「ドラゴンボール ファイターズ」の最強プレイヤーが集結。第31回 東京国際映画祭にて行なわれた招待制トーナメント大会“超（スーパー）マッチ”レポート

　2018年11月2日，東京・六本木ヒルズアリーナにて「ドラゴンボール ファイターズ」（PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch ※PC版は日本から購入不可）の招待制トーナメント大会「ドラゴンボール ファイターズ“超（スーパー）マッチ”」が開催された。


　今回の大会は，第31回 東京国際映画祭にて行なわれるプログラムの一つとして，特別企画「TIFFプラス」内のeスポーツ系イベントという位置付けだ。出場したプレイヤーは世界各国で活躍する強豪8名。そのため，緒戦から見応えのあるハイレベルな戦いが繰り広げられた。

「ドラゴンボール ファイターズ“超（スーパー）マッチ”」公式サイト

会場に展示されていたドラゴンボールシリーズのフィギュア

メインMCは朝日放送を退社し，eスポーツキャスターに転向したことで話題となった平岩康祐氏が担当。実況・解説はGODSGARDEN所属の神園氏が務めた

■出場選手

R-cade|Alioune（フランス）
ストリートファイターシリーズやギルティギアシリーズをはじめ，数多くの格闘ゲームをプレイしているフランスのプロゲーマー。類い稀なるテクニックや開発能力に優れ，そこから生まれた異名は「アリューン先生」

かいまーと（日本）
「ドラゴンボール ファイターズ」の公式大会“日本一武道会”で優勝を果たし，同作の公認プレイヤー“伝道師”となった日本のトッププレイヤーの一人

teamGODSGARDEN|かずのこ（日本）
さまざまな格闘ゲームでタイトルを獲得してきた日本を代表するプロゲーマー。「ドラゴンボール ファイターズ」でも，現在開催されている“ワールドツアー”にて唯一，2つのドラゴンボールを手にしている

Korean Wrestling Man（韓国）
世界最強クラスの人造人間18号の使い手として知られる，韓国を代表するプレイヤー。その独特な勝負強さに加え，使用しているコントローラがいわゆる「キーボード」形態なのが特徴

CYCLOPS OSAKA|GO1（日本）
日本最強と目される「ドラゴンボール ファイターズ」のプレイヤーにして，世界でもトップクラスの実力を持つ。日々の恐ろしいほどのやり込みと，屈指の反応速度に定評がある

DO|ZerOq（ドイツ）
ドイツの強豪プレイヤー。以前はギルティギアシリーズやブレイブルーシリーズなど，アークシステムワークスの格闘ゲームをプレイしていたとのこと

Echo Fox|SonicFox（アメリカ）
アメリカの新世代プロゲーマー。これまで数々の格闘ゲーム大会で優勝を果たし，「ドラゴンボール ファイターズ」ではEVO 2018を制覇。同作の世界最強プレイヤーとして，今大会の優勝候補筆頭

NRG|Hook Gang God（アメリカ）
以前はギルティギアシリーズをプレイしていたアメリカの若手プロゲーマー。今年6月，アメリカで開催された招待制大会「Summit of Power 2018」ではGO1選手やSonicFox選手を破り，優勝の栄冠に輝いている

今大会の組み合わせ。なんと1回戦でGO1選手とSonicFox選手が激突することに。これはEVO 2018の決勝と同じカードだ

【1回戦 第1試合】かいまーと選手（使用キャラ：ベジット，少年悟飯，純粋ブウ）vs. Hook Gang God選手（使用キャラ：セル，ピッコロ，超ベジータ）
3試合目の開始直後，かいまーと選手が少年悟飯の高ダメージコンボで早々に相手の1人目を落とすことに成功すると，優勢を維持してそのまま勝利を掴んだ

【1回戦 第2試合】GO1選手（使用キャラ：純粋ブウ，バーダック，超ベジータ）vs. SonicFox選手（使用キャラ：ヒット，バーダック，16号）
1試合目の終盤，GO1選手の攻勢中にSonicFox選手が16号のメテオ超必殺技をぶっ放し，それがクリーンヒットしたことで流れを引き寄せた。SonicFox選手は2試合目も試合を支配し続け，ストレート勝利を果たしている

【1回戦 第3試合】Alioune選手（使用キャラ：21号，善ブウ，超ベジータ）vs. かずのこ（使用キャラ：ゴテンクス，青年悟飯，ヤムチャ）
世界的にも使い手が少ない善ブウを巧みに使いこなすAlioune選手に対し，世界屈指のオフェンス能力を持つかずのこ選手が終始圧倒する展開に。Alioune選手がテクニックを披露する前に，かずのこ選手がストレートで勝利を収めた

【1回戦 第4試合】ZerOq選手（使用キャラ：ピッコロ，バーダック，超悟空）vs. Korean Wrestling Man選手（使用キャラ：18号，16号，超ベジータ）
勝負の3試合目，Korean Wrestling Man選手が18号のさまざまなガード崩しにより，1人目を落とすことに成功するが，ZerOq選手もバーダックのメテオ超必殺技からの起き攻めで食い下がる。その後は削り合いが続くが，相手の攻撃をうまく切り返したZerOq選手が流れを掴んで試合を制した

【準決勝 第1試合】SonicFox選手vs. かいまーと選手
おそらく初顔合わせとなった両者の対決は，SonicFox選手のヒットと16号が活躍を見せた。2試合を連取したSonicFox選手が決勝戦に進出を果たしている

【準決勝 第2試合】かずのこ選手vs. ZerOq選手
注目の日独対決は，かずのこ選手が危なげなく勝利を果たした。なんと1人も落とすことなく，地力を見せつける形で決勝に駒を進めている

かずのこ選手の猛烈なラッシュを目の当たりにして，オーバーリアクション気味のSonicFox選手

■決勝戦は日米対決に

決勝戦はSonicFox選手とかずのこ選手という組み合わせ。ここまで圧倒的な試合内容で勝ち上がった両者の対決となった

1試合目はかずのこ選手の特徴である「アシスト2人を絡めた攻めと崩し」が開始直後から機能し，SonicFox選手を圧倒。2試合目はSonicFox選手が早々に相手の1人目を落とすことに成功すると，一気に流れを掴んで星を五分に戻した

勝負が決する3試合目は，SonicFox選手の16号が相手の起き上がりに合わせて大胆なドラゴンラッシュを仕掛けると，これがクリーンヒット！　1人目を落とされたかずのこ選手はチームコンセプトが崩れてしまったのか，ここから巻き返すことができず，SonicFox選手が3人残しで優勝を決めた

優勝はSonicFox選手

かずのこ選手は惜しくも準優勝という結果に

イベント終了後，海外の招待選手はかずのこ選手が所属するゲーミングハウス「G-tune顔巣」で日本のプレイヤーと交流を深めた（かいまーと選手は終電の都合上，記念写真の撮影時には不在だったため，右上に掲載）

「ドラゴンボール ファイターズ」公式サイト

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