プレイレポート
「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」のプレイレポート&攻略情報をお届け。キャラゲーでありながらも本格的な“耐繊”アクションが楽しめる
バトルパートに焦点を当てた攻略情報をお届け
本作はアニメ「キルラキル」を原作とするいわゆる“キャラゲー”ではあるが,対戦アクションゲームとしての完成度も高く,奥深い対戦を楽しめる。しかし,原作アニメが好きで本作の購入を検討しているが,アクションゲームは苦手だから不安……というファンの人も少なからずいることだろう。
ここからはそんな人のために,本作のバトルパートのシステムと基本的な読み合いを解説していく。対戦をやり込みたい人にとっても有益な情報が満載となっているので,ぜひチェックしてほしい。なお,今回はPS4版を使用してプレイしており,ボタン表記はPS4版に準拠する。
ルールと画面の見方
はじめにバトルパートのルールと画面の見方を解説する。バトルパートでは画面上部に表示されている体力ゲージを0にすればラウンドを取得でき,2ラウンド先取した側がバトルに勝利する。以下にUIの説明をまとめるので,まずはこれを理解しよう。
(1)キャラクターアイコン:使用キャラのアイコンと血威レベルが表示される。血威レベルは星の数で表示され,画像はレベル2のもの。
(2)体力ゲージ:オレンジ色の部分が残体力を示す。相手の攻撃を食らうことで減少していく。
(3)SPゲージ:必殺技や血威バーストなど強力なアクションを使用するために消費する。攻撃を加えたり,ダメージを与えられたり,ガード成功時に増加する。
(4)取得ラウンド:ラウンドを取得した側にVマークが表示される。2ラウンド先取で勝利となる。
(5)タイムカウント:試合の残り時間が表示される。0になった時点で試合終了となり,ラウンドを取得しているプレイヤーか,ラウンド取得数が同一の場合,体力ゲージが多いプレイヤーの勝利となる。試合の時間は90カウント,180カウント,300カウント,無制限から選択できる
難しい操作は必要なし! 攻防の基本アクションを覚えよう
次に攻防の基礎となる基本アクションを1つずつ解説していく。使用するボタンは多くなく,難しいコマンドも必要としないので,すぐに覚えられるはずだ。
■基本アクション一覧
・近接攻撃
・遠距離攻撃
・ブレイク攻撃
・ステップ
・ガード
・ジャンプ
・追尾ダッシュ
■近接攻撃
□ボタン(空中でも可):オーソドックスな近接攻撃or+□ボタン:横方向に範囲の広い近接攻撃
or+□ボタン:上方向に強い近接攻撃
本作の攻撃のうち,もっとも基本となるのがこれらの近接攻撃だ。[□ボタンのみ]で繰り出せる近接攻撃は攻撃までの発生が早く,使いやすい攻撃が多い。[or+□]の攻撃は横方向への範囲に優れた近接攻撃だ。ステップで回避を狙う相手に有効な攻撃となっている。[or+□]はいわゆる対空攻撃。追尾ダッシュやジャンプ攻撃を仕掛けてくる相手を迎撃できるが,攻撃範囲が狭いものが多いので使いどころには注意しよう。
また,近接攻撃はヒット,ガード問わず,ボタンを連打することで連続攻撃につなげられる。連続攻撃のバリエーションはキャラによって異なるので,プラクティスモードで確認しておこう。
■遠距離攻撃(空中でも可)
△ボタン(溜め可)もう一つの基本となる攻撃がこの遠距離攻撃だ。近接攻撃と違って,スティックとの組み合わせによる攻撃のバリエーションはないが,長押しで溜めることができ,攻撃のリーチや範囲,ヒット数などが強化されたり,そもそもの性能が大きく変化したりする。近接攻撃よりもキャラによって性質が大きく異なる攻撃が多いので,自キャラの性能はしっかりと把握しておこう。
■ブレイク攻撃(空中でも可)
〇ボタンブレイク攻撃は相手のガードを強制的に解除してダメージを与えられる。攻撃の発生が遅いものが多く,相手の近接攻撃で反撃されたり,回避行動で避けられたりしやすいが,ガードを固める相手には有効な選択肢となる。また,一部のブレイク攻撃は発生前にステップでキャンセル可能となっており,ブレイク攻撃を仕掛けると見せかけて別の行動に派生するといった,トリッキーな動きが可能だ。
ブレイク攻撃はキャラごとに特徴が異なり,「発生は早いが攻撃範囲が狭い」「発生は遅いが攻撃範囲に優れる」「遠距離から当てられる」などいくつかのカテゴリーに分けられる。回避側はそれぞれ異なった対処が必要となるので,トレーニングを活用して確認しておこう。
■ガード
