ローグライクな横スクロールRPG「Darkest Dungeon 2」のティザー映像が公開

　バンクーバーに本拠を置くRed Hook Gamesが，「Darkest Dungeon」の続編となる「Darkest Dungeon 2」の制作をアナウンスし，ティザートレイラーを公開した。


　2016年にリリースされた前作は，最近のアメコミのアートワークなどでよく見られる，影の部分が多いゴシック風の2Dグラフィックスが特徴の横スクロールRPGだ。ダンジョンの自動生成や，バトル中に命を落としたキャラクターが復活せず，新しいヒーローを雇わなければならないといった，いわゆるローグライクなゲームシステムが採用されている。


　続編となる「Darkest Dungeon 2」の詳細については，現段階では発表されていないものの，ティザートレイラーには，前作に登場した15種類のクラスのうち墓荒らしやペスト医師など，6人が雪の積もる山岳地帯を見上げている場面が確認できる。
　海外メディアのPC Gamerには，エクスクルーシブだという記事が掲載されており，前作のように旧家の地下の広がるダンジョンに潜入するのではなく，何かの理由によって崩壊した世界を旅していくような設定になっている。

　記事ではまた，ダークなアートスタイルや基本的なゲームシステムはそのままに，上記の物語に合わせて「メタゲーム」の部分を大きく変化させたとも述べられている。カードゲームのファンならご存じだと思うが，メタゲームとはクラスや武器，キャラクターの組み合わせなど，戦闘前にすでに始まっている駆け引きのことを指す。
　さらに，前作で高い評価を得た「ストレス管理」の要素が，長旅を続ける続編でどのように変化しているのかも興味深い。

　前作は，2014年にKickstarterでクラウドファンディングが行われ，翌年にアーリーアクセス版がリリースされているが，今回はそうした取り組みは行われない模様だ。開発メンバーは，前作の5人から，今回は最終的に25人程度にまで増やされる予定だが，公開されたトレイラーのナレーションを担当するウェイン・ジューン（Wayne June）氏や声優陣，作曲家などは前作に引き続いて参加しているという。「今後，18か月にわたって開発が行われていく」とのことなので，リリースは2020年の後半になりそうだ。