［GDC 2015］初のSteamVR対応ソフト「Job Simulator」が発表に。公式サイトで公開されたティザームービーを掲載

　マサチューセッツ州ボストン市を拠点とするOwlchemy Labsは，仮想現実（以下，VR）対応シミュレーション「Job Simulator」のティザームービーを，Game Developers Conference 2015の開催に合わせて公式サイトで公開した。本作は，ValveのVRシステム「SteamVR」対応ソフト第一弾ということになる。



　Job Simulatorの舞台は，仕事の全自動化とともに人間達が怠け者になってしまったという2050年の世界。そんななかで，古代の祖先と歴史を忘れてはならないということから，「仕事」とは何かを人間に教える「Job Bot」が誕生する。プレイヤーは，Job Botの厳しい指導を受けながらレストランを切り盛りし，お客さんに料理を作ったり，飲み物を提供したりしていくというものになるようだ。

　……と，紹介してみたが，ひたすらケチャップ（らしきもの）を振りかけるティザームービーを見ていると，「ゲーム画面上のオブジェクトをうまく掴めない」系，もっといえば，「サージョン シミュレーター」や「Octodad」風の“お笑い物理シミュレータ”になりそうな雰囲気もある。台湾HTCが2015年末のリリースを発表したばかりの，SteamVR対応のVR対応型ヘッドマウントディスプレイ（以下，VR HMD）「Vive」を使えば，しっちゃかめっちゃかな仕事っぷりを体験できるようになるのではないだろうか。


　ちなみにOwlchemy Labsは，Oculus VRが開発中のVR HMD「Rift」の開発者向けキット「DK1」において，テクノロジーデモとなるミニゲーム「Aaaa! for the Awesome」を手掛けたメーカーでもある。そのため，“VRゲーム業界”では，かなり経験値の高い開発チームであるのは間違いない。
　今後もさまざまなSteamVR対応ゲームが発表されていくはずだが，そのインパクトの高さでも，このJob Simulatorは注目したい作品だ。

「Job Simulator」公式サイト

GDC公式Webサイト

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