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「黒騎士と白の魔王」クローズドβテストプレイレポート。ただ待つだけじゃない“ウェイトシステム”に注目
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印刷2017/04/20 12:00

プレイレポート

「黒騎士と白の魔王」クローズドβテストプレイレポート。ただ待つだけじゃない“ウェイトシステム”に注目

画像集 No.035のサムネイル画像 / 「黒騎士と白の魔王」クローズドβテストプレイレポート。ただ待つだけじゃない“ウェイトシステム”に注目
 グラニが2017年4月末に配信を予定している「黒騎士と白の魔王」iOS / Android)は,“圧倒的な世界観,圧倒的なやりごたえ。すべてが別格のRPG”と銘打たれたスマートフォン向けRPGで,黒騎士グラムスと白き魔王ゼロスを中心とした濃厚なストーリーや,ハイクオリティなゲーム内ムービー,“ウェイトシステム”を採用したバトルなどが特徴となっている。
 本稿では,2017年4月14日から17日までの期間限定で,先着2000名が参加できたAndroidユーザー向けクローズドβテストのプレイレポートを紹介しよう。

バトル中は敵と味方が一斉に行動するので,めまぐるしい攻防が楽しめる。基本プレイ無料のアプリ内課金制で,スタミナを消費してクエストを攻略するというスタンダードなゲームシステムが採用されている
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ただ待つだけじゃない“ウェイトシステム”


 本作のバトルには,先述した“ウェイトシステム”が導入されており,プレイヤーを含めた味方,敵のすべてにウェイトと呼ばれるスキルの待機時間が存在する。バトル中にスキルを使用すると,スキルごとに決められたウェイトバーが表示され,1秒ごとに1マスずつ減少。これがなくなることで初めてスキルが発動するという仕組みだ。

スキルにはウェイトタイムだけでなく,一定時間,同じスキルが使用できなくなるクールタイムも存在する
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ウェイトタイムは,ウェイトバーだけでなく,スキルアイコン上に表示される「数字」でも確認できる。また,スキルの発動待機中にほかのアイコンをタップすることでスキルを予約することも可能だ
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 本作のスキルにはそれぞれ消費MPが設定されており,スキル発動で消費したMPは時間経過で少しずつ回復する。ウェイトの関係でMPが枯渇することは少ないが,消費MPの多いスキルを多用しすぎていつの間にかスキルが使えなくなっていた,なんてこともあるので注意が必要だ。

「召還スキル」発動時のカットインはど派手なものが多い
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 また,スキルは大まかに,消費MPやウェイトが比較的少ない「キャラクタースキル」,消費MPやウェイトが多い分,高威力で専用の演出が入る「召喚スキル」,TPを消費して使用する「ジョブスキル」という3種類に分類される。なお,TPは戦闘開始時に0からスタートし,キャラクタースキルや召還スキルを使うことで増加していく。

スキルは,キャラクタースキルを6種類,召喚スキルを2種類,ジョブスキルを2種類の計10種類をセット可能。なお,ジョブスキルは職業ごとに固定のものが用意される
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 TPは100以上溜めると「無双モード」を発動できるようになる。無双モードを発動すると,MPが大幅に回復したうえでMPの回復速度が増加し,全スキルのウェイトタイムと,スキル再使用までの時間(クールタイム)が短縮される。逆境を打破できる力なので,使いどころが重要となるだろう。

TPを消費してジョブスキルを使うのか,ジョブスキルを使わずにTPを溜めるのか,細かい判断がバトルの勝敗を左右する
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それぞれの役割がハッキリとした4種類の基本ロール


 本作には,ファイターソーサラーハンターヒーラーという4種類の基本ロールが存在し,さらに各ロールごとに専用ジョブが用意されている。なお,各ジョブには6種類の上位ジョブも存在する。こうしたロールとウェイトシステムの融合により,状況判断の重要性が突き詰められており,やりごたえのあるバトルが楽しめるのだ。
 例えば,ファイターであれば敵の攻撃を引きつける「挑発」で味方を守ったり,ハンターであれば敵のウェイトゲージが表示されているときに「スタンアタック」を使用して敵のスキルをキャンセルしたりできる。そうした“戦いに貢献している感覚”を実感できるのが本作の魅力のひとつだ。

敵を直接タッチすることで攻撃対象を固定できるのはもちろん,味方が攻撃対象にしている敵もマーカーで確認できる。味方と同じ敵を攻撃したり,その味方に対して補助スキルを使用したりと,その場の状況に応じた行動をとろう
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 ロールは最初に1つ選ぶことになるが,その後,バトル中でなければいつでも変更可能だ。また,ゲームを進めていくと獲得できるジョブポイントを消費して「ジョブボード」を埋めていくと,ステータスが強化されたり,新たなジョブスキルが開放されたりする。
 なお,ジョブボードは途中で分岐しており,自分好みのプレイヤーキャラへと成長させられるほか,一定値まで埋めることで上位ジョブが開放される。

