プレイレポート
[プレイレポ]「ELYON」が「TERA」の世界とつながる。TERAでお馴染みの高難度ダンジョンなどが楽しめるコラボコンテンツを先行プレイ
TERAは,ELYONの開発・運営元でもある韓国Blueholeが開発,サービスしているMMORPGだ。多彩な種族とクラス,そしてアクション性の高さが人気で,日本をはじめとした世界各国でPCおよび家庭用ゲーム向けにサービスが行われていたが,PC版はすでにサービスが終了している。そのため,今回のコラボは家庭用ゲーム版TERAとのコラボという扱いになる。
今回4Gamerでは,開催前にいくつかのコンテンツをプレイしてきたので,その内容を紹介しよう。
TERAとELYONの世界がつながり,TERAからモンスターが流入!
今回のコラボイベントのバックストーリーを紹介すると,TERAとELYONの世界をポータルでつなげたキリアン(TERAの“恐怖の迷宮”に登場したボスキャラ)が,ELYONの世界にクーマスやシャンドラ・マナイアといったモンスターを送り込んでくるのだという。プレイヤーはこの事態を収拾するため,ポータルを通ってやってきたエルリオン・クベルやシャネーラらTERAのNPCと協力することになる。
ストーリーの詳細はコラボクエストで語られることになるが,これに関連してダンジョン,次元ポータル,そしてワールドクエストが1つずつ,そしてコラボイベント用の宝探しやTERAにまつわるマウントやペットなどが実装される。
マウントは「フェニックス」「純白のペガサス」「純白のワイバーン」の3種類。フェニックスと純白のペガサスはTERAで実装されていたマウントで,どちらも再現度は高い。
ペットもTERAのキャラクターがそのまま再現されたかのようなクオリティで,「技術者ポアロン」「暴君デュリオン」「月光傭兵団シオズ」の3体が実装される。
ポアロン |
デュリオン |
シオズ |
下級でも難度は高い!? TERAコラボダンジョン「シャンドラ・マナイア」
それでは実装されるコラボコンテンツについて紹介していこう。
コラボダンジョンとして実装されるのが冒頭でも少し紹介した「シャンドラ・マナイア」となる。TERAでは比較的早い段階で実装された高難度ダンジョンで,たびたび復刻されたほど人気の高いダンジョンだ(※TERAでは特定のダンジョンが閉鎖されることがある)。
難度は上級と下級の2つがあり,入場条件は上級がキャラクターレベル48で下級がレベル45,アイテムレベルは上級が1000で下級が850。最大5人でチャレンジできる。
ボスのシャンドラ・マナイアは,マップ中央の柱のようなところの中にいて,これを攻撃すると周囲に取り巻きモンスターが出現する。これに対処しつつ,シャンドラ・マナイアを攻撃し続けることが第1フェーズの戦い方となる。
第2フェーズでは,巨大なモンスターとなったシャンドラ・マナイアとのバトルとなる。
前足や羽などによる物理攻撃も強力だが,それ以上に怖いのが広範囲のデバフや即死攻撃だ。ただ漫然と攻撃するだけでは倒せず,シャンドラ・マナイアの攻撃パターンに対処できなければ戦いにすらならない。なんの情報もなく挑んだ場合,最初は何が起こったのか分からないまま全滅するのではないだろうか。
シャンドラ・マナイアの討伐に成功すると,難度別の「シャンドラの金属羽」,そして低確率で「シャンドラ・マナイア衣装選択箱」と「シャンドラ・マナイア装身具選択箱」がドロップする。「シャンドラ・マナイア衣装選択箱」からは,コラボアバターが入手できる。
ある意味で,コラボイベントの目玉とも言えるのが「シャンドラ・マナイア」の装身具だろう。指輪とイヤリングの2種類あり,ランダムで2つのスキルレベルを上げる効果が付く。スキルレベルはこれまでなかった新しい要素で,この装身具によって対象となるスキルのレベルが上がると,新たな効果が追加されるのだ。
ちなみに,運営スタッフがレベルもアイテムも充実したキャラクターでテストも兼ねてシャンドラ・マナイア(下級)に4人で行ってみたところ,ボコボコにされたとのこと。実はシャンドラ・マナイアの攻撃パターンはTERA時代のものを踏襲しているため,TERAで戦ったことがある人なら攻略パターンが流用できるのではないかとのアドバイスをもらった。
