トランスコスモスが2014年8月29日より配信しているスマートフォン向けアプリ
「戦国ディフェンス」(
iOS /
Android)。このタイトルは,プレイヤーが戦国武将を操作し,弥生時代から室町時代までを転戦しながら歴史上の偉人と対決していくという,横スクロールタイプのストラテジーゲームだ。本稿では,見た目はゆるいが中身は(案外?)硬派な戦国ディフェンスの概要とプレイフィールを,たっぷりと紹介していこう。
「大殿」「武将」「兵」を操り敵拠点を攻め落とせ
本作のストーリーは,タイムスリップした戦国武将達が,さまざまな時代にばらまかれてしまった茶器コレクションを取り戻していくというもの。プレイヤーは戦国武将などを操作し,各時代の偉人達と戦いながら,茶器を一つ一つ集めていくこととなる。
本作の内容をざっくりと説明すると,ステージ制の横スクロール型ディフェンスゲームということになるだろうか。しかし本作では,プレイヤーは味方ユニットを配置して戦況を見守るだけでなく,戦国武将の「大殿」を直接操作して敵ユニットを蹴散らしつつ,敵の拠点へと積極的に攻め込んでいけるところが大きなポイントなのだ。
大殿はそれぞれ異なる効果を持つ「秘技」を使用できる。秘技使用時にはカットインによる演出も
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ゲームを開始すると,プレイヤーは
「武田信玄」「上杉謙信」「長宗我部元親」「毛利元就」「織田信長」の中から大殿を選ぶことになる。それぞれ体力/攻撃力/移動速度/武器/必殺技/秘技が異なるのでいきなり悩むかもしれないが,最初のステージをクリアすると,ここで選択しなかった大殿もアンロックされるので心配は無用だ。いずれは,後述する「軍備増強」にて仲間にし,実際に操作できるようになる。
6人めの大殿「伊達政宗」は,ステージをクリアしていくとのちのちアンロックされる
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「武将」はステージをクリアしていくと順次アンロックされる
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味方ユニットは,大殿のほかに「兵」と「武将」が存在する。兵はいわゆる通常ユニットで,「農民」「足軽」「弓足軽」などの種類があり,それぞれ体力や攻撃範囲が異なる。またステージをクリアしていくと「騎馬」「盾足軽」「くの一」など新たな兵が登場する。
これら兵は,時間の経過とともに溜まっていく「兵糧」を消費して呼び出すことができる。同じ種類の兵を複数呼び出すことももちろん可能だ。
一方,武将は
「塚原卜伝」や
「直江兼続」といった戦国時代の人物の名を冠した,強力な存在である。ただし,呼び出すのに兵よりも多くの兵糧を必要とし,かつ同じ武将を複数同時に呼び出すことができないので,どのタイミングで戦闘に投入するかが重要になるわけだ。
大殿のより小さいユニットが「兵」,大殿と同じサイズのユニットが「武将」だ
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シンプルなストラテジーゲームだが,プレイヤーの介在できる余地は多い
プレイヤーは戦闘中,時間の経過とともに溜まっていく兵糧を使って兵と武将を呼び出し,敵ユニットを倒しながら進軍していく。ステージ右端にある敵拠点の耐久力をゼロにすればステージクリア。逆に敵に侵攻され,ステージ左端にある味方拠点の耐久力がなくなるか,大殿の体力が尽きれば敗北となる。
画面下の「兵糧」およびユニットごとのゲージが必要量に達し,「出撃」マークが表示されると,そのユニットを呼び出せる
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大殿は,画面右側をタップすると前進,左側をタップすると後退し,敵ユニットが範囲内に入ると自動的に攻撃する。したがって大殿自ら先陣を切って戦線を押し上げることも可能だが,調子に乗って一人で突っ込んでいくと,敵から集中攻撃を受けて自滅するケースもある。味方ユニットと足並みを揃えるため,前進と後退を使い分けることがプレイの大きなポイントとなるだろう。
味方拠点の耐久力が50%以下になり,「援軍」ゲージが溜まっていると援軍を呼べる。多数の味方ユニットが救援に駆けつけるので,形勢逆転できるかも?
