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プレイレポート
[TGS 2016]「龍が如く6 命の詩。」のプレイレポート。尾道仁涯町と神室町,2つの舞台を堪能してきた
![]() セガゲームスブースの「龍が如く6」コーナー。巨大な看板が目を引く |
![]() キャバ嬢役に抜擢された出演者の女性陣がブース前を華やかに彩っていた |
セガゲームスブースの「龍が如く6」コーナーでは,シアターでの映像視聴からゲームの試遊という流れで,一連の体験ができるようになっている。シアターで流れる映像は約23分にも及ぶだけでなく,密度の濃い内容で,これまでに発表された本作のあらゆる情報がまとめられたものだ。
ストーリーのカギを握っていると思われる赤ん坊「ハルト」の存在や,全てがシームレスにつながるゲームシステム,それを実現するために開発された「ドラゴンエンジン」,山下達郎さんの楽曲提供(関連記事),自分の組を作って育生する「クランクリエイター」とそれに出演する新日本プロレスの選手達(関連記事)など,このTGS 2016で明らかにされた最新情報もこの映像に集約されている。
![]() ビジネスデイでも2時間待ちという盛況ぶり |
続く試遊スペースには,シアター入場者全員分にあたる32の試遊台が用意されている。入場は入れ替え制で,シアターの映像と同じ約23分間プレイ可能だ。出展されているのはTGSバージョンで,初登場となる広島の尾道仁涯町と,おなじみ東京の神室町という2つの舞台から1つを選んで,そこでの体験を楽しめる。
![]() 尾道 |
![]() 神室町 |
尾道仁涯町での桐生はなんと片手にハルトを抱えていて,彼の父親を探すというストーリーが展開する。歩く人々の数は決して少なくないものの,なんとなく寂しさが感じられるといった雰囲気だ。シリーズ作品では,舞台が地方であっても,そのほとんどが繁華街だったので,これはある意味新鮮な体験だった。
また,「尾道三部作」と呼ばれる大林宣彦監督の映画作品を知っている人なら,それとはまた違った感情も湧き起こってくるだろう。筆者も製品版でもっとじっくりと歩き回ってみたいと思った。
ゲームを進めると清美や南雲が登場。よそ者の桐生と地元のヤクザである南雲との間に起こった一悶着がボス戦的なバトルへと展開し,彼に勝利することで試遊台でのプレイは終了となる。
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ここで体験できるものとしてインパクトがあるのは,やはりバトルパートだ。ヤクザやチンピラなど,桐生に敵意を持つ者たちの存在がマップに表示され,近寄ることでバトルが発生する。
これまでのシリーズ作品と明らかに違うのは,バトルパートに入っても,桐生達の周りに人垣による壁ができないということ。桐生も敵もファイティングポーズをとって戦闘体勢に入りつつも,周りに人垣ができないので,自身が有利な場所へ移動したり,その場所を広く使って戦ったり,バトルから逃げたりもできる。もちろん逃げた場合も,敵は桐生を見失うまで追いかけてくるので,その場合「どう逃げるか」ということも考える必要があるだろう。
また,本作のバトルには「アルティメットヒートモード」というシステムが追加されている。ゲージが溜まった状態で[R2]ボタンを押すと発動するもので,このときは桐生の体が青く輝き,攻撃に特化したブースト状態になる。敵の攻撃をくらってもひるまないという,短時間の「桐生無双」状態であり,このときはバトルの爽快感が一気に上がった。
このように本作ではバトルシステムの至るところが大幅に進化しているので,より奥深い駆け引きを楽しめるのは間違いないだろう。
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とにかく自由に楽しめる神室町は,このTGSバージョンだけでも相当のボリュームがあり,試遊時間の23分では到底遊びきれるものではなかった。筆者が操作した桐生は,突如道ばたに現れたロボット掃除機を追いかけ回したかと思うと,裏通りで発生した暴力事件に関するSNSの書き込みを受信し,その解決に向かう途中で見つけたキャバクラに飛び込んで,ひかるちゃんを指名(TGSバージョンでは彼女しか選べない模様)したところで制限時間が終了となったわけだが,9月17日,18日の一般公開日にプレイして,筆者とまったく同じ体験をする人はほとんどいないだろう。ぜひ,自分だけの神室町を体験してほしい。
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なお,ここまで説明してきた通り,セガゲームスブースでの本作の体験は,シアターと試遊で1回につき約46分かかる計算だ。非常にボリューミーな体験ができるぶん,待ち時間も長くなるだろう。試遊だけでもいいという人は,ソニー・インタラクティブエンタテインメントブースにも本作が出展されているので(関連記事),そちらに行ってみるのもいいかもしれない。
また,5ホールの「Smartphone Special Area」にあるXperiaコーナーでは,XperiaとPS4のリモートプレイ機能を使って本作をプレイするデモを行っている。興味があればそちらにも足を運んでみよう。
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「龍が如く6 命の詩。」公式サイト
セガゲームスの東京ゲームショウ2016特設サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
- 関連タイトル:
龍が如く6 命の詩。
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(C)SEGA