしていた。

画像集#004のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム

 プレイヤーキャラクターでは,左手からな魔法のようなものを発動できる「Warlock」というプレイアブルクラスが印象的だった。このほかにも,長距離攻撃やステルスが得意な「Hunter」や,重装備でタンク的な仕事をこなす「Titan」というクラスが登場するようだ。

画像集#007のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム
 デモ映像の戦闘シーンからは,さまざまな種類のエイリアンが存在することが分かる。Fallenという種族には,「Dreg」「Captain」「Vandal」といったエイリアンがおり,こいつらは総じて手が4本ある。上部の両腕で銃を,下部の両腕で剣を持って戦っていたので,オールレンジでの戦闘を得意とする種族であるようだ。解説者によると,Fallenはヘッドショットや爆破系の攻撃に弱いとのことである。

 また,Fallenの「Archon Slayer」というクラスに属する「Rixis」という名前のエイリアンも印象的だ。こいつは他のFallenよりも巨大な中ボスで,Hunterのキャラクターが一撃でキルされているシーンも確認できた。

画像集#008のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム

 中ボスクラスの敵を仕留めると,ルートアイテムを入手できるところにも注目したい。デモ映像では,メインキャラクターが電撃効果のあるマシンガン「Thunderlord」を入手し,戦闘途中で絶命していたHunterキャラクターも,スナイパーライフルを入手していた。どうやら,戦闘に参加したすべてのプレイヤーに,クラス別のアイテムが配分されるようになっているらしい。

画像集#006のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム

 なお,Thunderlordの武器ウインドウからは,その性能を確認できるが,この武器1つだけでも,さまざまなアップグレードが可能なようだった。

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画像集#009のサムネイル/[E3 2013]Bungieが手がけるオンラインFPSの実力は? デモ映像から読み解く「Destiny」のゲームシステム
 その後,メインキャラクター達はTitanクラスの仲間と合流するが,そのとき,遠方からFallenのスペースシップが飛来し,画面に「Joined Public Event」(パブリックイベントに参加しました)という文字が表示された。そしてそこに,ほかのBungieメンバーが操作する4人組のグループが,スピーダーバイクに乗って颯爽と登場。合計7人のプレイヤーが協力して,スペースシップから降りてきたFallen軍団と戦うことになったのである。

 ……デモ映像は,このような流れで進行していたが,3月29日の記事でお伝えしたように,ストーリーの舞台は月や火星,金星など広範囲に及んでいる。キャンペーンシナリオだけでもかなりの大ボリュームになりそうだ。武器のルートやアップグレード,キャラクターのカスタマイズなど,オンラインRPG的な要素もふんだんに盛り込まれているそうなので,かなり長期的に遊ぶことを目指したゲームになるだろう。

 BungieはDestinyの開発に際して,同作のために最適化された「Umbra 3」というミドルウェアを用いている。その色彩や雰囲気はどこか「Halo」っぽさを感じさせるものの,より緻密で広大な世界が作り出されているに違いない。
 Destinyは,PlayStation 4とXbox Oneのほか,PlayStation 3,Xbox 360でもリリースされる予定となっている。グラフィックスだけでなく,ゲームシステムのほうもなかなか斬新で,新しいタイプのオンラインFPSとして,多くのファンを魅了しそうだ。

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