どれだけ長く国を統治できるかはあなたの決断次第。スマホ向けADV「Reigns」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1244回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，Devolver Digitalが配信するアドベンチャーゲーム「Reigns」（iOS / Android）を紹介しよう。

原稿執筆時点の価格は，iOS版が360円，Android版が300円（いずれも税込）。SteamでPC / Mac版も配信されている

「Reigns」ダウンロードページ

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　本作におけるプレイヤーの役割は“中世の君主”で，とある国を統治することになる。在位中は家臣や平民がさまざまな提案を行ってくるのだが，それに対して「はい」「いいえ」で答えると，画面上部にある4つの勢力に関わるパラメータが変化。いずれかがゼロになるか満タンになると，処刑されたり，国を追放されたりしてゲームオーバーだ。
　チュートリアルがないため最初は戸惑うかもしれないが，本作は左右へのスワイプ入力だけで遊べる。決断を下す際，画面をホールドして右に動かすと「はい」，左に動かすと「いいえ」と表示されるので，どうすればいいかを考えつつ，物語を進めていこう。

決断を下すと，4つあるパラメータのいずれかが増減する。影響を受けるものには丸印がつくものの，どれだけ変化するかは分からない

ときには戦闘が発生することも。攻撃するか防御するか，二者択一の選択がプレイヤーの生死に関わってくる

　在位中の君主には「世継ぎをもうける」「5年以上統治する」「悪魔と出会う」といった目標が用意されているので，これらの達成に挑戦してみるのもいい。さらに，どのような最期を迎えたか，どんな人に会ったかも記録される。繰り返し遊んでコンプリートを目指せるやり込み要素にも注目だ。

ゲームオーバーを迎えた場合は，即座に新たな王が誕生してリスタートする。歴代の王の在位年数を振り返ることも可能だ

一部のイベントでは特殊能力を得られることも。同時に4つまで所持でき，新しいものを得た場合は古いものが上書きされる

　「各勢力のパラメータをゼロにするのも満タンにするのもダメ」なので，適当なプレイではあっという間にゲームオーバーになってしまう。とてもシンプルなゲーム性だが，「次こそは」とプレイを繰り返してしまう中毒性の高い作品だ。手頃な価格なので，興味のある人は購入を検討してみてはどうだろうか。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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