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AIベースの自動コントラスト調整を備えた27型4Kゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX271U」がBenQから
税込価格は11万円で,同社直販サイトや楽天市場のBenQ直販サイトおよびAmazon.co.jpで予約販売する。
没入感や映像美を重視するMOBIUZブランドの中でも,プレミアムモデルに位置付けられるEX271Uは,2022年4月発売の「EX2710U」の後継機種という位置付けの製品だ。
画面サイズは27インチで,解像度3840×2160ドットのIPS液晶パネルを採用。最大輝度は400cd/m2で,VESAのHDR関連規格「DisplayHDR 400」にも準拠している。垂直最大リフレッシュレートは165Hzで,AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync Premium」にも対応する。
画質調整プリセットの「カラーモード」は,ゲームのジャンルではなく,数百のゲームタイトルを分析して調整した「Sci-Fi」や「ファンタジー」,「リアリスティック」といった設定から選ぶ方式を採用しており,プレイするゲームに合わせた映像表現を選択できるという。
また,独自の画像処理エンジン「PixSoul」により,AIベースの自動コントラスト調整機能「Shadow Phage」といった独自の機能も利用できる。
映像入力インタフェースは,DisplayPort 1.4×1やHDMI 2.1×2,DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポートの4系統を搭載。HDMI eARC対応のHDMI出力ポートも備える。
また,USB Type-C経由でのUSBハブ機能もあり,EX271Uに接続したUSBキーボードやUSBマウスを,複数台のPCで共有するPC切換器(KVM)機能も利用可能だ。
高解像度かつ多機能な製品という点に惹かれるゲーマーも少なくないだろうが,10万円を超える価格はハードルとなりそうだ。
●EX271Uの主なスペック
- パネル:27インチ,IPS,非光沢
- パネル解像度:3840×2160ドット
- 垂直最大リフレッシュレート:165Hz
- ディスプレイ同期技術:FreeSync Premium
- HDR表示:DisplayHDR 400
- 輝度:400cd/m2(標準),400cd/m2(標準)
- 表示色数:約10億7000万色
- コントラスト比:1200:1
- 視野角:左右178度,上下178度
- 応答速度:約1ms
- 内部フレーム遅延:未公開
- 映像入力インタフェース:DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.1×2,USB Type-C(DisplayPort Alternate Mode対応)×1
- そのほかの接続インタフェース:HDMI eARC×1,3極3.5mmミニピンヘッドフォン出力
- USBハブ機能:USB 3.2 Gen 1 Type-C×1(上り),USB 3.2 Gen 1 Type-C×1(下り),USB 3.2 Gen 1 Type-A×3
- スピーカー:非搭載
- チルト(上下回転):−5〜15度
- スイーベル(左右回転):左右15度
- ピボット(縦回転):90度
- 高さ調整:0〜100mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:180W(最大),32W(標準),0.5W未満(スタンバイ)
- 公称本体サイズ:613.8(W)×276.8(D)×545.4(H)mm
- 公称本体重量:約7kg(スタンド含む)
なお,BenQではほかにも,エントリークラスのゲーマー向け液晶ディスプレイ「EX251」を1月30日に,「EX271」を2月中旬に国内発売することも発表した。
EX251は24.5インチ,EX271は27インチサイズのIPS液晶ディスプレイで,どちらも解像度は1920×1080ドットである。EX251の税込価格は3万9800円。EX271の価格は明らかになっていない。
BenQのEX271U製品情報ページ
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MOBIUZ
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