「The Artful Escape」が日本語対応で9月9日にリリース決定。サイケデリックな世界でギターを奏でるアクションADV

　Annapurna Interactiveは，本日開催した自社イベント「Annapurna Interactive Showcase」にて，オーストラリアのメルボルンを拠点にするBeethoven & Dinosaurが開発を行う新作アクションアドベンチャー「The Artful Escape」（PC / Xbox One）を，日本語対応で2021年9月9日にリリースすることをアナウンスするとともに，最新トレイラーを公開した。


　「The Artful Escape」は，今は亡きフォークロック界のレジェンドを叔父に持つ10代の青年フランシス・ヴェンデッティは，自身もギタリストの才能を持っており，ついにデビューコンサートを目前に控えることになったが，前に周りから期待される“叔父の遺産”という重圧に悩まされているという状態からストーリーが始まる。そこでフランシスは，妄想の世界に入り込んで自分のペルソナを掘り当て，パフォーマンスにインスピレーションを吹き込むためのサイケデリックな旅に出ることになるのだ。


　ゲームのコンセプトは，3Dプラットフォームアドベンチャーのようになっており，フランシスがギターを奏でながら銀河の惑星を旅し，ウォーク，ラン，ダブルジャンプ，スライド，エアーウォークなどの効果音がBGMの一部としてつながって奏でられていく。バトルは，ステージの途中で出会ったボスキャラクターたちとセッションを繰り広げることになり，対する巨大エイリアンやレジェンドギタリストたちとは，映画「未知との遭遇」をオマージュしたという“音の出し合い”をベースにしたリズムアクションを共演する趣向になることがトレイラーから見てとれる。



　1970年代から80年代にかけて，ザ・フーやピンク・フロイドといったバンドに牽引された“ロックオペラ風”の壮大なサウンドを作り出せるゲームとして，老若男女が楽しめそうな「The Artful Escape」。公開されているSteamストアページ（リンク）によると，インタフェースと字幕が日本語化される予定だ。サイケデリックな雰囲気を持ち合わせながら，取っつきやすいグラフィックスも見どころで，気になる人はウィッシュリストに追加しておくといいだろう。

「The Artful Escape」公式サイト