R1ボタンブレイク攻撃以外のすべての攻撃を防げる防御システムがガードだ。ガード状態からステップにも移行できるので,さまざまな攻撃に対処できる防御行動の基本となっている。
■ステップ
R1ボタンを押したままスティック操作一定距離をすばやく移動するアクション。横方向にスティックを入れればサイドステップ,後方はバックステップ,前方はフロントステップとなる(※)。縦方向への攻撃はサイドステップを,横方向の攻撃にはバックステップを使うことで回避しやすい。フロントステップは相手との距離を詰めたいときに使っていこう。
※バックステップとフロントステップは相手の位置によってスティックを入れる方向が変化する。横方向に入力したときは必ずサイドステップが出るので注意しよう
■ジャンプ
×ボタンその場で小さく飛ぶアクション。横方向に強い地上攻撃を回避できるが,発生の早い攻撃や上方向に強い攻撃に引っかかりやすいので過信は禁物だ。ジャンプ中は各種攻撃を繰り出せるので,攻撃を回避したあとは隙に追尾ダッシュを叩き込んだり,ガードを固める相手にブレイク攻撃を仕掛けたりしていこう。
■追尾ダッシュ
R1ボタンを押しながら×ボタン:地上追尾ダッシュジャンプ中に×ボタン:空中追尾ダッシュ
高速で相手キャラに向かって突進攻撃を仕掛けるアクション。移動と攻撃をワンアクションでスムーズに行え,さらに遠距離攻撃に対して無敵なので,遠距離戦が得意なキャラに無理やり近づきたいときに有効な行動となっている。
相手の位置をサーチするため,ステップに対しても有効なアクションだが,[or+□]などの上方向に強い攻撃に負けやすい。追尾ダッシュ中にステップを入力すると,アクションを中断してステップを出せるので,迎撃を狙う相手に織り交ぜていこう。
シンプルでありながら奥深い読み合いを楽しもう
システムの解説はまだまだ続くが,ここまでに紹介したシステムのみで本作の読み合いは成立しているので,一度まとめておこう。また,相手との距離によって読み合いは変化するので,遠距離戦と近距離戦,それぞれの読み合いを解説していく。
■遠距離の読み合い
遠距離戦では強力な遠距離攻撃を使えるキャラが試合を有利に運べ,近接戦闘を仕掛けたいキャラがガードやステップ,追尾ダッシュなどを駆使して接近を試みる。この時,遠距離をキープしたいキャラがもっとも気を付けるべき行動は追尾ダッシュだ。追尾ダッシュは弱い飛び道具を突き抜けて接近できるので,一部キャラは遠距離攻撃をばらまくだけでは簡単に接近を許してしまう。
追尾ダッシュに対しては,[or+□]での迎撃を狙うのがセオリーだ。ヒット時には連続技に持ち込め,ダメージを与えつつ,さらに有利な状況を展開できる。それに対して,接近したいキャラは追尾ダッシュからのステップを見せてフェイントを仕掛けていく。[or+□]の空振りを誘えれば一気に接近するチャンスとなるので,活用していこう。
■近距離の読み合い
遠距離戦では使用キャラの特徴や性能により狙いが異なる戦いが展開されたが,近距離戦はほぼすべてのキャラで「近接攻撃」「ガード」「ブレイク攻撃」の3すくみによる読み合いとなる。攻め手側は相手に触りやすい近接攻撃を中心に組み立て,ガードで凌ぐ相手にブレイク攻撃を仕掛け,防御崩しを狙っていく。
一方で防御側はガードを基本に相手の近接攻撃を防ぎ,反撃するチャンスを窺う。相手が焦って,ブレイク攻撃で崩そうとしたタイミングを見計らって反撃を仕掛けよう。
先ほどの3すくみは近距離戦の基本となる読み合いだが,さらに応用として「打撃(近接攻撃+ブレイク攻撃)」「回避行動」「回避読み攻撃」による3すくみも存在する。回避行動には主にステップが使用され,回避した瞬間に攻防が入れ替わるので,さらにスピーディな読み合いが展開する。
攻め手側は近接攻撃(□ボタン)に加えて,[or+□ボタン]の横方向に強い近接攻撃などを織り交ぜ,相手のステップ回避を抑制していく。一方,防御側はガードで凌ぎつつ,相手の攻撃をサイドステップやバックステップで回避し,攻守の入れ替えを狙っていく。とくに一部のブレイク攻撃は隙が大きく,サイドステップで避ければ反撃を叩き込めるので,見逃さないようにしよう。
強力なシステムを解説。戦術に組み込み,攻略に役立てよう
ここからはより戦いを有利に進められるシステムを解説していく。これらも難しい操作や使い方は必要としないので,理解して戦術に組み込んでいこう。
■必殺技:SPゲージを50%消費
