「The Last of Us Part II」の開発を記録した2時間以上におよびドキュメンタリー映像が公開に。Part IIIの制作も示唆

　デベロッパのNaughty Dogは本日（2024年2月3日），「The Last of Us Part II」の開発を記録したドキュメンタリー映像「Grounded II: Making The Last of Us Part II」を公開した。2014年に公開された「The Last of Us」の開発記録「Grounded: The Making of The Last of Us」に続く第2弾となる。映像記録の制作は2016年に始まっていたが，新型コロナウイルス感染拡大（COVID-19）で中断，未編集のままになっていたが，このたび収録を終えて公開を迎えたという。日本語字幕にも対応している。

「The Last of Us Part II」公式サイト

　2時間以上におよぶ映像には，クリエイティブ部門の責任者で，ゲームディレクターなどを務めるNeil Druckmann氏を始め，多数の開発スタッフが登場して，続編制作についての社内プレゼンに始まり，モーションキャプチャー収録の模様や，「E3 2016」での発表，アクセシビリティ，ストーリーの制作などの詳しい説明が行われている。開発途中の画面も多数収録されているので，資料価値も高そうだ。
　開発の遅延による発売延期や，COVID-19によってリモートワークに移行したために起きたリーク事件についても語られているが，映像の冒頭にあるように，多数のネタバレを含んでいるので，未プレイの人は気をつけてほしい。


　Naughty Dogは，2020年の「The Last of Us Part II」以来，リマスター版はリリースしているものの，シリーズものにせよ新規IPにせよ，新作は発表していない。Druckmann氏は昨年，「アンチャーテッド」シリーズは終わったとインタビューに答えており，また，数年にわたって開発が続けられてきた「The Last of Us Online」はすでに制作中止が明らかにされている（関連記事）。

　「The Last of Us」シリーズの新作についてDruckmann氏は，長年考えて，ついにコンセプトが見つかったとし，「この物語にはもう1章あるのだろう」と映像の最後で述べている。近日中に何らかの発表があることを期待したい。