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セガゲームスが「スマートフォン向け新作発表会 2017」を開催。2018年に配信予定の「サカつく」新作と新作RPGの情報などが明らかに
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「セガゲームス スマートフォン向け新作発表会 2017」で2018年リリースの新タイトル3本が発表に。「D×2 真・女神転生リベレーション」の続報も
発表会のオープニングには,セガゲームス 代表取締役社長COOの松原健二氏が登壇し,同社が2017年よりプラットフォームやデバイスの違いではなく,IPやスタジオの力を活かす方針にシフトしたことを紹介。例として,北米と欧州を中心に展開している「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズを挙げ,日本のみならず世界各地で最大限の力を発揮できるよう取り組んでいるとし,今回発表するタイトルも日本において各IPを広めるものや,新しいIPを展開するものであるとまとめた。
セガゲームス 代表取締役社長COOの松原健二氏 |
発表会の進行役はセガゲームス 取締役CSOの岩城 農氏が務めた。岩城氏は,発表されたタイトルのデモプレイにも参加した |
「D×2 真・女神転生リベレーション」
現在の進捗状況は,デバッグや調整の段階に入っているとのことで,社内200〜300名でテストプレイを行っているそうだ。
会場では,新たに「アリス」「バロン」「スサノオ」という3体の悪魔が発表された。いずれも「真・女神転生」シリーズではおなじみの悪魔達だが,本作ではそれぞれ★5というレアリティで登場する。ちなみに本作の悪魔達は,すべて最高レアリティとなる★6まで育成可能とのこと。
実機デモを通じて,アリス,バロン,スサノオの3体が本作でどのように再現されているかも示された。なお,スサノオの3D化は本作が初めてとなり,マントの着用方法について版元のアトラスから指摘を受けたという。
また,実機デモでバトルがどうなっているのかも紹介された。本作では「真・女神転生」シリーズのプレスターンバトルシステムを継承しており,相手の弱点を突くなどすると味方の行動回数が増える仕組みが取られている。ただしスマホ向けに最適化しているため,「真・女神転生III-NOCTURNE」などとは少々異なる部分もあるようだ。
さらにスペシャルニュースとして,2つの新情報が明らかにされた。
ひとつめは,AR機能を開発中という情報だ。これは以前公開されたVR機能に対する反響が大きかったことを受けたものになるとのこと。会場ではテスト段階のAR機能により,スマホの画面に映し出されたステージ上に,ケルベロスやトール,ピクシーの姿が投影され,さまざまな角度から見られる様子が示された。
続けて山田氏は,「こうして悪魔を呼び出すだけでは物足りないでしょうから,ファンの皆さんがより喜ぶようなバーチャル感を実装していきたい」と意気込みを語っていた。
スペシャルニュースの2つめは,本作の世界配信が決定したことだ。これは前述したとおり,世界各国の反響を受けたもので,まずは台湾,香港,マカオで事前登録の受付を開始する。余談ながら,国内版配信の前に海外版の事前登録を行うのは,セガゲームス初の試みとのこと。
「ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜」
本作でプロデューサーを務めるf4samuraiの金 哲碩氏によると,主人公の少年が“星から生まれた小さき者”「ピノ」と出会い,「重力使い」となって「世界の底」を目指すという,空を舞台とした壮大なRPGになるとのこと。
重力使いは,重力を操ることが可能で,重力ダウンによって物体を浮かせることもできる。敵となる「デブリ」とのバトル時には,ピノとデブリの双方に重力場を作り,さらにデブリ側の重力を強めることによってピノを引き寄せさせて攻撃する。
本作は,脚本原案に特撮TVドラマ「仮面ライダー電王」「侍戦隊シンケンジャー」や,アニメ「進撃の巨人」「ジョジョの奇妙な冒険」を手がけた小林靖子さん,音楽に「クロノトリガー」や「アナザーエデン」などを代表作に持つプロキオン・スタジオ,そしてオープニングアニメにはスタジオM2と,実力人気ともに高いスタッフを起用。金氏は「間違いなく,楽しい体験を皆さんにお届けします」と意気込みを語っていた。続報は,公式サイトおよび公式Twitterアカウントにて順次公開されるとのこと。
12月3日開催のイベント「f4ファンフェスティバル」でも,本作の続報が公開される予定 |
本作には,GvGコンテンツも用意される。情報は2018年初頭より順次明らかにしていくとのこと |
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」
2018年配信予定の2タイトルめは,「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」だ。本作でプロデューサーを務めるのは,D×2 真・女神転生リベレーションと同じく山田理一郎氏である。
同氏によると,本作は「正統派『サカつく』シリーズの面白さを,スマホで手軽に」をコンセプトに,選手やチームの育成を軸に据えたゲームとして開発を進めているという。
キャッチコピーは,「Jから世界へ。」である。日本から世界にチャレンジすることを意味するこのキャッチコピーどおり,本作は世界同時展開を予定しているとのこと。