L1+□,L1+△,L1+〇キャラクターごとに設定された強力な必殺技を繰り出す。使用するために体力ゲージの下に配置されたSPゲージを50%消費する。連続技のダメージアップや遠距離でのけん制,切り返し,ガード崩しなど用途はさまざま。キャラクターの長所を伸ばしたり,短所を補える攻撃がそろっているので,プラクティスモードで性能を確認しておこう。
■超必殺技:SPゲージを50%消費
L1+□,L1+△,L1+〇※キャラクターごとに異なり,血威レベルが2になった時,必殺技の1つが自動的に変化する
必殺技の強化版に相当する攻撃アクション。血威レベルが2以上になることで対応するコマンドの必殺技が自動的に超必殺技に変更される。ダメージや性能が向上するだけでなく,演出面もより原作を再現したダイナミックなものに変化する。
■血威バースト:SPゲージを50%消費
L1+R1自身の周囲に攻撃判定のある波動を発生させる。相手の攻撃を受けている時(ヒットorガード)にも使用でき,その場合相手を吹き飛ばし,攻撃を中断させられる「反撃バースト」となる。相手の攻撃を受けていないときにヒットさせると,「血威表明縁絶」に移行する。
■血威表明縁絶
攻撃を受けていないときに血威バーストをヒットさせる原作アニメの舌戦を再現した本作オリジナルのバトルシステム。お互いに「愚弄(グー)」「挑発(チョキ)」「罵倒(パー)」の中から1つ選び,相手を言い負かせた側が「論破成功」となり,それぞれに設定された恩恵を受けられる。
また,主張側(血威バーストをヒットさせた側)が,舌戦に勝利,もしくは引き分けた場合に「血威レベル」が1上昇し,自身の性能が強化される。血威レベルを上げればそれだけ試合を有利に運べるので,積極的に狙っていきたいシステムの1つだ。
■血威表明縁絶の流れ
攻撃がヒットorガードしていないときに血威バーストをヒットさせると血威表明縁絶に移行
お互いに「〇ボタン(愚弄)」「△ボタン(挑発)」「□ボタン(罵倒)」のいずれかから1つを選び,読み合いを行う
主張側が舌戦に勝利すると選択したボタンに応じた恩恵を受け,さらに血威表明縁絶が継続。再度3つの中からお互いに選択し,読み合いを行う
反論側が舌戦に勝利,あるいは引き分けると,そこで血威表明縁絶は終了する。また,主張側の血威レベルが3になることでも終了する
■論破成功時の恩恵一覧
・主張側
愚弄(グー)で勝利:対戦相手にダメージを与える
挑発(チョキ)で勝利:SPゲージを獲得する
罵倒(パー)で勝利:自分の体力を回復する
・反論側
すべて一律で勝利時に対戦相手にダメージを与える
■血威レベルによる性能上昇一覧
・血威レベル1
攻撃のリーチが伸びたり,攻撃範囲が広がったりと,キャラクターごとに固有の強化が行われる。
・血威レベル2
各キャラに設定された必殺技のうち,1つが超必殺技に変化する。
・血威レベル3
SPゲージが時間経過で回復するようになり,さらに「戦維喪失奥義」が繰り出せるようになる。
■戦維喪失奥義:SPゲージを100%消費
L1+R1※血威レベルが3になった時,血威表明縁絶から自動的に変化する
血威レベル3時にSPゲージ100%を消費することで繰り出せる究極の攻撃アクション。相手の体力や取得ラウンドに関係なく,ヒットさせた時点で勝利となる一撃必殺技だ。いわゆるロマン系の必殺技と思いきや,連続技にも組み込めるので血威レベル3時には積極的に狙っていこう。
キャラクターをスタイリッシュに動かして,対戦を思う存分楽しもう
バトルパートに焦点を当てた攻略情報は以上となる。対戦アクションゲームに馴染みがない人にとっては,システムが少し多く感じるかもしれないが,難しい操作を必要とせず,それぞれの用途もしっかりと用意されているので,プレイを続ければ次第に慣れてくるはずだ。
本作における1人用のバトルパートは難度調整もできるため,適当にスティックやボタンを押して遊ぶ,いわゆるガチャプレイでもクリアはできる。しかし,皐月や流子といったキャラクターを自分の手で原作のようにカッコよく動かせたら,本作の楽しさは何倍にも膨れ上がるはず。アクションゲームが苦手という人も本記事を参考にして,「キルラキル」ならではのスタイリッシュなアクションを堪能してほしい。
「キルラキル ザ・ゲーム -異布-」公式サイト
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(C)ARC SYSTEM WORKS / (C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
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