「ニード・フォー・スピード ライバルズ」が発表。シングルプレイからいつでもマルチプレイに参戦できる

　エレクトロニック・アーツは，人気レースゲームシリーズの最新作「ニード・フォー・スピード ライバルズ」（PC / PS3 / Xbox 360）を発表し，同時にティーザームービーを公開した。日本ではPC，PlayStation 3，Xbox 360版が2013年冬に発売予定となっているが，海外ではこれに加えてPlayStation 4とXbox One版が年内発売ともアナウンスされている。

　開発は，同社の傘下スタジオとしてスウェーデン第2の都市であるグーテンベルグに新設されたGhost Gamesと，昨年発売の「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」を手掛けたCriterion Gamesが担当する。


　「ライバルズ」と聞くと，レーサー同士が競うようなイメージを持つかも知れないが，本作では「Frostbite 3」エンジンで描かれたRedview Countyという架空のオープンワールドで，プレイヤーがレーサーとポリスに分かれて争うというシステムになっている模様だ。
　それぞれの陣営向けにさまざまな内容のチャレンジが用意されており，レーサー側はターボブーストやレーダージャマーなどを駆使して切迫した状況から逃げ切ったり，ポリス側はロードブロックやヘリコプターのサポートを使って違法運転を取り締まったりしてポイントを稼ぎ，新しい車種やパーツを入手していく仕組みになっている。


　ニード・フォー・スピード ライバルズの新機能となっているのが，ほかのプレイヤーが始めている追跡や逃亡劇に途中から参戦できるという，シングルプレイとマルチプレイの垣根を取り払ったようなシステム「AllDrive」だ。現時点で具体的なテクノロジーは明かされていないが，ロビーで適当なレースを探したり，十分な人数が揃うまで待つということはなくなるのだという。

　もちろん，シリーズのソーシャル機能である「Auto Log」もフィーチャーされており，対戦相手や仲間たちとの戦績やステータスの比較が自由に行える。また，「Gadget Technology」もさらに進化している様子で，ペイントから細かいパーツ，さらにはデカールなどで自分の愛車をカスタマイズできるようだ。

　日本では初回生産分のパッケージにNissan GT-R Black Editionの警察車両や，最新の追跡テクノロジーなどが特典として付属する。
　PlayStation 4版とXbox One版が日本で販売されるかが気になるところだが，とりあえずはティザームービーで描かれたフェラーリ F1ベルリネッタとケーニグセグ・アゲーラの激しい攻防を楽しんでおこう。

「ニード・フォー・スピード ライバルズ」公式サイト