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Lenovo,世界初の2560×1600ドット・240Hz表示液晶搭載ゲームノートPC「Legion 5i Pro」などを発表
Legion 5i Pro/5 Pro
ゲーマー向けノートPC「Legion 5 Pro」および「Legion 5i Pro」の2022年モデルは,同社が世界初と称する解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10,最大リフレッシュレート240Hzの16インチ液晶パネルや,消費電力(Total Graphics Power)165Wの新しいノートPC向けGeForce RTX 30シリーズを備えるのが特徴だ。
搭載するIPS方式液晶パネルは,NVIDIA独自のディスプレイ同期技術「G-SYNC」に対応するのに加えて,応答速度は最大3ms,表示可能な色域はsRGBカバー率で100%といったスペックを備える。さらに,ディスプレイ規格の標準化団体であるVESAの「DisplayHDR 400」認証を取得しており,最大輝度は500nits。Dolby Laboratoriesが定めたHDR関連規格「Dolby Vision」にも対応して,ゲーム以外のエンターテイメントコンテンツも存分に楽しめるとしている。
AMD,またはIntelの最新CPUを採用しており,メインメモリにはDDR5-4800を搭載する。内蔵ストレージは,最大で容量1TBのPCI Express(以下,PCIe) 4.0対応のSSDを選択可能だ。内蔵する無線LAN機能は,Wi-Fi 6Eに対応しており,従来製品からアンテナ配置を改善したという。
AMDモデルとIntelモデルの違いは,搭載CPUのほかに,Intelモデルが高速インタフェース規格「Thunderbolt 4」に対応しているのに対して,AMDモデルはThunderbolt非対応という違いがある。
本体カラーは,Storm GreyとCloud Greyという2色のカラーバリエーションを用意している。
Legion 5i Pro(Intelモデル,Storm Grey) |
Legion 5 Pro(AMDモデル,Cloud Grey) |
Intel製CPUを搭載するLegion 5i Proは,北米市場では2022年2月から出荷開始の予定だ。最小構成での北米市場向け価格は1569.99ドルから。AMDのRyzenプロセッサを搭載するLegion 5 Proは,2022年4月から出荷開始の予定で,最小構成での北米市場向け価格は1429.99ドルからとなっている。
●Legion 5i Pro(Intel モデル)の主な仕様
- CPU:Core i9-12900H,Core i7-12700H
- メインメモリ:DDR5-4800 最大32GB
- グラフィックス:ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(GDDR6 8GB,TGP 165W)
- ストレージ:SSD 最大1TB(PCIe 4.0 x4接続)
- 液晶パネル:16インチIPS液晶,解像度2560×1600ドット,最大リフレッシュレート240Hz,G-SYNC対応
- 無線LAN:Wi-Fi 6E
- Bluetooth:5.1または5.2
- インタフェース:Thunderbolt 4×1,USB 3.2 Gen 2 Type-C×2,HDMI 2.1×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×3,RJ45(有線LAN)×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1など
- スピーカー:ステレオ(2W+2W)
- バッテリー:容量 80Whr
- 電源:ACアダプター(定格出力230W)
- 公称本体重量:約2.49kg
- OS:Windows 11 Pro,Windows 11 Home
Legion 5i/5
同時にLenovoは,15インチモデルの「Legion 5i」および「Legion 5」の2022年モデルも発表した。
こちらには,最高でi7-12700Hを搭載するIntelモデルと,ノートPC向けRyzen 6000シリーズを搭載するAMDモデルがある。搭載GPUは,Legion 5i Pro/5 ProがTGP 165WクラスのGeForce RTX 30シリーズであるのに対して,Legion 5i/5の搭載するGeForce RTX 30シリーズは,TGPが125Wクラスというのが主な違いだ。
なお,搭載液晶パネルは解像度2560×1440ドットで,最大リフレッシュレート165Hz,最大輝度300nitsというスペックを有する。
Legion 5i(Intelモデル,Storm Grey) |
Legion 5(AMDモデル,Cloud Grey) |
Intel製CPUモデルのLegion 5iは,2022年2月から出荷開始の予定で,最小構成での北米市場向け価格は1199.99ドルから。Ryzen搭載のLegion 5は,2022年4月から出荷開始の予定で,最小構成での北米市場向け価格は1129.99ドルからだ。
●Legion 5i(Intel モデル)の主な仕様
- CPU:Core i7-12700H
- メインメモリ:DDR5-4800 最大32GB
- グラフィックス:ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(GDDR6 8GB,TGP 125W)
- ストレージ:SSD 最大1TB(PCIe 4.0 x4接続)
- 液晶パネル:15インチIPS液晶,解像度2560×1440ドット,最大リフレッシュレート240Hz,G-SYNC対応
- 無線LAN:Wi-Fi 6E
- Bluetooth:5.1または5.2
- インタフェース:Thunderbolt 4×1,USB 3.2 Gen 2 Type-C×2,HDMI 2.1×1,USB 3.2 Gen 1 Type-A×3,RJ45(有線LAN)×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1など
- スピーカー:ステレオ(2W+2W)
- バッテリー:容量 60Whr
- 電源:ACアダプター(定格出力230W)
- 公称本体重量:約2.4kg
- OS:Windows 11 Pro,Windows 11 Home
ゲーマー向けディスプレイとマウス
ゲーマー向けディスプレイでは,垂直最大リフレッシュレート240Hzに対応する「Legion Y25-30」が発表された。24インチサイズで解像度1920×1080ドット,応答速度1msのIPS液晶パネルを搭載しており,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」や,DisplayHDR 400の認証を取得している。
それに加えて,エントリー市場向け液晶ディスプレイとして,27インチサイズの「Lenovo G27qe-20」と,24インチサイズの「Lenovo G24qe-20」が発表された。どちらも垂直最大リフレッシュレートは最大110Hzで,FreeSync Premiumに対応する。
Lenovo G27qe-20 |
Lenovo G24qe-20 |
ゲーマー向けマウスの新製品では,ワイヤレス&ワイヤードタイプの「Legion M600s Wireless Mouse」(以下,Legion M600s)と,ワイヤードのみの「Legion M300s RGB Mouse」(以下,Legion M300s)が発表となった。
Legion M600s |
Legion M300s |
Legion M600sは,75gという軽さが特徴で,独自方式の2.4GHzワイヤレス接続と,Bluetooth接続の2方式にも対応する。搭載センサーはPixArt Imaging製の光学センサー「PixArt 3370」だ。
LenovoのLegion公式Webサイト(英語)
- 関連タイトル:
Legion,ideacentre Y,ideapad Y
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