［G-Star 2015］UE4ベースのスマホ向けアクションRPG「HEROES GENESIS」の詳細が明らかに

　G-Star 2015会場のB2Bエリアにある，韓国のデベロッパSTUDIO G9のブースでは，開発中のスマートフォン向け新作アクションRPG「HEROES GENESIS」（iOS / Android）のムービーが流されていた。


　こちらの記事でもお伝えしたように，本作はUnreal Engine 4をベースに開発されており，美しいグラフィックスで描かれたキャラクターを操作してのバトルが楽しめる作品だ。本稿では，ブースにいた開発者グ・ジェウォン氏から得られた新たな情報をお届けしよう。


　本作では，16人の英雄キャラクターから3人を選んで「分隊」を編成し，1人をプレイヤー（もしくはAI）が，もう2人をAIが制御して戦う。デッキにキャラクターを設定するようなものだ。16種類すべてのキャラクターを育成できるようになっており，分隊のメンバーは準備画面でいつでも入れ替え可能。ちなみに戦闘中は，メンバーのアイコンをタッチすることで，操作キャラを変更できる。

　また，分隊の編成画面では，巨大兵器との戦闘で勝つと入手できる「英雄兵器」の設定も行う。英雄兵器は，戦闘中にエネルギーを集めるとプレイヤーが搭乗可能になり，強力な攻撃を繰り出せるというものだ。この兵器もプレイヤーキャラクターと同様に育成し，等級を上げることでより強力になるという。


　英雄キャラクターの成長要素は，レベルアップやスキルの強化がある。レベルは戦いで上がるのだが，スキルはゲーム中に得た「ゴールド」を使って強化していく。
　また，それぞれのキャラクターに最大6つの「ルーンのかけら」というアイテムを付けることでも強化が可能だという。「かけら」というだけあって，これは1つの絵柄が分かれたものとなっており，この絵柄が完成する組み合わせにすると，セット効果が発動する。

　実は，本作のキャラクターには武器や防具といった装備品はなく，このルーンを集めてキャラクターを強化していくことになる。ただし，ルーンには装着に必要なレベルが設定されているとのことだ。


　ゲームモードは，約200種類のステージが用意される「アドベンチャー」や，ほかのプレイヤーの英雄と戦う「PvP」，100階にもおよぶ塔を登りながらアイテムなどの報酬を集める「試練の塔」，そして英雄達を派遣する「討伐」といったものが用意されている。

　「「討伐」では，バトルに使用していない英雄キャラクターを向かわせると，一定時間後に報酬や経験値を得て戻ってくる。未使用キャラの育成にも使えるので，できるだけ派遣しておきたいところだ。

　また，PvPは現状，非同期型になっており，ほかプレイヤーのデータ（AI）と戦うことになるという。マッチングするのは，現時点の自キャラよりも少し強い相手になるとのことで，AI同士で戦わせた場合は，実力通りの結果になるのかもしれない。なお，同期型の対戦機能も予定しているとのことだ。


　さて，本作もスマートフォン向けのタイトルということで，例に漏れずスタミナに相当する要素があるようだ。本作では，アドベンチャーや試練の塔を遊ぶために使用する「カギ」，そしてPvPで使用する「剣」（のように見えた）が用意されており，これらを消費してコンテンツを遊ぶようになっている。現状は5分に1つのペースで自然回復していくとのことだ。こうしたカギや成長に必要なゴールドはリアルマネーで購入できるので，早く成長させたいという人は利用することになるだろう。

　気になるスケジュールは当初の予定よりも若干遅れており，韓国でのサービス開始は2016年第1四半期，海外展開は同年秋以降になりそうとのことだった。

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