この発表に合わせ,「プロサッカークラブをつくろう!」シリーズの公式Twitterアカウント「サカつく.com」が開設となったことも紹介された。山田氏は,「このタイトルにより,『サカつく』シリーズを今以上に盛り上げていきたい」と意気込みを見せていた。
「共闘ことばRPG コトダマン」
中村氏は,まず本作を企画するに至った背景を説明。それによると,スマホゲームは2012年から2015年にかけて,パズル×RPG,クイズ×RPGなど「○○○×RPG」の時代であり,バトルのゲーム性や遊びで勝負していた時代だった。その中のいくつかのタイトルは世間一般に受け入れられ,今なおランキング上位に顔を見せているが,同じタイプの新作が登場する機会は減っている。
一方,2015年から現在は「IPの時代」となり,IPやキャラクター,世界観が重視されており,ランキングや新作のラインナップにもそれが如実に反映されている。しかしIP重視のゲームは,ゲーム性や遊びが似通ったタイプになりがちでもある。
こうした昨今の風潮から考えると,現在,世間一般に求められているのはIPを重視したタイトルである。
しかし,共闘ことばRPG コトダマンは,そうした風潮にあえて疑問を投げかけ,再び原点に立ち返りゲーム性と遊びで勝負するタイトルとして企画開発したと,中村氏は語った。
本作は,開発に2年以上の期間を費やしており,開発コストもモンスターギアの倍近くになっているという。そのキャッチコピーは「『ことば』で闘う新感覚RPG。」である。
本作のバトルでは,最大4人のプレイヤーが文字の精霊「コトダマン」を1体ずつ出し合い,「ことば」を作って敵を攻撃する。いわゆるパズルRPGのバトル部分でパズルのピースをそろえる過程が,文字をそろえて言葉にするという形式になっているというわけだ。
中村氏は「パズルのピースを言葉にしたことで,パズルの面白さや分かりやすさが高まり,コミュニケーションが生まれやすくなる」と説明し,「ゲーム史上,もっとも笑いが生まれやすいタイトルとなったのではないか」と続けた。
また本作は,ローンチ時に約20万語の言葉を収録するが,そのひとつひとつにテーマを設定している。例えば「バナナ」であれば「食べ物」「黄色い」といったように,ひとつの言葉に複数のテーマが設定されていることもある。こうしたテーマ設定により,食べ物に弱い敵や,色で発動するスキルなどを用意することが可能となり,プレイヤー同士で連想ゲームのように盛り上がれるという。
加えて特定のIPをテーマやワードに設定することにより,単にキャラクターが登場するだけに留まらないコラボレーションの展開も可能になるのだとか。
さらにバトルには,揃えたはずの文字が違う文字に変化してしまう「チェンジマス」や,制限ターン内にお題に沿った言葉を作れないとダメージを受けてしまう「タイムボム」,意味のある文字列を作るとダメージを受けてしまう「トゲブロック」といった,さまざまなギミックが施され,ゲームを一層盛り上げる。
前述したとおり,ゲーム性や遊びを重視する本作ではあるが,その一方でストーリーや世界観にもこだわっている。舞台となるのは言葉によって生まれた「言霊界」で,悪魔に支配された広大なマップを解放していくストーリーになるとのこと。
このストーリーは,各キャラクターのフレーバーテキストやイベントからから読み解いていく形式となり,理解していなければゲームを楽しめないような位置付けにはなっていないそうだ。
なお,キャラクターはローンチ時に350体以上おり,それぞれが進化するので,その数は700体以上になる。いずれのキャラクターにもアニメーション処理が施されているという。
結果として,「きん(金)」「きんり(金利)」「きんりん(近隣)」「りんぎ(稟議)「うく(浮く)」といった言葉のコンボにより,敵を攻撃することとなった | |
ボス戦も同様に言葉を作って攻撃していく |
配信までまだ期間のある本作ではあるが,すでに「ウルトラマン」シリーズ,新日本プロレスリング,セガ オールスターズとのコラボが決定している。これらのほかにも,多くのコラボを予定しているとのことだ。
さらに本作は,配信開始まで徹底的に作り込むとのことで,「開発会議」と題し,Twitterにて一般からアイデアやリクエストを募る。本作の公式Twitterアカウントをフォローすると,ゲームのローンチ時に開発者の一員として名を連ねることができるそうだ。そのほか,開発現場からの配信など,ほかではあまり見られないような情報も発信していく予定だという。
発表会のエンディングでは,岩城氏が「本日は4タイトルそれぞれ紹介しましたが,いずれも鋭意開発中です。準備ができ次第,続報をお伝えしていきますので,ぜひ期待してください」とまとめて,発表会を締めくくった。
「D×2 真・女神転生 リベレーション」公式サイト
「ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜」公式サイト
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」公式サイト
「共闘ことばRPG コトダマン」ティザーサイト
- 関連タイトル:
D×2 真・女神転生 リベレーション
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ワンダーグラビティ 〜ピノと重力使い〜
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