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搭載APUをパワーアップした10.1型ゲームノートPC「GPD WIN Max 2 2023」が7月下旬以降に国内発売
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印刷2023/06/06 18:35

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搭載APUをパワーアップした10.1型ゲームノートPC「GPD WIN Max 2 2023」が7月下旬以降に国内発売

 2023年6月6日,天空は,Shenzhen GPD Technology(以下,GPD)製の携帯型ゲームPC「GPD WIN Max 2 2023」を,Amazon.co.jpや携帯型PC専門店「ハイビーム」などで7月下旬以降に発売すると発表した。
 2022年11月に登場した「GPD WIN Max 2」の性能強化版で,搭載SoC(System-on-a-Chip)にZen 4ベースのAMD製APUであるRyzen 7000シリーズを採用したことで,グラフィックス性能を大幅に強化したのが特徴だ。税込価格は,13万8000円からとなっている。

GPD WIN Max 2 2023
画像集 No.002のサムネイル画像 / 搭載APUをパワーアップした10.1型ゲームノートPC「GPD WIN Max 2 2023」が7月下旬以降に国内発売

 GPD WIN Max 2 2023は,搭載SoCやメインメモリ容量などが異なる3モデルがラインナップされている。携帯型ゲームPCでは,メインメモリの一部をグラフィックスメモリとして使用するものがほとんどだ。そのため,メインメモリ容量が16GB程度だと,実行するゲームによってはメモリ不足に陥ることもある。その点を考慮してか,GPDは,GPD WIN Max 2 2023でメインメモリ容量32GBモデルはもちろんのこと,容量64GBのモデルを用意しているのが見どころである。
 国内向けのラインナップは以下のとおり。

  • CPU Ryzen 5 7640U,メインメモリ容量 16GB,内蔵ストレージ容量1TB,13万8000円
  • CPU Ryzen 7 7840U,メインメモリ容量 32GB,内蔵ストレージ容量2TB,17万8300円
  • CPU Ryzen 7 7840U,メインメモリ容量 64GB,内蔵ストレージ容量2TB,20万1400円

2023年6月7日18:30頃追記:販売代理店から価格の訂正がありましたので,修正いたしました

 GPD WIN Max 2 2023におけるもうひとつの新要素は,外付けGPUボックスを接続するためのインタフェース「OCuLink」を備えている点だ。OCuLink自体は,PCI Expressインタフェースなどの規格化団体である「PCI-SIG」が定めた標準規格であるが,本稿執筆時点で,OCuLinkに対応する外付けGPUボックスは市販されていない。そこでGPDでは,GPD WIN Max 2 2023専用の外付けGPUボックス「GPD G1 eGPU」を用意。これと接続することで,GPD WIN Max 2 2023のグラフィックス性能を大幅に高められるとしている。
 なお,GPD G1 eGPUは,6月に正式発表の予定で,価格やスペックは明らかになっていない。

GPD WIN Max 2 2023のインタフェース配置図。OCuLinkは背面の左側,HDMI出力端子の左隣にある
画像集 No.003のサムネイル画像 / 搭載APUをパワーアップした10.1型ゲームノートPC「GPD WIN Max 2 2023」が7月下旬以降に国内発売

 一方で,ディスプレイに10.1インチサイズで解像度2560×1600ドット,アスペクト比16:10の液晶パネルを採用する点や,ボディの手前側にキーボード,奥側にゲームパッド機能を備える構成は,2022年モデルと変わらない。

 携帯型ゲームPCと呼ぶには,いささか大きく手軽さに欠けるのは先代と変わらないが,ノートPC的な使い勝手を重視したうえで,ゲームPCとしても使える製品を求めている人には,有力な選択肢となるだろう。

Amazon.co.jpでGPD WIN Max 2 2023を購入する(Amazonアソシエイト)

携帯型PC専門店ハイビーム公式Webサイト

天空のGPD WIN Max 2 2023製品情報ページ


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