Larian Studiosの最新アクションRPG「Divinity: Original Sin 2」がついにリリース

　ベルギーに拠点を置くデベロッパ，Larian StudiosのアクションRPG「Divinity: Original Sin 2」が北米時間の2017年9月14日，ついにリリースされた。

「Divinity: Original Sin 2」公式サイト

　2002年に発売された「Divine Divinity」と，その世界観を使って2014年にリリースされた「Divinity: Original Sin」に続く，シリーズ最新作となる本作。2015年8月に行われたKickstarterのクラウドファンディングでは，目標額の50万ドルをわずか12時間でクリアし（関連記事），最終的には4万人を超えるバッカーから200万ドルに達する開発費の調達に成功した。それ以降は，アーリーアクセス版を通してバッカーとのコミュニケーションを密に行うことで，開発段階で熱狂的なコミュニティが育成されるなど，独自のアプローチで制作が進められてきた。


　本作は，神々が死んだ前作の数百年後が舞台になり，魔法の使い手であるソーサラー達が，司教アレクサンダーによって犯罪者として排斥されている時代が描かれる。主人公は，ソーサラー達を逮捕する「ソースハンター」の仕事をしていたが，クリーチャーが召喚できるという危険な能力Voidwokenを身につけたことで追われる立場になったという人物だ。逃避行の途中，さまざまな仲間と出会い，司教の暗殺に向けて活動していくことになるという。

　シリーズでおなじみの勢力であるアンデッドや，赤いプリンスと呼ばれるリザード種族でもプレイ可能で，さらに，コンパニオンとなる3人のキャラクターのスキルをうまく連携させることでコンボ技を繰り出すことができるなど，プレイやカスタマイズの幅が従来作以上に広がっている。
　最大4人のプレイヤーでフレンドリーファイアありのCo-opを楽しんだり，ミッションエディタでクエストを自作したりすることも可能だ。

　リリースの際，Larian Studiosが本拠を置く都市ゲントで大規模な停電が発生し，Steamを運営するValveにファイナル版のデータを送信できなくなったとのことだが，Steamの公式プロダクトページを見る限り無事にリリースされた模様だ。現在のところ日本語化の予定はないが，じっくり遊べるRPGを探しているゲーマーなら，チェックしておこう。