データ分析を専門に行うSensor Towerによると,2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している(
※4Gamer関連記事 )。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本において,現在最も売れているタイトルを始めとした,さまざまなデータを毎週お届けするのが,本連載
「スマホゲームのセルラン分析」 である。
スマホ向けゲームのセールスランキング
(2022年8月18日〜8月24日)
順位
前週
タイトル
収益の前週比
DL数の前週比
1
1
Fate/Grand Order
-35%
-14%
2
5
モンスターストライク
116%
166%
3
6
ウマ娘 プリティーダービー
55%
18%
4
2
パズル&ドラゴンズ
-42%
43%
5
4
Tower of Fantasy(幻塔)
-30%
-66%
6
14
ドラゴンクエストウォーク
6%
-14%
7
10
ONE PIECE バウンティラッシュ
1%
-6%
8
8
パズル&サバイバル
-15%
-9%
9
11
Pokémon GO
0%
-25%
10
13
放置少女
-14%
-6%
11
15
原神
-10%
-10%
12
19
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
25%
-31%
13
3
プロ野球スピリッツA
-57%
-21%
14
18
アークナイツ
19%
-22%
15
23
Lineage W
41%
71%
16
24
ドラゴンクエストタクト
32%
-30%
17
32
グランブルーファンタジー
98%
-41%
18
9
ヘブンバーンズレッド
-48%
-46%
19
25
三國志 真戦
6%
-10%
20
77
実況パワフルプロ野球
336%
-6%
21
20
荒野行動
-24%
-23%
22
26
プリンセスコネクト!Re:Dive
2%
24%
23
22
LINE ポコポコ
-23%
-31%
24
7
鋼の錬金術師 MOBILE
-68%
-49%
25
16
ONE PIECE トレジャークルーズ
-62%
-19%
26
29
マフィア・シティ
-11%
-3%
27
31
Homescapes
-6%
-5%
28
103
アイドリッシュセブン
302%
65%
29
33
オリエント・アルカディア
1%
-29%
30
19
ドラゴンボールZ ドッカンバトル
56%
21%
31
28
ブルーアーカイブ
-27%
-13%
32
147
マギアレコード 魔法少女まどかマギカ外伝
397%
146%
33
49
星のドラゴンクエスト
34%
-16%
34
17
妖怪ウォッチ ぷにぷに
-70%
-40%
35
12
あんさんぶるスターズ!!Music
-75%
-9%
36
62
三國志 覇道
60%
-30%
37
36
日替わり内室
-21%
-11%
38
37
おねがい社長!
-13%
16%
39
35
新信長の野望
-24%
-16%
40
41
Age of Origins
-5%
5%
41
69
ロマンシング サガ リ・ユニバース
61%
-49%
42
21
LINE:ディズニー ツムツム
-65%
-26%
43
40
Toon Blast
-16%
-6%
44
48
Evony
-1%
-5%
45
34
Gardenscapes
-36%
1%
46
45
ロードモバイル
-12%
-26%
47
43
商人放浪記
-20%
-30%
48
46
Top War
-19%
-18%
49
59
ファイアーエムブレムヒーローズ
2%
169%
50
52
ライフアフター
-13%
-25%
※掲載データはSensor Towerから引用したものです。データの無断転載を禁じます
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも,PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません
1〜25位の収益グラフ。縦軸(収益)の数値は非公開
今週も1位は
「Fate/Grand Order」 (
iOS /
Android )である。しかしながら,その主な原動力となっている水着ガチャの勢いは,(さすがに)少し落ち着いてきているようだ。そして今週は,「
モンスターストライク 」と「
ウマ娘 プリティーダービー 」が収益の前週比でそれぞれ+116%,+55%と,大きな伸びを見せている。
期間中のモンストの主な動きを調べると,映画
「ONE PIECE FILM RED」 との
コラボイベント を8月20日に開始している。映画は公開から20日間で興行収入が100億円を突破するなど
非常に好調 だが,それらの人気キャラが登場するモンストのコラボイベントも,同様に好評を博しているようだ。収益だけでなくダウンロード数も前週比で+166%となっており,今回のコラボイベントをきっかけにモンストの新規プレイヤーが増えていることもうかがえる。
モンストは2013年に配信された,もはや老舗といえるアプリだが,いまもなおランキング上位の常連として滞在しているのは,こういった人気作品とのコラボイベントを確実に実施していることも大きいのだろう。
「モンスターストライク」の過去1か月間の収益グラフ
『ONE PIECE FILM RED』コラボCM【モンスト公式】
VIDEO
今週3位となったウマ娘は,8月24日に新育成シナリオ“
つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ ”を実装したほか,1.5周年記念のキャンペーンや,“
1日1回10連ガチャ無料キャンペーン ”などを一気に展開している。収益グラフを見ても8月24日に急激に伸びており,次のランキング集計時は,より上位に食い込む可能性もありそうだ。
「ウマ娘」の過去1か月間の収益グラフ
Sensor Towerのデータを眺めていて改めて気付いたのだが,本作は日本の競走馬を擬人化したゲーム内容でありながら,海外での人気も非常に高い。たとえば本作は,韓国では6月20日に配信されているが,それ以降のワールドワイドにおける収益総額のうち,
約24.9%が韓国 のものである。今回のグランドライブなどのアップデートや1.5周年記念のキャンペーンも,ゆくゆくは韓国語版のウマ娘でも展開されると思われるが,そのとき現地でどのように受け入れられるのかも気になるところ。
「ウマ娘」の6月20日以降における国別の収益比率グラフ。韓国(紺色)の割合に注目してほしい
参考までに,韓国市場における過去1か月間の収益ランキングを紹介しよう。1位から順に,「リネージュM」「リネージュW」「ウマ娘」 「ODIN」「リネージュ2M」「セブンナイツ レボリューション」「アラド戦記 モバイル」と続いている
【ウマ娘 プリティーダービー】CM「グランドライブ 想い、届け」篇
VIDEO