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カヤックはどこを目指すのか。初のコンシューマゲーム「RXN -雷神-」や,e-Sportsリーグ「ウェルプレイドリーグ」についても語られた決算説明会をレポート
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印刷2017/11/15 20:10

業界動向

カヤックはどこを目指すのか。初のコンシューマゲーム「RXN -雷神-」や,e-Sportsリーグ「ウェルプレイドリーグ」についても語られた決算説明会をレポート

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 2017年11月15日,カヤックの2017年12月期第3四半期決算発表会が行われた。同日,初のコンシューマゲームである「RXN -雷神-」をNintendo Switch向けに12月に発売することが発表されたほか,e-Sportsリーグ「ウェルプレイドリーグ」設立し,第1弾として「クラッシュ・オブ・クラン」の国内初公認リーグを開催することも明らかになっている。
 同社のゲーム事業にフォーカスして決算説明会の内容をレポートしよう。

カヤック,2017年12月期第3四半期決算発表会 資料(PDF)


 まずは業績から。2017年12月期第3四半期は前年同期比で増収増益を達成,同時に四半期最高の売上を更新した。一方で,ゲーム新規タイトルの先行投資のため,粗利益率は低下している。
 また,今回の決算説明会では社員数も開示された。同社はクリエイティブを重視しており,その実働部隊となるクリエイターの数が重要な指標となるわけだ。そしてこれらの数字も順調に増えている状況だ。

社員数の推移
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 同社の主要事業はクライアントワーク・ソーシャルゲーム・Lobiであるが,それぞれのシナジーを活用して事業を拡大している。また,ゲーム開発に注力するという方針も語られており,12月に発売予定の「RXN -雷神-」,バンダイナムコエンターテインメントから配信予定の「機動戦士ガンダム 即応戦線」iOS / Android),ゲームロフトとの協業タイトル「モダンコンバット Versus」iOS / Android),2018年春にリリース予定で本日から事前登録を開始した,オリジナルタイトル「東京プリズン」iOS / Android)のほか,5本のタイトルを開発中だという。
 なお2018年度は,「東京プリズン」を含めた2〜3本のタイトルがリリースされる予定だ。

ソーシャルゲームサービス状況。未発表のタイトルが5本開発中だという。
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 コンシューマタイトルに関しては,「RXN -雷神-」がNintendo Switchのみで正式に発表されている状況だが,他のプラットフォームでも展開する可能性についても語られた。
 また,新たな試みである「ウェルプレイドリーグ」で,e-Sports分野に本格的に進出するということも見逃せないポイントだろう。この事業に本格的に乗り出している国内企業は少ないため,同社の動きは少なからずe-Sports文化にも影響を与えるはずだ。

 初のコンシューマゲーム,新たなスマートフォン向けタイトル,そしてe-Sportsリーグ,とゲーム分野における動きを活発化させているカヤック。どんな面白いモノを見せてくれるのか,期待したいところだ。

「RXN -雷神-」公式サイト

「東京プリズン」公式サイト

「カヤック」公式サイト

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