GameTomoが「SUPERHOT JP」の開発をアナウンス。スローモーションで戦う快作FPSの新作が日本から登場

　東京を拠点とするゲームデベロッパ/パブリッシャのGameTomoが，SUPERHOT Teamからライセンスを得て「SUPERHOT」（PC / MAC / Xbox One）の番外編を開発しているとアナウンスし，その公式サイトを公開した。番外編の正式タイトルは選定中で，今のところ「SUPERHOT JP」（PC / PS4）と仮称されている。


　「SUPERHOT」は，2016年にポーランドのアマチュアデベロッパ・SUPERHOT Teamからリリースされたタイトル。もともとは“7日間でFPSを開発する”という企画のゲームジャムで生まれ，その後のクラウドファンディング成功により製品としてリリースされた。ストーリーは，謎のゲーム内部に引き込まれてしまったプレイヤーが，次々と襲い掛かってくる赤いポリゴンキャラクターたちと戦っていくというものだ。

　マップの白，武器の黒，そして敵の赤を基調としたミニマル的アートワークの秀逸さもさることながら，プレイヤーの移動スピードに合わせてゲーム世界の動きも変化し，じっとしていれば世界全体がスーパースローとなるため，無数の弾丸が飛び来る中でも，戦術を考えながら移動経路を見極めて戦っていけるという，独創的なゲームシステムが多くのプレイヤーに支持された。通常のPC版以外に，VRデバイス向けの再構成版，PS4版やPlayStation VR対応版もリリースされており，2017年12月にはPC向けのスタンドアロン拡張セット「SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE」もアーリーアクセスが開始された。

　そんなシリーズの新作となる「SUPERHOT JP」は，厳密な意味での新作ではなく，ゲーム世界を継承したオリジナル番外編といったところで，Budd-OSがコントロールする和風の世界に入り込んでしまったプレイヤーキャラクターが，城や温泉，カラオケボックス，新幹線といった，15〜18面の日本的なステージで戦うことになるという。オリジナル準拠のフィーチャーに加え，障子越しに見える相手の影といった新しいメカニックや，弓矢などの新しい武器も登場するそうだ。

　「SUPERHOT JP」は，日本で正式にリリースしてから海外展開していくとのこと。発売予定日などの続報が楽しみだ。

「SUPERHOT JP」公式サイト