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[GDC 2016]舞台はクジラの腹の中。自動生成型マップによるプラットフォームアクション「GoNNER」とは
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印刷2016/03/19 20:40

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[GDC 2016]舞台はクジラの腹の中。自動生成型マップによるプラットフォームアクション「GoNNER」とは

 プログラマー兼デザイナーであるDitto(ディト)氏が起業したArt in Heartの2Dプラットフォームアクション「GoNNER」PC)が,GDC 2016の会場で公開されたのでさっそくチェックしてきた。

 「GoNNER」は,死神を師匠とする頭がないクリーチャーIkk(イック)が,世界で唯一の友人であるクジラのサリーのお腹の中で冒険を始めるという,なんとも不思議な物語が用意されたゲームだ。
 グラフィックスは,黒板にチョークで書き殴ったような独特なテイストになっており,主人公が死ぬといちからやり直しになり,プレイするたびにマップが自動生成されるローグライクな要素もある。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [GDC 2016]舞台はクジラの腹の中。自動生成型マップによるプラットフォームアクション「GoNNER」とは

 ゲーム開始時のイックは頭が付いていない状態で,複数の頭部から好きなものを選んでスタートする。頭部には,ジャンプ力が増したり,攻撃パターンが増えたりと,それぞれ異なる能力が備わっており,プレイスタイルや好みに合わせて選択するのだ。もっとも,プレイするたびにマップ構成やモンスターの出現タイミングが変化するので,どの頭部が有利になるのかは分からないが。


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スウェーデンのインディーズゲーム業界で頭角を現しつつあるディト氏
 サリーが友人という設定であるからか,イックがジャンプした場所には小型の足場が表示されるようになっており,これを利用してダブルジャンプ,トリプルジャンプを行いながら,高い場所を目指すことが可能だ。
 イックに攻撃がヒットすると頭部が転がり落ち,それを次の攻撃がヒットする前に拾い直さなければキルされてしまう。また,頭上から攻撃してくる飛来型の敵が多いが,特定の頭部を付けている場合以外は横方向への攻撃しかできないため,常に跳び回りながら,高さとタイミングを計って銃撃していくというアクション性の高いゲームになっていた。GDC 2016に出展されたゲームのなかでは,かなりエッジの利いた作品といえるだろう。

 ちなみに,これまでインディーズゲーム開発者の集うサイトに自主制作のゲームを投稿するなど,一匹狼的に活動を続けてきたディト氏だが,「GoNNER」を完成させるためにアーティストとミュージシャンを加えた3人でArt in Heartを起業したとのことだ。

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「GoNNER」公式サイト

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