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プレイのもう一つの大きなポイントとなるのが
「軍備増強」だ。これは戦闘中やステージクリア時に入手できる「銅銭」を使って,新たなユニットを仲間にしたり強化したりする機能である。
正直なところ,本作はプレイで得られる銅銭の量が結構シビアで,アンロックされたユニットを次々と仲間にしていくと,強化に必要な資金が足りなくなってしまう。そこで序盤は,近接攻撃の足軽/槍足軽と,遠距離攻撃の弓足軽をメインにするといったように,自分のプレイスタイルに合わせて強化するユニットを絞り込んだほうがいいだろう。
アンロックされたユニットは,「軍備増強」で仲間にしたり,強化したりできる。基本的に,強いユニットほど多くの銅銭が必要だ。また仲間にしたあとは「自軍編成」でスロットに登録することを忘れないようにしよう
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また,ゲームを進めていくと
「卑弥呼」や
「中臣鎌足」など,敵のボスユニットと戦うステージが登場する。敵のボスは,大殿と同じく秘技を使って,味方ユニット全体を攻撃してきたり,敵ユニットのステータスを強化したりする厄介な存在だ。
とくにステージ10以降しばらくは,「大殿以外の味方ユニットを一定時間行動停止」する秘技を使うボスが頻繁に登場する。軍備増強が十分でないと,この秘技には結構苦しめられるかもしれない。
敵のボスユニットは,大殿と同じように秘技を使ってくる。ボスごとに秘技の効果が異なる
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ボスの「味方ユニットの動きを止める」秘技には,大殿の秘技で対抗すると比較的楽になる。とくに「敵の動きを止める」秘技を持つ毛利元就を使えば,互角に戦えるはずだ
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また,ストーリーの発端となった「茶器」は,種類ごとに「兵糧の上限値が上がる」「武将と兵の生産スピードが上がる」といったように,味方側の能力を底上げする力を持っている。茶器はそれぞれ5つの欠片に分かれており,各ステージをクリアすると一定確率で欠片の一つを入手可能だ。
欠片は一つ集めるごとに,その茶器の力が20%ずつ解放されていく。5つの欠片すべてを集めて茶器を完成させるには,同じステージに繰り返し挑戦する必要が出てくるかもしれないが,100%の力を発揮した茶器はプレイヤーの大きな助けとなるので,ぜひチャレンジしておきたい。
各ステージで「茶器の欠片」を入手できたかどうかは,リザルト画面で確認できる。序盤で入手できる茶器の効果は有用なので,ぜひコンプリートしておきたい
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本作の魅力は,絶妙なバランスに仕上がっている戦闘とマネジメントの駆け引き
さて実際に「戦国ディフェンス」を遊んでみると,グラフィックスから受けるのほほんとした印象とは裏腹に,いくつもの駆け引きがプレイのキモになっていることが分かるだろう。たとえば大殿を操作できるからといって,無闇に前進させればすぐに倒されてしまうし,強い武将だけを呼び出していたのでは,数の差で敵に圧倒されてしまう。また新しいユニットがアンロックされたら,その能力を実戦ですぐに試したくなるが,それでは軍備の強化がままならなず,次のステージをクリアできなくなるかもしれない。
このように本作では,戦略/戦術の両面で,プレイヤーが何を優先すべきかを考えないと,思うように勝ち進めない仕組みとなっているのだ。
戦闘中,敵を倒した際に「団子(回復アイテム)」「銅銭」「米俵(兵糧)」がドロップすることがある。これらは大殿のみ拾うことが可能なので積極的に入手しておきたいが,考えなしに拾おうとすると敵から集中攻撃を受けることも。こういった場面でもある種の駆け引きが必要になるわけだ
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シンプルなルールと手軽な操作性のおかげで,誰でもサクサクとプレイできる一方で,本格ストラテジーの要素もしっかり盛り込まれている戦国ディフェンス。遊べるステージは,今のところ弥生時代〜室町時代までとなっているが,トランスコスモスによると,
今後のステージアップデートで新たな時代を追加する予定があるとのこと。本稿を読んで興味を持った人はそのあたりにも注目しつつ,見た目からは想像できない(?)歯応えのあるバトルをぜひ体験してみてほしい。