［JAEPO2020］コナミアミューズメント，eスポーツ向けデバイスブランド「ARESPEAR」の公式サイトをオープン

　2020年2月7日，コナミアミューズメントは，eスポーツ向けを謳うゲーマー向けハードウェアブランド「ARESPEAR」（アレスピア）の公式サイトをオープンした。同社は，昨年の東京ゲームショウ 2019において，ゲーマー向けPCや周辺機器の制作・販売事業に参入すると発表しており（関連記事），それがついに姿を現したわけだ。
　ARESPEAR公式サイトでは，デスクトップPCが3製品と，キーボード2製品，およびヘッドフォン1製品という製品ラインナップが公開となっている。

千葉県・幕張メッセで行われているアミューズメントゲームイベント「JAEPO2020」のKONAMIブースでも，ARESPEARブランドの製品を展示

　それぞれの製品を簡単に紹介しておこう。まず，デスクトップPC「C300」「C700」「C700＋」は，いずれもフロントパネルに吸気孔らしき小さな孔を多数備えたPCケースを採用するのが特徴の製品だ。C700＋のみ左側面がクリアパネル仕様で，ケースの外側と内側にLEDを搭載する。
　主なスペックは，スタンダードモデルのC300が，CPUにCore i5-9400Fを，GPUにGeForce GTX 1650を搭載する。一方，上位モデルとなるC700とC700＋は，Core i7-9700とGeForce RTX 2070 SUPERを採用するハイスペックな構成だ。ユニークなのは，ASUSTeK Computerのゲーマー向けサウンドカード「Xonar AE」を標準で搭載する点だろうか。


　キーボードは，フルキーボード「K100F」とテンキーレスキーボード「K100L」という2製品を用意している。どちらも外観に加えて，静電容量無接点方式のキースイッチと，アクチュエーションポイント変更機能「APC」（Actuation Point Changer）搭載という特徴から，東プレ製キーボード第2世代「REALFORCE」の「R2SA-JP3-BK」と「R2TLSA-JP3-BK」をそれぞれベースとした製品であろう。


　最後のヘッドフォンは，アナログ接続型の「H100」という製品だ。H100は，45mm系のスピーカードライバーを採用し，スピーカー部分のインピーダンスが35.9Ωと，一般的なゲーマー向け製品としては高いため，高出力のヘッドフォンアンプへの接続にも対応するのが特徴であるという。Xonar AE搭載のデスクトップPCに合わせた仕様と言えるだろう。


　いずれの製品も具体的な発売時期や価格は未定とのことだが，ARESPEAR公式サイトに「Coming Soon」とあるので，そう遠くない時期に登場するはず。続報を待ちたい。

コナミアミューズメントのARESPEAR公式Webサイト