ネオジオの名作ゴルフゲームがスマホで復活！　「NEO TURF MASTERS」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1195回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，スマートフォン向けゴルフゲーム「NEO TURF MASTERS」（iOS / Android）を紹介しよう。

　本作は，SNKプレイモアの正式ライセンスを受けたDotEmuが，原作のNEOGEO（ネオジオ）用ソフト「ビッグトーナメントゴルフ」（海外名：NEO TURF MASTERS）をスマートフォン向けアプリとして移植したものだ。

価格はiOS版が360円，Android版が350円（共に税込）。DotEmuはこれまでに「メタルスラッグ」や「餓狼伝説」などもスマホに移植している

「NEO TURF MASTERS」ダウンロードページ

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　ビッグトーナメントゴルフといえば，対戦格闘ゲームが目立った当時のネオジオのラインナップでも，隠れた名作とされているタイトル。「パワー」「コントロール」「テクニック」「リカバリー」「バッティング」という5種類のパラメータがそれぞれ異なる6人の選手から1人を選んで，イギリス，日本，アメリカ，オーストラリアのコースをめぐり，18ホールを戦い抜いて優勝を目指すという内容のゲームだ。

登場する選手やコースは架空だが，ルールは実際のゴルフ準拠となっている。難度に応じてゲームスタート時の順位や，風向きなどの自然環境が変化する

　持ち球は3つの状態でスタート。基本的に1ホールのプレイごとに1球を消費し，ホールアウト時の打数によっても増減する。しっかりと規定打数を確認し，少ないショットでクリアを目指そう。

　ただし，規定打数ちょうどのクリアを狙うと，持ち球がなくなった時点でゲームオーバーとなる仕様上，3ホールでコンテニューが必要となる。ノーコンクリアを目指すなら，常にバーディ以上を狙う“攻めのゴルフ”を仕掛けなければならないので，そのシビアなゲームバランスがプレイを熱くさせる。

　なお，スマホ版にはコンテニュー無制限のフリープレイモードが搭載されているので，原作を未プレイの人でも気軽に最後まで楽しめるだろう。

18ホールをまわって最短打数で優勝を目指そう。ショットの飛距離を競うドライビングコンテスト（ドラコン）や，カップにどれだけ球を寄せられるかを競うニアピンコンテストといったイベントも発生し，プレイに飽きがこない

　スイングやパットのやり方は，クラブやスタンス，打球の方向を選んだあとに，増減するパワーゲージをタイミングよく押して飛距離を決めるという，ゴルフゲーム定番のものとなっている。

　原作をレバー＆ボタン操作で遊んでいた筆者としては，スマホのスワイプ＆タッチ操作でも大きなストレスを感じなかったものの，パワーゲージの調整が自分の指に隠れてしまう点が唯一気になった。

スイング時は円形，パッド時は直線に増減するパワーゲージを見ながら打球の強さを決めるのだが，タッチする場所を画面中央部などに変えたほうがより良くなると思う

　原作で味わった面白さはスマホ版となっても健在で，新たに中断機能なども搭載されており，本作は原作の良さを損なわずに移植されている印象だ。打順ごとにプレイヤーを交代して遊ぶというクラシックスタイルなマルチプレイモードも楽しめるので，ぜひ購入を検討してみてほしい。

著者紹介：トリスター/牛澤庸二
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」代表。好きなゲームのジャンルは対戦格闘とシューティング。最近は「鉄拳7FR」という名の一生自分のものにはならない貯金箱に100円をいそいそと投入する毎日。

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