ジョブボードはジョブポイントを消費しながら進めていく。ステータスアップやジョブスキルのグレードアップなどができるほか,途中でジョブ取得のための分岐も用意されている
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ファイター:ジョブスキルは敵の攻撃を引き受けて味方への被ダメージを抑えられる「挑発」。代表的な上位ジョブはナイトやパラディン,グラディエイターなど
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ソーサラー:ジョブスキルは敵単体からMPを吸収して自身のMPを回復し,自身が吸収したMPの半分を味方全体に分け与える「マナドレイン」。代表的な上位ジョブはウィザード,ウォーロック,ネクロマンサーなど
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ハンター:ジョブスキルはダメージに加えて敵の行動を一時的に止めることができる「スタンアタック」。代表的な上位ジョブはシーフ,ニンジャ,ホークアイなど
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ヒーラー:ジョブスキルは味方のHPを大幅に回復したり戦闘不能となった味方を復活させたりできる「癒しの手」。代表的な上位ジョブはクレリック,ドルイド,シャーマンなど
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 本作のバトルは最大4人で挑めるが,プレイヤーが操作するのは自身の分身となるプレイヤーキャラのみ。基本はNPCとともにクエストを進めていくことになるが,ほかのプレイヤーと協力できるマルチプレイも用意されている。
 マルチプレイは,クエスト開始前にほかのプレイヤーを募集して,最大4人のプレイヤーが一緒に冒険できるというもの。ホストとなったプレイヤーはスタミナを消費する分,得られる報酬が豪華になる。
 また,人数が足りない状態でクエストに出発した場合,ほかのプレイヤーが途中参加できる乱入システムも採用されている。逆にほかのプレイヤーのバトルに途中から参加することも可能だ。ほかにも,今回プレイはできなかったものの,ほかのプレイヤーと1対1で戦うPvPや,最大16対16で戦うGvGなども用意されるという。

クエスト開始前に設定で乱入許可をONにすれば,バトルの途中からでもほかのプレイヤーが参加できるようになる
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マルチプレイ前はルームで待機することになる。チャットやスタンプによるコミュニケーションは,待機中だけでなくバトル中も可能だ
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ジョブボード,アクセサリ,キャラクターなど豊富な育成要素


 本作の育成要素はかなり幅広い。先述したジョブボードの開放だけでなく,7か所に装備できるアクセサリーや,キャラクタースキルおよび召還スキルの強化により,プレイヤーのステータスを強化できる。
 キャラクタースキルや召還スキルは,クエストやガチャなどで入手できる“キャラクター”を入れ替えることで変更できる。また,同じキャラクターを入手したり,戦闘で使ったりすることで,キャラクターのレベルやスキルレベルが強化されていく。キャラクターレベルはそのままプレイヤーキャラのステータスに反映され,スキルレベルはスキルの威力や効果などに影響する。

クエストやガチャで入手できるキャラクターはレベルが最大になると進化できるものもある
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 プレイヤーキャラが装備できるアクセサリは,「HP回復強化」「回復力+」「HP+」「攻撃力+」など,さまざまな効果を持っており,活動の拠点となるタウンで生産/強化ができる。生産に使用する素材は,タウンにある4か所の採取地や,クエストの報酬で入手可能だ。なお,アクセサリ生産時にはさまざまな効果がランダムで付与されるので,毎回ちょっとした緊張感を味わえる。

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 タウンにはゲーム内マネーでほかのプレイヤーとアクセサリの売買ができる「バザー」が設けられており,不要なアクセサリを売却して,自分に必要なアクセサリの購入資金にすることもできる。バザーは,プレイヤーキャラの強化だけでなく,市場に合った商品を出品したり,絶妙な価格付けをしたりと,商売的な楽しみ方ができるのも魅力だ。

タウンでは画面下の採取地で素材を採取できる。素材は時間経過で出現するので,頃合いを見て適宜回収していこう。なお,お手伝い妖精スプリを設置した場所は,通常よりも多くの素材が採取できる
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 ウェイトの管理が重要なバトルシステム,多方面から強化できる育成要素など,やりごたえ抜群の本作。壊れゆく世界を救う救世主として召喚された主人公(プレイヤー)が,黒騎士や白の魔王を始めとした多くのキャラクターたちとどのように関わるのか,見どころが多いストーリーにも注目だ。
 ファンタジーな世界観や王道のRPGが好きな人,マルチプレイでワイワイ遊びたい人は,間違いなくハマるタイトルなので,2017年4月末に予定されている配信を楽しみに待っていてほしい。

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