カプコンは本日(2017年2月10日),千葉・幕張メッセで開催中のイベント
「ジャパン アミューズメント エキスポ2017」 (以下,JAEPO2017)において,開発中のアーケード向けオンライン協力アクション
「進撃の巨人 TEAM BATTLE」 が2017年夏に稼働を開始する予定であることを発表した。
「JAEPO2016」 で正式発表が行われた「進撃の巨人 TEAM BATTLE」だが(
関連記事 ),今回は,待望のプレイアブル出展となった。2017年1月末から2月初頭にかけて,東京と大阪でロケテストが行われているものの,これだけ多くの人の目に触れる機会は初めてのことであり,会場の注目度も高かったようだ。
というわけで,本稿では,カプコンブースで行われたステージイベントの模様を紹介しよう。
[JAEPO2017]「進撃の巨人 TEAM BATTLE」直撮りプレイムービー
VIDEO
プロデューサー今沢健弘氏(右) と,ディレクターの河野禎則氏(左)
ステージではプロデューサーの
今沢健弘氏 とディレクターの
河野禎則氏 が登壇して,本作の注目ポイントを語った。両氏によれば,本作にはアニメ「進撃の巨人」からも多くの映像を取り入れており,さらに,アニメ制作会社WIT STUDIOが手がけた新たなイラストが登場するのはもちろん,アニメと同じ声優陣による新録も行われるなど,原作・アニメのファンにとって嬉しい要素が数多く盛り込まれているという。
ゲームの内容も,立体機動と超硬質ブレードを取り入れた個性的なアクションゲームになっており,店舗間によるチーム対戦が搭載されるなど,やり込み甲斐はかなりありそうだ。
(左) 2017年4月1日,アニメの新シーズンが全国21局で放送開始となる。(右) 55インチの液晶画面を見ながら,超硬質ブレード型コントローラを使ってプレイする。ダブル照準操作 なら,左右のブレードを使い分けることでテクニカルな操作が可能。シングル照準操作 は右手だけで操作ができる,初心者向けだ
(左) 立体機動で巨人の背後に回り,うなじを斬る,というのが基本的な進行だ。(右) シチュエーションモードでは,アニメの名シーンが見られる。また,ソロプレイのほか,店舗内でのチーム戦が可能だ
(左) チームマッチモードでは,最大4人対4人で対戦できる。時間内に一定数の巨人を倒すなど,いろいろなルールが用意されており,FPSにある陣取り合戦のようなモードも搭載予定だという。(右) 調査兵団のマントを纏った開発スタッフによる,デモプレイ
登場するキャラクターごとに特殊能力があり,ゲージが溜まると使えるようになる。また,スキルは最大3つセット可能で,河野氏によれば「原作のイメージを大切にしたいのでアルミンはあまり強くないんですが,スキルのセットの仕方で,強化させられます」 とのこと
(左) すべてのボイスは,アニメと同じ声優を起用して新たに録音されている。ゲーム内イラストは,アニメ制作会社WIT STUDIOによる描き下ろし。(右) 期間限定イベントや専用装備,アクセサリー,キャラクターボイスの追加も予定されている。有名なセリフを原作・アニメとは別のキャラクターがしゃべる,といった特殊なボイスも追加予定だ
また,原作者である
諫山 創氏 に開発中のバージョンをプレイしてもらい,多くのアドバイスを得たという話も。これらはすべてゲームに活かされているというから,稼働がますます楽しみになる。
ステージイベントの最後には,「立体機動など,ほかのタイトルにはない要素が多くて,とっつきにくい部分もあるかもしれませんが,その壁を乗り越えて楽しんでください」(河野),「原作ファン,アニメファンはもちろん,コアなアーケードゲームファンにも楽しんでもらえるような作りになっています。多くの人に遊んでほしいと思います」(今沢)という挨拶があり,ここで稼働開始時期が発表された。
冒頭にも書いたが,2017年夏の稼働開始を目指して開発が進められているとのこと。プレイアブル展示されていたJAEPO2017バージョンの反響や,先日のロケテストの結果なども踏まえ,さらにチューンナップされていくはずだ
というわけで,ここで,展示されていたバージョンを実際にプレイした感想をお伝えしたい。
筆者はダブル照準操作で試遊したのだが,立体機動で高速移動しながら照準を合わせて攻撃をする,というゲーム性がかなり新鮮に感じられた。超硬質ブレード型コントローラで照準,移動,カメラ操作,立体機動,攻撃といろいろな操作を行うので,最初はうまう操作できないかもしれない。
だが,ひとたびプレイに慣れれば,思いどおりに建物の間を飛び回り,巨人にアンカーを刺して背後に回り,
うなじを斬る! というアニメさながらの操作もかっこよく決められた。ここまでできるとかなり気持ちいいので,しっかりと練習してほしいところだ。とはいえ,最初は無理をせず,シングル照準操作でやってみることをオススメしておこう。