「アサシン クリード オリジンズ」，大きく変わった武器システムを紹介する最新トレイラー公開

　Ubisoft Entertainmentは，2017年10月27日の発売が迫るシリーズ最新作，「アサシン クリード オリジンズ」（PC/PlayStation 4/Xbox One）の最新トレイラーを公開した。
　映像は，武器システムについてのファンからの質問に，Ubisoft Montrealのゲームディレクターであるアシュラフ・イズマエル（Ashraf Ismail）氏が答えるというもので，戦闘やルートなど，これまでのシリーズ作品に比べて大きく異なっているのが分かるはずだ。全編英語でということで，ややハードルが高いが，簡単にまとめると，以下のような内容になっている。

「アサシン クリード オリジンズ」公式サイト

■新たに導入されるヘッドボックスシステム
　シリーズ従来作では，プレイヤーのアクションに相手のキャラクターが応えるという動作がひとつながりになっており，的確な動きが表示できる代わりにアニメーションが終わるまで待たなければならない仕様だった。
　それに対して本作では新たに，ヘッドボックスシステムが採用されている。これは，プレイヤーと敵との距離や位置に関わらず，プレイヤーキャラクターが武器を振る動作が優先されるというもので，これにより，相手との距離やプレイヤーの位置，武器のタイプなど，それぞれの要素が重要な意味を持つようになったという。
　また，例えば相手が重い武器を振り回しているなら，すばやく攻撃できる武器に持ち替えるなど，戦いの状況に合わせた敏速な判断力が求められるとのこと。


■弓や素手での戦い
　弓にもさまざまなものがあり，ベーシックなハンターボウから，一度に複数の矢を射る，ショットガンのようなウォーリアボウ，次の矢を迅速につがえられるラピッドファイアボウ，そしてスナイパーライフルのような遠距離攻撃に適したプレデターボウなどのバリエーションがある。
　メレーウェポンの種類は相当な数になるが，槍（スピア），メイス，大斧，セプター（杖），短剣などが利用可能だ。素手で戦ったり，短剣を両手に持つことができるほか，本作では盾も武器として利用できる。メレー攻撃にはライトアタックとヘビーアタックがあり，それぞれの武器ごとに異なるアニメーションが表示される。


■ドロップアイテムが楽しみなルートシステム
　本作にはRPGを意識したルートシステムが導入されており，倒した敵やマップ中に点在するトレジャーボックスからアイテムを収集する楽しみが加わった。
　それぞれのアイテムや武器にはレベル，スタッツ，そしてアトリビュートが用意されており，火炎や毒などの属性を持つ武器まで登場する。ただし，安易にファンタジー化させるのではなく，古代エジプトで十分に存在し得た属性になっているとのこと。


■多くの敵が同時に攻撃してくることも
　従来シリーズと異なり，本作ではより多くの敵が同時にプレイヤーに攻撃してくることもあるという。そのため，多数の兵士がたむろする敵陣に突っ込んでいくのは得策ではなく，敵の人数や位置を見きわめ，最初は弓矢などで遠距離から攻撃し，ドッジやペリーなどで相手の攻撃を回避しながらの戦が重要になる。
　本作では武器の持ち替えスピードが非常に速くなっており，さまざま武器を持ち替えつつ，敵を倒していくことになる。流れるような戦いを実現するには，プレイヤーのスキルだけでなく，的確な状況判断も重要になるとのこと。


　Ubisoft Entertainmentは，ドイツのケルンで開催されるゲームイベント「gamescom 2017」に「アサシン クリード オリジンズ」を展示すると発表しており，プレイアブル版が一般公開される可能性は高い。イベントレポートでプレイインプレッションをお届けできるかもしれないので，ぜひお楽しみに。