スマホで磁力体験。スマホ向けアクション「Teslagrad」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第2048回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，謎に満ちた塔を攻略する，スマホ向けアクションゲーム「Teslagrad」（iOS / Android）を紹介しよう。本作はPCやPS4などのプラットフォームで展開されている，同名作品のスマホ版となる。

アプリはiOS版が600円（税込），Android版が580円（税込）。価格分の価値は感じられるはずだ

緻密なアートワークも本作の魅力のひとつ。手描きアニメ風に描き込まれたグラフィックスは美しい

「Teslagrad」ダウンロードページ

「Teslagrad」ダウンロードページ

　タイトル名にある“テスラ”とは，磁束や磁場に関する単位のことで，ゲーム内でも磁力を利用した謎解きやアクションが待ち受ける。状況ごとの特性を把握し，敵やトラップをかいくぐって探索を進めよう。
　主人公の操作は，画面左側スワイプで移動，画面右側タップでジャンプやガジェットの使用となる。

ゲーム内にテキストは存在しないので，背景などからゲーム内の設定を捉えていくといい

　ゲームを開始すると，いきなり理由もわからず兵士に追われ，謎の塔に逃げ込む主人公の姿が映る。彼が「特殊なグローブ」を手にしたときからゲームスタートだ。テキスト説明がないので，ガジェットの使用法についてはぶっつけ体当たりで覚えよう。それが求められるのだ。

色分けされた磁力。赤と青はくっつき，同色なら反発する。これを利用して，先へ進んでいく

　敵に捕まったり，トラップに引っかかったりすると死亡となるが，再スタートはチェックポイントから。お金や経験値は存在しないので，ペナルティもほぼない。言いかえれば，“知恵と勇気しか頼れるものはない”ということでもあるが。試行錯誤で切り抜けよう。

塔の内部は広く，複雑

　美麗なアートワークと手応えばっちりのゲームプレイが魅力の本作。スチームパンク風の世界観や，美しい2Dアニメーション，そして未知のアドベンチャーに心惹かれる人は，この冒険に挑戦してみてほしい。

著者紹介：瑞嶋カツヒロ
　Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。思春期にTFCに傾倒したのが運の尽き，"キャプチャー･ザ・フラッグ"こそ最高のゲームモードと考えるようになった。早くVRで魔法少女になりたい。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