「UBIDAY2016」，「ゴース鳥コン から揚げ」や「ハッカーアイス」，ウォッチドッグス印のカレーどら焼きなどコラボフードを食べてみた

　ユービーアイソフトは2016年11月3日，東京・ベルサール秋葉原においてイベント「UBIDAY2016」を開催した。

　「UBIDAY」は，2012年から開催されているユービーアイソフトのファンイベント。ステージイベントや試遊会の実施，新商品の物販や大特価の在庫放出セールなど，さまざまな催しが行われる。

　その中でも注目したい要素のひとつが，キッチンカーで提供されるコラボフードと，その商品名だ。ユービーアイソフトは第1回のUBIDAY2012で販売した「アサ『栗』どら焼き入りどら焼きセット あさしんくりぃど参」から片鱗を見せていたが，飲食物のダジャレ命名に妙なこだわりがあるようだ。そのこだわりは，ロックなクレープ「ロックレープスミス」（UBIDAY2013），「アサシン クリード シンジケート」の主人公が双子であることにかけた「ソーセージ（双生児）マフィン」（UBIDAY2015），「ウォッチドッグス2」に登場するハッカー達にかけた「ハッカー（ミント）アイス」（UBIDAY2016）など，年々加速傾向にあるように思える。

　せっかくなので本稿では，そんなイカしたコラボフードを紹介しよう。なお，イベント自体の詳報は後ほど掲載する予定だ。

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ロブスターケバブ

　「ウォッチドッグス2」（PC/PS4/Xbox One）の舞台であるサンフランシスコは，大規模漁港・フィッシャーマンズワーフの存在でも知られるように，漁業が盛んだった都市だ。それにちなみ，秋葉原に本店を置くスターケバブは，通常のドネルケバブサンドにシーフードを追加した「ロブスターケバブ」を提供していた。出展元からのダジャレという，わりと珍しいパターンだ。

　通常でも割りとボリュームの大きいサンドにロブスターのハサミや貝柱が追加されているため，見た目的にはかなりに豪盛だ。味は正直「実験的」といったところだが，シーフードとホットソースが絡むとペスカトーレのような風味になるのは発見だった。調べたところ，スターケバブのホットソースはトマトペーストやヤラピノ（ハラペーニョ）ピューレ，おろしニンニクなどから作られているとのことで，魚介類と合わせるとイタリアンのような雰囲気になるのも頷ける。

チキンとシーフードがピタパンに山盛りだ

ハッカー（ミント）アイス

　スターケバブは「ロブスターケバブ」のほか，「ウォッチドッグス2」にちなんだ「ハッカー（ミント）アイス」も提供していた。「ウォッチドッグス」シリーズと言えば主人公はハッカー。ハッカー，薄荷，ミント……というわけで，アイスクリームの上にミントシロップと，さらにチョコクランチがトッピングされている。

　言うまでもないが，味はチョコミントのそれ。ただしベースのアイスクリームがトルコ風なのでモチモチした食感をしており，市販のチョコミントアイスとは少し異なる，新鮮な味わいだ。

トルコ風アイスなので伸びる

ゴース鳥（トリ）コン から揚げ

　中津からあげ専門店のからあげ華鳥が提供していたのは，「ゴーストリコン ワイルドランズ」（PC/PS4/Xbox One）にかけた「ゴース鳥（トリ）コン から揚げ」。「ゴーストリコン ワイルドランズ」の舞台となるボリビアと言えば，観光地としてウユニ塩湖が有名だ。「ゴース鳥（トリ）コン から揚げ」は，中津からあげにウユニ塩湖の塩を用いた塩レモンをかけたものとなっていた。

　筆者は“から揚げにレモンを掛けない派（ただし軟骨揚げにはレモンをかける）”だが，中津からあげの軽い食感の衣と塩レモンは相性が抜群で驚かされた。ちなみに，「ゴーストリコン ワイルドランズ」の公式サイトでは塩湖を背景にしたPC用壁紙が公開されているので，ゲーム中でウユニ塩湖に立ち寄ることがあるのかもしれない。

なぜか看板のイラストは「アサシン クリード エツィオ コレクション」

ウユニ塩湖の塩。グラム単価は一般的な食塩の10倍以上だ

ラテアートコーヒー

　出張バリスタのこもれびカフェは，ラテアートコーヒーを提供していた。メニューはカフェラテ，キャラメルラテ，バニララテ，抹茶ラテの4種類。ココアパウダーによるステンシルは，ユービーアイソフトの代表的タイトルからシンボルマークなどを引用した6種類だが，店主が笑いながら「みんなアサシンクレストばっかり！」と言っていたので，オーダーの比率は相当偏っていたようだ。

肉巻きおにぎり食べナイト

　「フォーオナー」（PC/PS4/Xbox One）にちなみ，サムライから連想される米，バイキングから連想される肉，ナイトから連想されるグレイビーソースを一度に楽しめるという触れ込みの肉巻きおにぎり。ダジャレの苦しさが随一な一方，人気は高かった模様で，比較的早いうちに売り切れとなっていて，筆者は食べられなかった。

ウォッチドッグス どら焼き

　どら焼きは，キッチンカーでなく物販コーナーにて“UBIJAPAN”のオリジナルグッズとして販売されたもの。前年までは「アサシン クリード」の焼印が入ったどら焼きのみだったが，今年は新たに「ウォッチドッグス」のものが加わった。味は「アサシン クリード どら焼き」が栗入り餡，生チョコ，抹茶，「ウォッチドッグス どら焼き」がバター，モンブラン，カレーといった全6種類。元々は「アサシン クリードの栗どら焼き」という“くり”をかけたダジャレから始まったものだが，「ウォッチドッグス」に至っては何もかかっていない。おそらく，深く考えてはいけないのだろう。

　価格が手頃（250円）なので早いうちに大半が売り切れてしまい，筆者が入手できたのは「ウォッチドッグス どら焼き」のカレー味だけだった。カレーのどら焼きという不慣れな物に戸惑いつつ食べてみたら，これがなかなかおいしい。ざっくり言えば，生地が甘いカレーパンみたいなものだ。アメリカンドッグのような食べ物が好きな人はハマるのではないだろうか。

製造元は，茨城にある手造りどら焼き専門店の“志ち乃”

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　UBIDAYは毎年恒例のイベントとなっており，来年度も開催されると思われるので，ユービーアイソフトのタイトルに興味があるひとは，足を運んでみてはいかがだろうか。来年はどんなダジャレのフードで攻めてくるのか，今から楽しみだ。

「UBIDAY2016」特設サイト