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配信イベント「Day of the Devs」で紹介された,日本のインディーズゲーム3作品を紹介
2019年末に発足したasobuは,日本国内のインディーズゲーム開発者に対して,海外進出をサポートしたり,資金提供者を紹介したりといった活動を行っている。こうしたコミュニティ支援を掲げて船出したばかりの彼らにとって,新型コロナウイルスの影響によって,ここ1年は非常にチャレンジングな日々だったのは想像に難くない。
それでも,昨年は累計400万人が視聴した「Day of the Devs」という大きなデジタルイベントで,日本で開発されたインディーズゲームが紹介されたのは,非常に大きな意義があったと言えるだろう。イベントで紹介された3作は以下のとおりだ。
デモリッション ロボッツ K.K. (PC / Switch)
開発元:一條 貴彰,Throw the warped code out発売時期:2021年9月 アーリーアクセス予定
公式サイト
一條 貴彰氏が率いるThrow the warped code outの「デモリッション ロボッツ K.K.」は,最大4人で対戦できるロボットアクションゲームだ。プレイヤー,巨大メカを操作するビル解体の専門業者となり,建物を破壊して金銭を得ていく。
一見するとブロウラーアクションのようだが,プレイヤー同士が直接殴り合うような要素がないのがユニークで,時間制限内により多くのお金を獲得したプレイヤーが勝利するという,誰でも楽しめそうな作品に仕上がりそうだ。
また,インタラクティブストリーミングエンジン「Genvid」を採用しており,Twitchなどでライブ配信すると,視聴者がアイテムを補給したり,プレイヤーの足を引っ張ったりできるというのも,見どころのひとつと言えるだろう。
ElecHead(PC)
開発元:生高橋,つよみ発売時期:2021年夏
公式サイト
itch.io
2021年夏にリリースを目指して開発が進められている「ElecHead」は,生高橋氏とサウンド担当のつよみ氏による2Dアクションゲームだ。プレイヤーは,頭部を着脱できるロボット“エレク”となり,廃墟の工場を探索していく。
エレクは,自分が乗っているプラットフォーム全体に電気を流す力を持っており,これでさまざまな装置を作動させて,先に進むための足場を作っていく。もし足場を作る装置が,ジャンプでは届かないプラットフォームにある場合は,自らの頭をそこに飛ばして,無理やり電気を流すといった芸当もできるようだ。
Itch.loストアページではプレビュー版がすでに購入できるので,気になる人はチェックしておこう。
散歩/Walk(PC,コンシューマ検討中)
開発元:KAZUMI GAMES STUDIOS発売時期:2021年中にKickstarterキャンペーン予定
itch.io
Kazumi Gamesの「散歩/Walk」は,スティル写真を加工して作られたテクスチャが独特の風合いを醸し出すホラーゲームだ。ランドセルを背負った小学生が主人公で,夕暮れの街を舞台に,闇でうごめく影から逃げたり隠れたりして進めていく。
現在は,itch.ioが公開している「Haunted PS1」というホラーゲームのデモ集の中に収録されており,ダウンロードすれば開発版が体験できる。ゲームはストーリー重視で,製品版ではボイス付きのストーリーが楽しめるほか,セーブシステムやインベントリーシステムを実装することで,より遊びやすくなるとのことだ。
asobu 公式サイト
- 関連タイトル:
デモリッション ロボッツ K.K.
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デモリッション ロボッツ K.K.
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