GeIL(Golden Emperor Int’l Ltd.)のゲーマー向け製品ブランド「EpicGear」から独立した企業のGol
den
Point
Te
ch
no
lo
gyが,一風変わったビジネス「
EG Infinity」をスタートさせた。EG
In
fi
ni
tyでは,エンドユーザー向けにゲーマー向け製品をリリースするのではなく,ネットカフェ事業者やイベンター向けに什器セットを販売するのだそうだ。
EG Infinityが用意するのは,「
Collection」(コレクション)という名のモジュール群。ネットカフェやイベントのブースをゲーム風に彩るモジュールを複数用意することで,事業者の立ち上げ利便性向上を図るという。
Epic Gearでセールスマネージャーを務める
Danny Chiu(ダニー・チウ)氏いわく,たとえば1からネットカフェをeスポーツカフェとして立ち上げようとすると,デザインから什器の選定,実際のインストール含めて3か月はかかるところが,EG Infinityであれば,中国の工場から什器を運ぶ日数を含めても2週間,実店舗での最終セッティングは3日程度で事業を開始できるとのことだ。
装飾にかかる時間もコストも大幅に削減できるというのがEG Infinityの強みだそうだ
![画像集 No.004のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/004.jpg) |
あるいは展示会や大型の商業施設をめぐるようなキャラバン的な用途でも,使い捨てではなく再利用できるため,展開コストを大きく引き下げられるとChiu氏はアピールしていた。
Nangang Exhibition CenterのEpicGearブース。Odyssey Collectionで装飾してあった。要はブース全体がEG Inifinityのイベント展開例というわけだ
![画像集 No.005のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/005.jpg) |
EG Infinityで用意しているモジュールは机や椅子,周辺機器,そして壁面を彩るもので,EpicGearの用意している「フルプラン」では,席数やイベントスペースの規模など,事業者の希望に応じて適切なモジュールを提供できるようになっているのとのこと。EG Infinityの立ち上げ時点で用意できているCollectionは宇宙船をイメージした「
Odyssey」で,EpicGearのブースを彩っていたのもこのOdysseyモジュール群となっている。
Odyssey Collectionの概要説明。事業者はOdyssey Collectionから装飾対象に必要なモジュールを選び,店舗のコンセプトに合わせてモジュールの色を変えたりLEDやステッカーを追加したりしながら最終的な店作りを行っていくことになる
![画像集 No.006のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/006.jpg) |
同じレイアウトのネットカフェでも色を変えると印象はずいぶん変わるという例。なおEpicGearやEGのロゴはもちろん事業者が任意に変更できる
![画像集 No.007のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/007.jpg) |
![画像集 No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/008.jpg) |
実際にどんなモジュールがあるのかはブースの中を見てもらったほうが早いだろうということで,以下,写真でお伝えしてみたい。
![画像集 No.009のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/009.jpg) 4枚のモジュールで囲んだ中央に液晶ディスプレイを配置し,その下にはLEDバー付きのモジュールを2枚並べた例。壁面のイメージだ |
![画像集 No.010のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/010.jpg) 同じようなレイアウトだが,凹みのところに液晶ディスプレイを設置せず,アイテムの展示などに使うこともできる |
ネットカフェで実際に来客が使うことになる「Gaming Desk」モジュール。ゲームPCを“魅せる”レイアウトは,故障時のメンテナンスしやすさにもつながっているそうだ
![画像集 No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/011.jpg) |
![画像集 No.012のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/012.jpg) |
Gaming Deskを逆側から(左)。こうして見ると確かにネットカフェっぽい。右はGaming Deskを並べた端を装飾するモジュールだ
![画像集 No.013のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/013.jpg) |
![画像集 No.014のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/014.jpg) |
「Screen」モジュール(左)。ブースではEpicGearのロゴ入り幕が張ってあったが,ここにスクリーンを張れば,フロントもしくはリアプロジェクションで映像を流すこともできるという。右はブースの“2階”部分を装飾するシンプルなモジュール
![画像集 No.015のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/015.jpg) |
![画像集 No.016のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/016.jpg) |
モジュール上に貼ってあるこういうステッカーはカスタマイズできるそうだ(左)。右はドアモジュール……かと思ったらそうではなかった。こういったドア部のステッカーなどは事業者側で用意する必要があり,フルプランではEpicGearと相談できるとのこと
![画像集 No.017のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/017.jpg) |
![画像集 No.018のサムネイル画像 / [COMPUTEX]「eスポーツカフェ組み立てキット,売ります」。ゲームデバイスのEpicGearが一風変わったビジネスの開始を宣言](/games/310/G031012/20180609002/TN/018.jpg) |
Chiu氏によると,第2弾第3弾のCollectionも検討しているとのことだったので,それこそ廃工場とか,FPSやTPSでありがちなテーマをモチーフにしたCol
lec
tionsが出てくるかもしれない。
なおGolden Point Technologyでは現在,日本でEG Infinityを展開してくれるeスポーツカフェを募集中だそうだ。我こそはという業界関係者は,Golden Point Technologyに連絡を取ってみてはどうだろうか。