［E3 2018］世界的な人気を誇るレースゲームシリーズの最新作，「アスファルト9：Legends」。Android版をE3でプレイしてきた

　Gameloftは，2018年6月12日から14日までロサンゼルスで開催されたE3 2018で，一部のメディアを招待して，レースゲーム「アスファルト9：Legends」（Android版）のプレゼンテーションを行った。

　「アスファルト」シリーズは，スマホ用のレースゲームとして10年以上続いており，前作「アスファルト8：Airborne」が3億5000万ダウンロードを達成するなど，世界的な人気を誇っている。

「アスファルト9：Legends」公式サイト

　家庭用ゲーム機のレースゲームを常に意識し，その時代のスマートフォンで表現できる最高のグラフィックスを常に目指して開発されているという本シリーズ。その精神はアスファルト9：Legendsにも引き継がれ，Gameloftが開発したエンジンにより，ディテールにこだわったグラフィックスが実現されているとのこと。


　アスファルト9：Legendsには，「Touchdrive」「Tilt to Steer」「Tap to Steer」という3種類の操作方法が用意されている。Touchdriveは，ほぼ自動で進行し，プレイヤーがやることはカーブ突入時に画面左下をタップしてドリフトを発動させることと，画面右側をタップしてニトロを使うことぐらいだ。加速/減速，ステアリングは自動調整してくれるので，ハイスピードのレースを手軽に楽しめる。

　「Tilt to Steer」は，端末を傾けてステアリングするもので，3種類の操作方法の中では，車を操作している感覚を一番味わえた。欠点といえば，電車の中などでのプレイにはあまり向かない，といったところぐらいだろう。


　「Tap to Steer」は画面の左側をタップすると左に，右側をタップすれば右にハンドルを切るという操作モードだ。ドリフトとニトロはどのモードも共通なので，せわしなくいろいろなところをタップすることになる。慣れるまでは，右にハンドルを切るつもりが，うっかりニトロを使ってしまうというミスもよくあるという。

　いずれのモードでも加速/減速はおまかせと，かなり大胆な仕様だが，スマートフォンで遊ぶことを考えると，これぐらいの割り切りは必要なのかもしれない。ゲーム自体もカジュアルで，コースにはジャンプ台があり，車を回転させながら跳ばすといったこともできる。クラッシュしてもたいしたペナルティは受けないので，コーナーを強気で攻めたくなる。


　本作は，コースを頭に叩き込んで，0.1秒でもタイムを削るというタイプのレースゲームではないが，車の挙動やグラフィックスはしっかり作り込まれている。手軽に遊べるシリーズとして展開してきたアスファルトだが，最新作でも同じように楽しめるだろう。

　なお本作は，iOS版とAndroid版のほか，PC版のリリースも予定されている。

プレゼンテーションを担当したBenjamin Perlee氏。前職は日本のgumiで，今はフランス企業のGameloftに務めているが，日本にもフランスにも行ったことがないそうだ

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