イベント
「Splatoon2」のステージイベント「イカ研究所 新イカ発見報告会」をレポート。流行や新ブキなど,前作から2年後の“イカ達”の生態が明かされる
このイベントは“イカ研究所の研究員”こと本作のプロデューサーである野上 恒氏が,日ごろ取り組んでいる“イカ”についての研究成果を発表するという形で,本作を紹介するというもの。本稿でその模様をお届けしよう。
「Splatoon2」商品ページ
イベントではまず,本作の発表に合わせて公開された「Splatoon2 Nintendo Switch プレゼンテーション 2017 出展映像」が流れたあと,亀と鶴(折り鶴)がシンボルとなっている街「ハイカラスクエア」の情報が明かされた。
現実の時間と同じく,前作から約2年が経過しているという本作のイカの世界。そのため,流行の場所も変わり,前作の「ハイカラシティ」から2駅くらい離れたところにあるこの街が,若いイカ達の“ホットなスポット”になっているという。
バトルに参加するためのギアやブキのお店はもちろん,髪形やファッションなど,新しいものが生まれているというイカ達の世界だが,流行の中心は変わらず「ナワバリバトル」で,若いイカ達はこの2年でさらに進化した“イカした”バトルを楽しんでいるようだ。
そんなバトルの舞台となるステージについては「まだまだ研究中」とのことだったが,オシャレな若者イカ達にとって憧れのスポットにあるという新ステージ「バッテラストリート」をはじめ,新しいギミックが用意されたステージが存在するとのこと。その詳細も気になるところだ。
またここでは,勝敗の判定を担当する猫のジャッジくん以外に,新たな猫が登場することも明かされた。「ジャッジくんは,このイカの世界で唯一生き残っている哺乳類だったはず……」と,前作のプレイヤーなら気になるところだが,「2年間で一体なにがあって新たな猫が出現したのかは,これからの研究課題。今後の研究発表に期待してください」と野上氏は述べた。
続いて実機プレイや,イカ研究所員による対戦ムービーによって,操作方法や新たなブキのなどが紹介された。
前作と変わらないプレイ感覚でゲームが楽しめるという基本操作と,味方のいる場所やスタート地点に大ジャンプして移動する「スーパージャンプ」の使用方法といった,操作方法に続いて紹介されたのが,「スプラシューター」「スプラチャージャー」「スプラローラー」「スプラマニューバー」という4種類のメインウェポンについてだ。
最初に紹介された「スプラマニューバー」は,本作で初登場となる新たなブキ。マニューバー(Maneuver)とは,戦闘機の急旋回や背面飛行といったアクロバティックな機動や展開を指す軍事用語で,サーフィンでも使われる言葉でもある。
二丁拳銃のように構えてインクを撃つのだが,[ZR]ボタンで攻撃中に[L]スティックを入れながら[B]ボタン(ジャンプ)を押すことで,横方向に素早く移動する「スライド」というアクションが,連続して2回まで行えるというのも特徴だ。
機敏な動きに加え,アクション直後にインクを1点に高速連射できるスライドだが,動作のあとに硬直時間が生まれるというデメリットもある。使用するタイミングが重要となりそうだ。
続いて,前作から引き続き登場する3種類のメインウェポンが紹介された。近,中距離戦を得意とする「スプラシューター」は,とくに大きな変更はなく,扱いやすくいろんな状況に対応できる汎用性が高い武器として,1作めと同じような感覚で使えるという。
接近戦に強い「スプラローラー」には,新しいアクションとして「タテ振り」が加わった。ジャンプ中に[ZR]を押すことで使えるこのアクションは,地上で行うことで横に広くインクが撒ける「ヨコ振り」に対し,タテに長くインクが撒けるというもの。これを使うと遠くの敵も狙えるほか,撒いたインクで道を作り,素早い前進移動に活用することもできそう。
なお,前作と同じくさまざまな種類のローラーが登場するが,基本的にどのローラーでもこのタテ振りが使用できるそうだ。
ボタンを押しっぱなしにしてチャージし,遠距離の敵をインクで狙う「スプラチャージャー」は,チャージした状態を2秒ほどキープしたまま,イカになってインクに潜り,移動ができるようになっている。野上氏いわく,「なかなかテクニカルで,うまく使用するには練習が必要かもしれない」とのことだが,使いこなすことができれば戦術の幅も膨らみそうだ。
メインのブキに続いて,本作ですべて一新されたという「スペシャルウェポン」が紹介された。まずは,その見ためのインパクトは今回紹介されたブキのなかでは一番では? とも感じた「マルチミサイル」。照準に入った複数の相手を狙えるいうこのブキは,ひとりに向けて4発,最大16発のミサイルを撃つことができ,当たれば一撃で相手を倒すことができるという。乱戦が行われている場所に撃ちこむことができたら,かなり効果的となりそうだ。
「ハイパープレッサー」は一定時間,高圧のインクをレーザーのように撃てるブキで,打ちながら方向も変えられる。射程が非常に長く,しかも壁を貫通するとのことなので,ただ相手を倒すだけではなく,遠くにいる相手を追い払ったり,あぶり出したりという使い方もできそうだ。
名前のとおり,バックパックからインクを発射して飛び回り,上空から攻撃できる「ジェットパック」は,普段は登れない段差などを乗り越えたり,相手の陣地に乗り込んだりできる。
上空から相手を狙えるというメリットがある一方,空中だと目立つためチャージャーに狙われたり,一定時間を過ぎると飛び立った場所に戻るため,その着地点が狙われるというリスクもあるとのことだ。
「スーパーチャクチ」は,力を溜めてジャンプし,着地と同時にその力を地面に叩きつけることでインクの爆発を起こすというものだ。画面いっぱいに自チームのインクが広がるという大迫力のスーパーチャクチ。リスキーではあれど,相手が密集しているところにうまく飛び込むことができれば,相手を一掃しながら自陣を広げることもできるだろう。
ブキ紹介の最後には,新たに登場する「サブウェポン」の「カーリングボム」が登場。その名のとおりカーリングのように床を滑らせてインクを広げるこのブキは,構えてから手を放すタイミングで爆発するタイミングを調整できるとのこと。壁にぶつかると反射するので,使い方次第で隠れている相手の後ろからぶつけるということもできそうだ。
なお,サブウェポンは,ほかにも新しいものが登場するとのことなので,続報も気になるところ。
イベントの最後に野上氏は,TVモードやテーブルモード,携帯モードと,さまざまなスタイルを用いながら,ネットで離れた人とも,身近な友達とも楽しめるという本作の魅力を語った。
新たなブキやステージ,髪型にファッション,そしてアイドルユニット「シオカラーズ」の2年後など,まだまだ気になることがたくさんの本作。2017年夏の発売に向けて今後も発表予定という“研究成果”を,欠かさずチェックしよう。
「Splatoon2」商品ページ
- 関連タイトル:
スプラトゥーン2
- この記事のURL:
キーワード
(C)2017 Nintendo