ORENDAは2019年12月20日,海外ゲームパブリッシングやXR事業に関する記者発表会を東京都内で開催した。発表会では,同社が2020年からSteamに参入し,海外インディーズゲームの配信を開始することなども発表された。
ORENDAは,リアルタイム3DCG技術を駆使してゲームやインタラクティブコンテンツを制作する企業で,2019年からはPlayStation 4およびNintendo Switchに向けた海外インディーズゲームの国内パブリッシング事業も手がけている。海外のインディーズゲームを国内向けにリリースするにあたっては,ローカライズを行うだけでなく,ゲームの
ステージやモードを新たに追加することもあるという。
プレゼンテーションを行った,ORENDA取締役 コンテンツ企画部 ゼネラルマネージャーの塩谷尚史氏
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会場では,2020年にORENDAからリリースされるインディーズゲーム4タイトルが公開された。
「Tyr: Chains of Valhalla」は,メキシコのEnnui Studioが開発した,北欧神話をモチーフとした横スクロールタイプのアクションゲームだ。プレイヤーは,3つの属性を切り替えながら敵を攻撃し,ゲームを進めていく。欧米では2018年にリリースされており,このたびORENDAが日本を含めたアジア地域での販売を担当することになったという。Steamでのダウンロード配信となる。
「Snow Mercy」は,オーストラリアのSmashbyte Gamesが開発中のTPSで,4人対4人のオンライン対戦が楽しめる。キャラクターは「雪だるま」で,雪をモチーフにしたギミックを鋭意開発中とのこと。こちらもSteamのダウンロードタイトルとしてリリースされる予定だ。
「DOTORI」(
PC /
PS4 /
Switch)は,さらわれた妹を救うために主人公の
クマが冒険するという,「スーパーマリオブラザーズ」タイプのジャンプアクションゲーム。開発を行うindev-studioは,名前こそ明かせないものの,韓国ゲーム業界の
ベテランクリエイターが中心となったデベロッパだという。
「Baron: Fur Is Gonna Fly」(
PC /
PS4 /
Switch)は,オーストラリアのDM Gamesが開発するタイトルで,複葉機を操作して最大4人のプレイヤーによる対戦が楽しめる。パイロットが動物であることも特徴の1つだ。
発売中の各タイトル
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ORENDAがアミューズメント施設などに提供しているXRコンテンツも紹介された
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また,ORENDAがパブリッシングするゲームの
ポータルサイトが2020年1月にオープンすることもアナウンスされた。同時に
公式Twitterを開設し,新作情報に加えて攻略情報やキャンペーンの告知なども発信していくとのことだ。
こちらは,2020年1月5日まで実施されているORENDAタイトルのセール情報
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