スマホゲームのセルラン分析（2025年1月2日〜1月8日）。今週の1位は「モンスト」。2024年の年間国内収益ランキングも

　Sensor Towerのデータによると，2024年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約1兆2400億円にのぼる。そんな世界有数のスマホゲーム大国である日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」だ。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2025年1月2日〜1月8日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	3	モンスターストライク	10％	31％
2	2	Fate/Grand Order	12％	-43％
3	4	Pokémon Trading Card Game Pocket	-19％	-44％
4	6	学園アイドルマスター	-25％	-21％
5	8	原神	-13％	-18％
6	5	ラストウォー：サバイバル	5％	-43％
7	1	プロ野球スピリッツA	-26％	-60％
8	20	LINE：ディズニー ツムツム	-53％	58％
9	10	ドラゴンクエストウォーク	8％	-16％
10	7	ウマ娘 プリティーダービー	-27％	-43％
11	13	荒野行動	-3％	-7％
12	11	勝利の女神：NIKKE	16％	-35％
13	15	eFootball 2024	-20％	-24％
14	18	にゃんこ大戦争	-22％	-10％
15	16	ホワイトアウト・サバイバル	4％	-28％
16	84	鳴潮	192％	264％
17	21	ロイヤルマッチ	-12％	-19％
18	9	呪術廻戦 ファントムパレード	-1％	-57％
19	14	パズル＆ドラゴンズ	-11％	-48％
20	25	ONE PIECE バウンティラッシュ	-26％	-13％
21	22	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-22％	-44％
22	28	プロジェクトセカイ	-34％	-35％
23	12	崩壊：スターレイル	-17％	-67％
24	17	ヘブンバーンズレッド	-63％	-61％
25	24	あんさんぶるスターズ！！Music	-47％	-46％
26	27	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-9％	-42％
27	38	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-31％	-23％
28	23	ゼンレスゾーンゼロ	-46％	-53％
29	46	転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚	-41％	-16％
30	26	ドラゴンボール レジェンズ	-35％	-47％
31	34	Pokémon GO	-20％	-38％
32	29	パズル＆サバイバル	50％	-50％
33	42	ブルーロック Project: World Champion	20％	-24％
34	49	ガーデンスケイプ	3％	-14％
35	37	ディズニー ツイステッドワンダーランド	-14％	-38％
36	39	ドラゴンクエストタクト	-8％	-35％
37	57	ブロスタ	-33％	1％
38	48	LINE ポコポコ	-74％	-23％
39	52	モンスターハンターNow	-7％	-21％
40	47	メメントモリ	71％	-34％
41	58	トゥーンブラスト	-20％	-19％
42	41	信長の野望 覇道	-41％	-44％
43	45	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-27％	-43％
44	72	信長の野望 出陣	-9％	-10％
45	19	七つの大罪 光と闇の交戦	-72％	-71％
46	44	グランブルーファンタジー	-54％	-47％
47	63	放置少女	-16％	-24％
48	73	Identity V	-21％	-8％
49	36	ブルーアーカイブ	-33％	-58％
50	68	ホームスケイプ	8％	-22％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の実値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「モンスターストライク」（iOS / Android）だ。新キャラクター「エル」が登場するガチャ「新春！特別おまけ付き 超・獣神祭」を1月1日から開催し，前週比で収益を31％伸ばした。


　「鳴潮」（iOS / Android）は，Ver2.0「静寂を讃える歌」を1月2日に実装した。新キャラクター「カルロッタ」のピックアップガチャも開催され，前週比264％の増収を達成した。



　なお，多くのスマホゲームが1月1日に収益のピークを迎えたため，今週はTop50のうち46タイトルが前週比で収益を減らしている。

スマホゲームの国内収益推移（2024年12月26日〜2025年1月8日）

2024年のスマホゲーム年間国内収益ランキング
（2024年1月1日〜12月31日）

　今回は，2024年のスマホゲーム年間国内収益ランキングを紹介しよう。日本のApp StoreとGoogle PlayにおけるIAP（アプリ内購入）収益を参照している。

順位	前年	タイトル	DL数の前年比	収益の前年比
1	1	モンスターストライク	-31％	-3％
2	3	Fate/Grand Order	-31％	-25％
3	2	ウマ娘 プリティーダービー	-31％	-32％
4	6	パズル＆ドラゴンズ	-15％	0％
5	604	ラストウォー：サバイバル	1835％	26204％
6	4	プロ野球スピリッツA	-34％	-35％
7	10	崩壊：スターレイル	-52％	21％
8	5	ドラゴンクエストウォーク	-14％	-25％
9	7	原神	-33％	-30％
10	15	eFootball 2024	-6％	21％
11	-	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ（2024年2月リリース）	-	-
12	25	ロイヤルマッチ	-32％	73％
13	9	Pokémon GO	-9％	-21％
14	8	勝利の女神：NIKKE	-53％	-40％
15	14	荒野行動	13％	-3％
16	11	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	8％	-15％
17	-	学園アイドルマスター（2024年5月リリース）	-	-
18	-	Pokémon Trading Card Game Pocket（2024年10月リリース）	-	-
19	17	ONE PIECE バウンティラッシュ	-40％	-13％
20	114	ホワイトアウト・サバイバル	172％	536％
21	12	ブルーアーカイブ	-25％	-26％
22	16	パズル＆サバイバル	30％	-28％
23	13	プロジェクトセカイ	-33％	-33％
24	20	LINE：ディズニー ツムツム	11％	-9％
25	19	あんさんぶるスターズ！！Music	-39％	-28％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

　Sensor Towerのデータによると，2024年におけるスマホゲームの国内収益は，前年比6％減の約78億9000万ドル（約1兆2400億円）だ。総ダウンロード数は前年とほぼ変わらず，約6億3000万回である。

　1位は，2年連続で「モンスターストライク」となった。ダウンロード数は前年比で31％減少したが，収益は3％の微減にとどまった。月別に見ると，正月イベントが開催される1月の収益が最も高く，そのほかの月は比較的安定した収益を記録している。


　新作タイトルは，「キノコ伝説：勇者と魔法のランプ」が11位，「学園アイドルマスター」が17位，「Pokémon Trading Card Game Pocket」が18位にランクイン。
　とくに，2024年10月30日にリリースされた「Pokémon Trading Card Game Pocket」が，約2か月しか集計期間がなかったにもかかわらず，多くのタイトルを年間収益で上回っていることに驚かされる。


　また，今回のランキングでは「ラストウォー：サバイバル」の前年比2万6204％増収というパフォーマンスが目立っている。2023年8月にリリースされたタイトルだが，2024年から本格的に広告を展開したことで，大きく収益を伸ばした。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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