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プレイレポート
スマホ版「疾走、ヤンキー魂。」は,“疾走”の看板に偽りのない作品。そして何より,ちゃんと遊べるゲームだ
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「疾走、ヤンキー魂。」公式祭斗
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「疾走、ヤンキー魂。」ダウンロードページ(Google Play)
タイトル画面をタップすると,まずはキャラクター……もとい,「ヤンキーメイキング」がスタートする。「ヤンキー」か「レディース」から「ヤンクタイプ」(性別)を選択し,顔を決めたら「ヤンクネーム」を登録するだけのシンプルなものなので,余り悩まずにぱぱっと決めてしまって構わないだろう。
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その後,「無双」シリーズさながらのオープニングムービーと,「族戦争」(後述)のチュートリアルを経て,本編のストーリーが語られる。なんでも,かつて不良の頂点に立って覇王となった後,魂を解き放って姿を消した久慈正臣という男がいたのだという。彼が解き放った魂のほとんどは,残忍冷酷,極悪非道なもので,その魂を継いだ者達は,血に飢えた獣となって暴れ狂っている。そんな世界で,久慈が解き放った「善魂」の一つである「不屈」を宿す男,伊達将太として頂点を目指すというのが,大きな目的らしい。
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本作は基本的に,このストーリーに沿って進むことになるのだが,そのためにプレイヤーがなすべきことは,「疾走」と「喧嘩」,そして族戦争である。
疾走は,廊下や商店街などを駆け抜けながら,向かってくるヤンキーをタップで撃退したり,向かってくる教師や老婆,クモやカラスをフリックで避けたりするというステージ。コンボを重ねるごとにスピードアップしていくのが,なかなかに気持ちいい。
一方の喧嘩は,迫り来る敵をタップで攻撃したり,敵の攻撃をフリックで回避したりと,非常に単純明快な操作が取り入れられたステージで,こちらもなかなかの爽快感だ。
疾走や喧嘩をクリアすると経験値が入り,これが一定を越えるとプレイヤーキャラクターはレベルアップ。レベルが上がると,勝負服装備(衣類や髪型)コストや愛車装備コスト,体力,攻撃力,防御力といった基本的なステータスが向上する。
また,クリア報酬として生産素材となる「ガラクタ」や,ゲーム内通貨「マニー」も手に入る。溜まったガラクタを素材に,「作業所」で勝負服や愛車のパーツなどを生産し,それらを装備することで体力,攻撃力,防御力や属性,バトル技などのステータスをアップさせることが可能だ。
なお,勝負服や愛車の体力や攻撃力,防御力の合計値は「総合」と呼ばれる。ゲーム的には,コストの範囲内で総合を少しでも高められるようなカスタマイズを心掛けるのがベストなのだろうが,ほかのプレイヤーに見せびらかすための面白コーデを追求するというのも,本作ならではの遊び方になるだろう。
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また,本作ではプレイを開始すると自動的にどこかの「チーム」(初期状態は最大5人。チームレベルが上がると上限も増える)に割り振られ,ホーム画面の「チーム」をタップすると,チームのたむろ場所(現在は「コンビニ前」のみ)に移動。そこにはチームメンバーが揃っており,ここで自由にテキストチャットを楽しめる。
MMOタイプだった第一期や第二期のヤン魂。と比べると,だいぶ規模は小さくなっているが,その分,場合と面子によっては濃密なコミュニケーションだってできるかもしれない。
なお,自動的に割り振られたチームからほかのチームへ移籍したり,新たにチームを旗揚げすることも可能。仲の良い友達と一緒に遊びたいという場合は,自分でチームを作ったほうが勝手は良いだろう。
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そして最後に,冒頭のチュートリアルにも出てきた族戦争について。これは,チームとチームが直接激突するリアルタイム多人数バトルで,毎日4回,決まった時間に発生するゲーム内イベントのようなもの。30分間に,相手チームへより多くのダメージを与えた側の勝ちとなる。
……のだが,実は族戦争は明日から実施されるものなので,どんなものなのか触ることができていない。とりあえず,チームに貢献できるよう,勝負服や愛車の強化に努めておいたほうが良いっぽいということだけ,お伝えしておこう。
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まとめると,今回のヤン魂。はストーリーに沿って疾走と喧嘩を繰り返してレベルを上げつつガラクタを集め,それを素材により強力な装備品を作りつつ,どんどん難しくなっていくストーリーやクエストに挑み,同時にチームメンバーとの交流やチーム同士の対戦を楽しめる作品だ。
……こう言い切ってしまうと,何だかヤン魂。のことじゃないような気がしてくるのだが,実際のところ,こういうヤン魂。なのである。
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かつてのヤン魂。が,良くも悪くもヤンキー的な世界の中で“ごっこ遊び”を楽しむコミュニケーションツールとして機能していたのに対し,本作はれっきとしたゲームになった。そう言い切ってもいいだろう。そのため,従来のヤン魂。のようなつもりでプレイすると,拍子抜けすることもあるかもしれない(配信初日からちゃんと遊べる要素が出来上がってるんだもんなぁ……)。
しかしそれでも,ヤン魂。から滲み出る独特の味わいだけは変わりない。BGMやグラフィックスはまごうことなきヤン魂。だし,セリフの一つ一つやストーリー展開のすべてがヤン魂。らしさにあふれている。
ヤンキー世界のユニークさを最大限に拡大解釈して詰め込もうとした結果,いびつな形になってしまったのが,かつてのヤン魂。であるならば,今回のヤン魂。はそれらのエッセンスをすべて解体したうえで,今どきのゲームとして遊びやすく再構築する試みだったのではないかとも感じられた。
筆者がそんな感想を抱いたのは,タイトルにも付けられた“疾走”の成分を最も楽しめるのが,間違いなく今回のヤン魂。だからだ。ひとまず,その“疾走感”を体験してみてほしい。
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