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[GDC 2015]SCE,仮想現実対応HMD「Morpheus」を2016年前半に発売と予告。新型試作機は5.7インチ有機ELパネル採用でフルHD@120fps対応に
またSCEは,GDC 2015のタイミングで新型の試作機を公開している。この新型試作機は,5.7インチで解像度1920×1080ドットの有機ELパネルを採用し,視野角は100度,リフレッシュレート120Hz&60Hz対応,遅延は18ms未満となる。従来型だと5インチで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを採用し,視野角90度といったスペックだったので,新型は大幅なスペック向上を果たしたわけだ。
ちなみにOculus VRの最新開発版ヘッドマウントディスプレイ「Crescent Bay」(クレセントベイ,開発コードネーム)は,解像度が2560×1440ドット,リフレッシュレートが90Hzと言われている。それが正しいと仮定した場合,すべてのスペックで新型開発版Morpheusが一番というわけではない。ただ,仮想現実対応のヘッドマウントディスプレイにおける3D酔いの主因はリフレッシュレートの低さと遅延の大きさと言われているので,その点で,今回の新型開発版Morpheusは相当高いレベルにあるとまとめられそうである。
●Morpheus新型開発機の主なスペック
- 構成:プロセッサユニット+仮想現実対応ヘッドマウントディスプレイ
- ディスプレイ:5.7インチ有機ELパネル
- ディスプレイ解像度:1920×RGB×1080ドット(※左右の目それぞれに960×RGB×1080ドットの映像を表示)
- リフレッシュレート:120Hz,60Hz
- 視野角:約100度
- 搭載センサー:加速度,ジャイロ
- 接続インタフェース:HDMI+USB
- 機能:3Dサラウンドサウンド,ソーシャルスクリーン
SCE公式Webサイト
GDC公式Webサイト
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