TERAでシャンドラ・マナイアとの戦闘経験のある人をメンバーに入れる,もしくはネット上で公開されているシャンドラ・マナイアの攻略を参考にすると早期攻略のめどが立つ……かもしれない。
TERAプレイヤーには懐かしい? 次元ポータル「黎明の庭」でトークンを集めよう
続いてのコンテンツは,次元ポータル「黎明の庭」だ。黎明の庭と聞いてピンとくるTERAプレイヤーがいるかもしれない。というのも,TERAを始めた直後に降り立つ場所が「黎明の島」で,そこをモチーフにしたのが黎明の庭なのだ。出現するモンスターも黎明の島にいた(ような気がする)フォルムのモンスターが配置されている。
黎明の庭には5万ゴールドを支払うだけで入場でき,それ以外の条件はない。1人でも入ることはできるが,出現するモンスターは1人で倒すのは無理……と言いたくなるほど強い。モンスターを倒すと「魔力のエッセンス」が手に入り,これを黎明の庭内にあるオブジェクトに使うとバフがかかるので,これを活用して狩りをすると良さそうだ。
黎明の庭ではモンスターを倒すと,イベントトークン「黒い魔力のかけら」や,マウント「フェニックス」をドロップする。フェニックスは先ほども紹介したように,永続的なものと時間制限のあるものの2種類がある。時間制限のあるものはイベントトークンで交換でき,永続的なフェニックスはかなりの低確率でドロップするとのこと。
しかし,ここ以外だとフェニックスはギア商店のボックスしか入手できないので,どうしてもフェニックスが欲しいなら黎明の庭で狩りをしよう。ただし,黎明の庭にもオンタリー・ヴァルピンそれぞれの拠点があり,敵対勢力と戦わざるを得ない場面も想定できるので,そこは気を付けたい。
意外な活躍? クーマスが宝探しとワールドクエストに登場!
最後のコラボコンテンツがワールドクエスト「クーマス侵攻」と,「クーマス宝探し」の2つだ。
ワールドクエスト「クーマス侵攻」は,12:00 / 18:00 / 20:00 / 0:00 / 2:00 と1日に5回発生する時限コンテンツで,最大で20人まで参加できる。侵攻してくるクーマスたちから聖物を守るというタワーディフェンスタイプのバトルコンテンツで,貢献度により「黒い魔力のかけら」や「クーマスの仮面」といったイベントトークンが得られる。手に入れたクーマスの仮面を使うと,「クーマスの召喚獣」を入手できる。
クーマス宝探しは,ハース地域で宝探しコンテンツを進めると,約20%の確率で発生する。内容としては通常コンテンツ「宝物庫」の竜の宝に近く,パトロールするベビークーマスの目を掻い潜って宝箱を開けていき,10個の宝箱を開ければ成功で「黒い魔力のかけら」10個を入手できる。
ELYONでTERAの世界を堪能しよう!
以前,TERAの人気種族である「エリーン」が期間限定でELYONに登場したことがある。そのときはエリーンだけだったが,今回は本格的なTERAコラボだ。運営スタッフに話を聞いたところ,「なんでかよく分からないけれど,並々ならぬ意欲で製作している」とか「TERAとELYONのシステムは別物なのに,なんとかTERAを再現した」など,その熱意がどこから来ているのか不思議に思えるぐらいBlueholeの開発スタッフは今回のコラボイベントに力を注いでいるらしい。
実際,テストプレイで触れてみた感じでは「あ,TERAだ!」と思える部分がいくつもあり,それは確かに成功しているように思える。今回のTERAコラボイベント開催期間は約1か月。このイベントを通して“こんな雰囲気のオンラインゲームもあったんだな”と楽しんでもらいたい。
「ELYON」公式サイト
- 関連タイトル:
ELYON
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TERA :The Exiled Realm of Arborea
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