プレイレポート
本体と同時発売のパーティーゲーム「1-2-Switch」をプレイ。IRカメラやHD振動など,Nintendo Switchならではの機能を使ったミニゲームが楽しめる
本作は,2人のプレイヤーがJoy-Conと呼ばれる2つのコントローラを使って遊ぶパーティーゲームで,ディスプレイではなく,相手の目を見て一緒に楽しめるのが特徴とされている。会場では,本作に収録されているさまざまなゲームのうち6種類が出展されており,その中から好きなものを3つ選んで体験できるようになっている。それぞれのプレイレポートをお届けしていこう。
ガンマン
Joy-Conをピストルに見立て,西部劇のガンマンとなって決闘をするゲームで,お互い向かい合って立ち,合図の後にどちらが早く相手を撃ったかを競う。単純に早く引き金を引いて撃てば勝てるというものでもなく,相手の身体を狙って撃つ必要があり,スピードと正確性が求められる。1-2-Switchのコンセプトにもなっているが,相手の目や動きをしっかりとみることが,緊張感を増す要因となっており,手に汗握る決闘が体験できるだろう。
ミルク
制限時間内にどちらが多く牛の乳を搾り出せるかを競う。Joy-Conを上下に動かしながら,[L/R]ボタンを順に押すことで牛の乳が搾れるのだが,上下する動きとボタンを押すタイミングを合わせないと,うまく乳を搾れない。ゲーム画面にミルクがどのくらいの勢いで搾れているかが視覚的に表示されるほか,“HD振動”の微妙な振動の変化により,感触でもわかるようになっている。慣れが必要だが,感覚を掴むと大量の乳を搾れそうだ。
ちなみに,体験会では1人で試遊する場合,世界観にあった扮装をしたキャストが対戦相手となってくれるのだが,直感やセンスで戦えるほかのゲームと比べ,ミルクのキャストはとくに手ごわい。体験会に参加するのならば,ぜひ挑戦してみてほしい。
コピーダンス
Joy-Conを持った2人のプレイヤーが,鏡のように向かい合い,リズムに乗ってダンスバトルを繰り広げるゲームだ。オリジナルダンスを披露する側と,その動きをコピーする側という攻守のような概念がある。3回連続でオリジナルダンスを披露すると攻守交替。最終的な勝敗は相手のダンスをいかに正確にコピーできたかで決まり,相手のダンスに対する一致率が高い方が勝者となる。
自分の動きをうまくコピーされれば悔しいし,相手の動きをうまくコピーできれば気持ちがいい,なかなかどうして熱くなるゲームだ。ちなみに試遊スペースは外から丸見えで,正直かなり恥ずかしいが,吹っ切って遊べれば新鮮で熱い対戦が楽しめるだろう。
大食いコンテスト
今回体験できるものの中では,唯一1人でプレイするゲーム。Joy-Conをサンドイッチに見立てて,大食いコンテストに参加するという内容だ。Joy-Con(の側面にあるIRカメラ)を自分の口から5cmほど離れたところにセットし,その状態で口をパクパクと開閉すると,サンドイッチを食べたと判定される。制限時間内にどれだけ食べられるか,新記録を目指してひたすらパクパクするのだ。
なお,1人プレイではあるものの,ハイテンションなキャストはこのブースにもおり,「Hungry!?」とか言いながら,ものすごい勢いで応援してくれる。応援してくれるだけかよ! 確かに腹ペコだけど,試遊後も腹ペコのままだよ!
真剣白刃取り
Joy-Conを持った二人のプレイヤーで真剣白刃取りを行う対戦ゲームだ。片方のプレイヤーはJoy-Con(=刀)を相手の頭上に振り下ろすような動作を,もう片方のプレイヤーは,その動きに合わせてJoy-Conを「パンッ」と叩くような動作を行い,タイミングよく刀を受け止められるかどうかを競う。
受け止める側は,相手の目や動きをよく見て,本気で振り下ろしてくるのかフェイントなのかを判断するのが,白刃取りを成功させるコツだ。
カウントボール
Joy-Conに搭載された新しい振動機能「HD振動」を活用したゲームだ。Joy-Conを「中にボールが入った箱」に見立てて,これを傾けることで発生する振動から,いくつのボールが入っているかを予想。この数値が,正解に近いプレイヤーが勝利となる。
Nintendo Switchの発表会では,HD振動は「グラスの中の氷がカランとぶつかる感触が分かる」とアピールされていたが,これはカウントボールをプレイすると納得できる。箱を大きく傾けると,中を複数のボールが移動しているような感覚や,箱の側面に衝突しているような感覚がしっかりと伝わってきて,確かにその数を数えられるのである。小さく傾けた場合でもけっこうな振動が発生してしまい,正確な数を把握するという点でちょっとイマイチな部分も感じられたのだが,それでも,これまでになかった振動による表現なだけにインパクトは大きい。今後登場するNintendo Switchのタイトルで,ぜひ積極的に使ってほしい機能だ。
「1-2-Switch(ワン・ツー・スイッチ)」公式サイト
- 関連タイトル:
1-2-Switch
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