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東プレ,16年ぶりのREALFORCE第2世代モデルを発表。アクチュエーションポイント変更機能対応モデルや静音モデルなど,バラエティに富む
気になるラインナップは以下のとおり。すべてフルキー仕様の日本語配列モデルだが,現在東プレは英語配列モデルやMac配列モデル,10キーレスモデル,そして無線接続モデルも準備中とのことである。
REALFORCE R2-JPV-IV
- キー配列:日本語108
- 本体色:アイボリー
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回)
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:30g/45g/55g変荷重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:非対応
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:1万9800円(税込2万1384円)
- 発売予定時期:2017年10月6日
REALFORCE R2-JP4-BK
- キー配列:日本語108
- 本体色:ブラック
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回)
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:45g固定荷重
- 昇華印刷キートップ:非採用
- APC:非対応
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:1万9800円(税込2万1384円)
- 発売予定時期:2017年10月6日
REALFORCE S R2S-JPV-IV
- キー配列:日本語108
- 本体色:アイボリー
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回),静音型
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:30g/45g/55g変荷重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:非対応
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万1300円(税込2万3004円)
- 発売予定時期:2017年11月上旬
REALFORCE S R2S-JP4-BK
- キー配列:日本語108
- 本体色:ブラック
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回),静音型
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:45g固定荷重
- 昇華印刷キートップ:非採用
- APC:非対応
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万1300円(税込2万3004円)
- 発売予定時期:2017年11月上旬
REALFORCE A R2A-JPV-IV
- キー配列:日本語108+4
- 本体色:アイボリー
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回)
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:30g/45g/55g変荷重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:対応(2mm/3mm厚の一体型キースペーサー付属)
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万2800円(税込2万4624円)
- 発売予定時期:2017年12月上旬
REALFORCE A R2A-JP4-BK
- キー配列:日本語108+4
- 本体色:ブラック
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回)
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:45g固定荷重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:対応(2mm/3mm厚の一体型キースペーサー付属)
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万2800円(税込2万4624円)
- 発売予定時期:2017年12月上旬
REALFORCE SA R2SA-JP3-IV
- キー配列:日本語108+4
- 本体色:アイボリー
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回),静音型
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:30g固定加重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:対応(2mm/3mm厚の一体型キースペーサー付属)
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万4800円(税込2万6784円)
- 発売予定時期:2017年12月上旬
REALFORCE SA R2SA-JP3-BK
- キー配列:日本語108
- 本体色:ブラック
- キースイッチ:静電容量式(スイッチ寿命5000万回),静音型
- ロールオーバー数/同時押し対応数:Nキー/7キー
- キー押下特性:30g固定加重
- 昇華印刷キートップ:採用
- APC:対応(2mm/3mm厚の一体型キースペーサー付属)
- 公称本体サイズ:455(W)
× 142(D) × 30(H)mm-公称重量:1.4kg - 価格:2万4800円(税込2万6784円)
- 発売予定時期:2017年12月上旬
ちなみにREALFORCE R2シリーズの455(W)
これはREALFORCE RGBで先行採用となっていた機能で,簡単に言うと,キーを押下していったときにスイッチが入る深さ,いわゆるアクチュエーションポイントを1.5mmと2.2mm,3mmの3段階で切り換えられる機能である。
一体型キースペーサーはスポンジ製シートのようなもので,付属のリムーバーを使ってメインキー部のキーキャップを外したうえで下に敷くと,その分だけ,キーストロークを物理的に短くできるというものだ。その分ソフトな底打ちになるので,底打ちが続いて指を痛める可能性を低減する効果も期待できる。
もう1つは,製品型番で「R2」の後ろに「S」が来る2機種で,静音型の静電容量スイッチを採用したことだ。紫色の軸を採用する静音スイッチは,純然たる新製品ではなく,これまでも数量限定モデルとして登場したことはあるが,レギュラー製品として登場してするのは今回が初めてとなる。
なお,打鍵音は通常の静電容量スイッチ比で70%になっているとのことで,試してみたところ,耳で聞いて分かるレベルの静音化を実現できていた。
大きな特徴,最後は,製品型番で1つめのハイフンの後ろが「JP3」となっている2モデルで,キースイッチの荷重が30g固定となっていることだ。30g固定荷重のスイッチは,REALFORCE使いのゲーマーや,いわゆる「文字書き」を職業としている人達からの支持が高かったにもかかわらず,これまでは数量限定モデルのいくつかで採用されるに留まっていた。それゆえ“30g難民”も出ていたくらいだったのだが,今回,最上位モデルだけとはいえ,30g固定荷重キースイッチ採用製品がレギュラー化したのは大きい。
なお,30g固定荷重なのはREALFORCE SAのみで,残る3機種はアイボリーモデルがキーによって30g,45g,55gと荷重の異なる変荷重式,ブラックモデルが45g固定荷重となっている。この点はやや分かりにくいので要注意だ。
細かなアップデートも入っているREALFORCE R2
4機種に共通で,かつ細かいながらも重要なアップデートもまとめておこう。
これもREALFORCE RGBの仕様を踏襲したポイントといえそうだ。
また,これまで2か所の小さなラバーに滑り止めを頼っていた底面では,4か所に大きめのラバーを貼り,さらにチルトスタンドの先端にもラバーを貼る仕様へとあらためられた。
さらにケーブルマネジメントの溝も,従来の左右だけでなく,中央から引き出せるようになったりもしている。
いましれっと[Fn]キーの話をしたが,[Fn]キーを全製品で搭載するのもREALFORCE R2が持つ特徴の1つだ。[Fn]+[F11]キーで[Ctrl]キーと[Caps Lock]キーの位置を入れ替えたり,[Fn]+[F12]キーで[Windows]キーと[半角/全角]キーの無効/有効切り替えを行ったりできる。後者はとくに,ゲームでREALFORCEを使いたいと思っている人にとって朗報だろう。
キーの耐久性が公称3000万回から公称5000万回に強化されている点と,キーキャップの素材にPBT(Polybutylene Terephthalate)樹脂を採用したこともREALFORCE R2の新機軸となる。
PBT樹脂は摩耗や熱に強く,耐候性も高い樹脂だそうで,キーキャップの耐久性が大幅に上がっているそうだ。また,下位2機種のブラックモデルを除いて昇華印刷キートップを採用しており,「印字は半永久的に消えない」(東プレ)レベルの耐摩耗性を実現できているという。
というわけで,REALFORCE R2シリーズの概要をまとめてみた。基本的にはREALFORCE RGBをベースとしながら極端なゲーマー向け要素を抑えつつ,REALFORCEユーザーが求めていた要素を追加したものとまとめていいだろう。21日に開幕する東京ゲームショウの東プレブースでは実機をチェックできるとのことなので,興味のある読者は,会場でチェックしてみてほしい。
ちなみに,16年間守り続けてきたデザインを変えた最大の理由は,実のところ第1世代モデルの金型が寿命を迎えつつあるからなのだそうだ。よく知られているとおり,新しい金型を起こすためにはそれなりのコストがかかるわけで,REALFORCE RGBの導入に合わせて,同じデザインを採用して一新しようということになったというのが,割と正解に近いのかもしれない。
東プレのキーボード製品一覧ページ
REALFORCE RGB公式Webサイト
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REALFORCE
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