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Android搭載のGPD製小型ゲーム機「GPD XP」が国内発売。3種類のゲームパッドを本体に付け替えられる
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印刷2021/11/25 17:40

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Android搭載のGPD製小型ゲーム機「GPD XP」が国内発売。3種類のゲームパッドを本体に付け替えられる

 2021年11月25日,天空は,Shenzhen GPD Technology(以下,GPD)が開発するAndroid 11搭載小型ゲーム機「GPD XP」の国内発売を発表した。オンラインストア「GPDダイレクト」,および秋葉原のハイビーム秋葉原本店にて販売し,税込の価格は4万2600円となっている。

GPD XP
画像集#001のサムネイル/Android搭載のGPD製小型ゲーム機「GPD XP」が国内発売。3種類のゲームパッドを本体に付け替えられる

 GPD XPは,約6.81インチサイズで解像度2400×1080ドットのタッチ対応液晶ディスプレイを搭載したAndroidデバイスだ。4G LTE対応の通信機能は内蔵しているが,電話機ではないので音声通話機能は持たない(※メッセンジャーアプリによる音声通話は可能)。
 ディスプレイの左右にゲームパッドを備えているのだが,このゲームパッドのうち,ディスプレイ右側は着脱可能なモジュールとなっているのがGPD XPの見どころである。GPD XPには,標準で3つのモジュールが付属しており,プレイするゲームに合わせて適したものを選択できるという。
 
ディスプレイ右側のゲームパッドが交換式のモジュールとなっている
画像集#002のサムネイル/Android搭載のGPD製小型ゲーム機「GPD XP」が国内発売。3種類のゲームパッドを本体に付け替えられる

 ディスプレイ左側は固定で,左アナログスティックとD-Padのほかに,Androidのナビゲーションバーにある[△](戻る)ボタンと[○](ホーム)ボタン,[□](アプリ履歴)ボタン,そして,後述するキーマップツールを呼び出すボタンを備える。

ディスプレイ左側のゲームパッド。D-Padの下にAndroidスマートフォンのナビゲーションボタンを搭載する
画像集#003のサムネイル/Android搭載のGPD製小型ゲーム機「GPD XP」が国内発売。3種類のゲームパッドを本体に付け替えられる

 付属する3つのモジュールを簡単に紹介しよう。
 1つめは「Xbox標準ゲームコントローラーモジュール」で,その名のとおり,右手前に右アナログスティック,奥側に[X/Y/B/A]ボタン,上側面にショルダーボタンとトリガーボタンを備えたXbox純正ゲームパッド風のボタンを備えるものだ。遊ぶゲームのジャンルを選ばず,幅広く対応できる。

Xbox標準ゲームコントローラーモジュール。ディスプレイ左側のゲームパッドを合わせて,Xbox純正ゲームパッドのように利用できる。背面(写真右)にボタンは搭載しない
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 2つめの「FPSジョイスティックモジュール」は,前面に5つ,上側面に1つ,背面に1つずつボタンを搭載する。使用する武器やアイテムの切り替えが多いFPSに適しているという。

FPSジョイスティックモジュール。前面(左)に5つのボタンが並ぶ。モジュール背面(右)の中ほどにもボタンを搭載する
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 3つめの「MOBAハンドルモジュール」は,ゲームパッドではなく,GPD XP本体側の接続コネクタをふさぐカバーだ。タッチ操作が中心でゲームパッドを使わないゲームをプレイするときに利用する。滑りにくいTPU素材を採用して,端末を保持しやすいという特徴もあるそうだ。

実際は端子部分のカバーであるMOBAハンドルモジュール
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 GPD XPは,独自のキーマップツールを搭載しており,ゲームに合わせてボタンの割当を変更できるのもポイントである。なお,GPDに確認したところ,GPD XPに内蔵するゲームパッドや交換用モジュールだけでなく,Bluetooth接続式のワイヤレスゲームパッドでもキーマップツールが利用できるという。

独自のキーパッドツールを搭載
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FPSジョイスティックモジュールを装着したときのキーマップ。接続するモジュールによって,画面に表示するボタンが変わるという
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 GPD XPの搭載SoC(System-on-a-Chip)は,MediaTek製の8コア製品「Helio G95」で,メインメモリ容量が6GB,内蔵ストレージ容量が128GBだ。本体にはSIMカードスロットを備え,LTEに対応する。主な仕様はの通り。

表 GPD XPの主なスペック
ディスプレイパネル 約6.81インチIPSパネル,解像度2400×1080ドット
SoC Mediatek製「Helio G95」
・CPU:Cortex-A76×2(最大2.05GHz),Cortex-A55×6(最大2GHz)
・GPU:Mali-G76 3EEMC4(最大900MHz)
メインメモリ容量 LPDDR4X 6GB
内蔵ストレージ容量 128GB+microSD(最大2TB)
無線LAN Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)
有線LAN 未搭載
Bluetooth 5.0
対応LTEバンド 1/2/3/5/7/8/12/17/20/26/28/34/38/39/40/41
対応3Gバンド 1
インタフェース USB Type-C×1,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1,SIM/microSDカードスロット
インカメラ 500万画素
バッテリー容量 7000mAh
ACアダプター 定格出力20W(USB PD 2.0対応)
公称本体サイズ ・Xbox標準ゲームコントローラーモジュール装着時:約233(W)×83(D)×41(H)mm
・FPSグリップモジュール装着時:約216(W)×83(D)×41(H)mm
・MOBAハンドルモジュール装着時:約205(W)×83(D)×41(H)mm
公称本体重量 ・Xbox標準ゲームコントローラーモジュール装着時:約370g
・FPSグリップモジュール装着時:350g
・MOBAハンドルモジュール装着時:330g
OS Android 11

 GPD XPのスペックは,ミドルクラス市場向けスマートフォン並といったところで,ハイエンドのスマートフォンほど高い画質設定や高フレームレートでのゲームプレイは難しい。ただ,GPD XPの価値はゲームパッドを標準搭載したAndroidデバイスという点にある。たとえば,「GeForce NOW」や「Xbox Cloud Gaming」といったクラウドゲームサービスを利用する場合,別途ゲームパッドを用意しなくても手軽にゲームを遊べる。また,Steamの「Remote Play Anywhere」を使うときにも便利かもしれない。
 GPD XPは,ハイビーム秋葉原本店での実機展示も予定しているとのことで,気になるというゲーマーはチェックしてみるといいだろう。

天空のGPD XP製品情報ページ

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