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HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
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印刷2015/04/07 10:00

テストレポート

HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた

総試用時間:3時間
短評(2)

ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition
メーカー:ZOTAC International
問い合わせ先:アスク お問い合わせページ
実勢価格:3万円弱〜3万5000円程度(※2015年4月3日現在)
画像集 No.002のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
 ZOTAC Internationalの「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(以下,ZOTAC GTX 960 AMP!)は,オリジナルクーラーを採用した「GeForce GTX 960」(以下,GTX 960)搭載グラフィックスカードだ。

 GPUのコアクロックは,ベース1266MHz,ブースト1329MHz。リファレンスクロックと比べると順に約12%,約13%引き上げられている。なお,メモリクロックは7010MHz相当で,リファレンス仕様と変わらない。

オーバークロックツールのFireStorm。デフォルト状態に加えて,「2D」「3D」「3D+」の3つのオーバークロックモードを有し,順にコアクロックが30MHz,50MHz,70MHz上昇する。3Dと3D+では,メモリクロックも70MHz相当引き上げが可能だ
画像集 No.008のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
 実際に「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(以下,新生FFXIVベンチ キャラ編)の実行中に,動作クロックを製品付属のオーバークロックツール「FireStorm」(Version 1.0.44.008)で確認してみたところ,最大で1404MHzまで上昇しているのを確認した。

基板長自体は174mm(※突起部含まず)と,非常に短いのだが,GPUクーラーが後方へ約30mmはみ出している。補助電源コネクタは6ピン×1とGTX 960搭載カードでは一般的なもの
画像集 No.003のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
 カード長が約203mmと,比較的コンパクトなサイズに収まっており扱いやすい点には好印象を受ける。
 カード上に装着されたGPUクーラーは,80mm角相当のファンを2基搭載した「ICE Storm」と呼ばれる独自のもの。GPU温度が59度以下,もしくは消費電力は13W以下になった場合は,ファンの回転を停止をさせる「FREEZE Technology」が有効になっている。

画像集 No.004のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
カード裏面には,「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」のイメージがプリントされたバックプレートを装備。製品には同ゲームの無料クーポンも付属している
画像集 No.007のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
ディスプレイ出力は,DisplayPort 1.2×3,HDMI 2.0(Type A)×1,Dual-Link DVI-D×1,Dual-Link DVI-I×1という構成。DVI出力が2つ用意されている点は,エントリー層のユーザーの利用も意識してのことだろう

 GPUクーラーの取り外しはメーカー保証外の行為となるが,特別に取り外してみると,ICE Stormクーラーは,GPUの熱を受ける銅板から,2本のヒートパイプによって,ヒートスプレッダまで運ばれる仕様になっているのが分かる。

画像集 No.005のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
ICE Stormクーラーを取り外したところ。電源部は3+1フェーズと大人しめながら,GPUの電源供給をリアルタイムにモニタリングし最適化をできる機能「Power+」が組み合わせられているという
画像集 No.006のサムネイル画像 / HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
メモリチップはSamsung Electronics製「K4G41325FC-HC28」(7.0bps品)。GTX 960搭載カードでは一般的なGDDR5メモリチップだ。なお,メモリクロックは7010MHz相当なので,仕様上はオーバークロックするだけのマージンがない

 さて,肝心のGPUクーラーの動作音は以下に掲載したサウンドファイルを聞いてもらうと分かるとおり,かなり静かだ。ただ,急激に消費電力が変化したためだと思われるが,一瞬だけファンが全開で回転している。とはいえ,ほんの一瞬なので,これをうるさいと感じる人はそうそういないだろう。
 動作クロックと静音性の高さは,なかなか魅力的といえそうだ。

●ZOTAC GTX 960 AMP!の動作音
サウンドファイルを再生する
カードに正対して30cm離れた場所にマイクを設置して,アイドル状態で1分間放置してから新生FFXIVベンチ キャラ編を実行したときのファンの動作音を録音したものだ。ベンチマークを実行すると,すぐにファンが回りだしている

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ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition 製品情報


  • 関連タイトル:

    GeForce GTX 900

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