イベント
スタオケメンバーの愛の言葉に溺れよ! 「金色のコルダ スターライトオーケストラ 1.5th Anniversary PREMIUM EVENT」昼の部をレポート
コーエーテクモゲームスがサービス中の「金色のコルダ スターライトオーケストラ」(iOS / Android。以下,スタオケ)が,2022年8月24日に1.5周年を迎えたことを記念して,ゲーム内外でさまざまなキャンペーンが実施されている。そのなかでも目玉となるオンラインイベント(無観客公演)「金色のコルダ スターライトオーケストラ 1.5th Anniversary PREMIUM EVENT」が2022年9月10日に開催された。本稿では,「スタオケ」のキャスト陣がスタジオで朗読劇やキャラクターソングを生披露したり,映像や録り下ろしのメッセージで出演したりするという豪華なプログラムとなった本イベントの様子をレポートしよう。
なお,本イベントのアーカイブが2022年9月17日0:00から2022年10月8日23:59まで,Streaming+(イープラス)にて配信されている。アーカイブ視聴期間中は,冒頭の一部を無料で視聴できるので,見逃した人や,もう一度観たいという人はチェックしてみよう。
「金色のコルダ スターライトオーケストラ 1.5th Anniversary PREMIUM EVENT」
出演者(敬称略)
【キャスト】
福山 潤(一ノ瀬銀河 役)
伊藤健太郎(刑部斉士 役)
田丸篤志(弓原 凛 役)
野島裕史(赤羽拓斗 役)
内田夕夜(鷲上源一郎 役)
石川英郎(笹塚 創 役)
宮野真守(月城 慧 役)
【映像出演】
熊谷健太郎(南 乙音 役)
【声の出演】
日野 聡(九条朔夜 役)
武内駿輔(成宮智治 役)
森田成一(竜崎疾風 役)
大原さやか(香坂 怜 役)
谷山紀章(桐ケ谷晃 役)
小野将夢(榛名流星 役)
岸尾だいすけ(三上蒼司 役)
前野智昭(御門浮葉 役)
小西克幸(堂本大我 役)
保村 真(仁科諒介 役)
三浦祥朗(巽 瑛一 役)
プレミアムなひとときは,宮野真守さんがパーソナリティを務める「スタオケレディオ」の出張版で幕を開けた。ラジオ番組らしい爽やかな雰囲気のなか,スタジオのキャスト陣が開演前の注意事項をアナウンスするコーナーだったのだが,宮野さんのとあるハプニングを受けて,皆さんがアドリブを利かせる。もう初っ端からキャスト陣の仲の良さに頬がゆるんでしまう。
そしてオープニングからは,YouTubeで公開中の配信番組「スタオケ学園日誌」と同様,伊藤健太郎さんがMCとなってイベントが進行していく。すっかりおなじみとなった伊藤さんの「僭越ながら」の前置きに,キャスト陣からは「ミスター僭越!」と声がかかっていた。
伊藤さんがキャスト陣の意気込みを聞くなかで,注目が集まったのが内田夕夜さんの衣装だ。内田さんが演じる鷲上源一郎の学生服を再現したもので,この日のためにあつらえたのだとか。しかも,源一郎のアイカラーと同じ,緑のカラーコンタクトを着用する徹底っぷり。
そんな内田さんは,「コルダ」シリーズのイベントに初参加となる田丸篤志さんに注目している様子。それを聞いた「コルダ」ファミリーの先輩キャストの面々は,立ち位置が前列・後列になっているのを活かして,田丸さんを映すカメラに見切れようと入ってきたりと,和気あいあいな歓迎ムードだった。
福山 潤(一ノ瀬銀河 役) |
伊藤健太郎(刑部斉士 役) |
田丸篤志(弓原 凛 役) |
野島裕史(赤羽拓斗 役) |
内田夕夜(鷲上源一郎 役) 衣装/衣装師RUMINE |
石川英郎(笹塚 創 役) |
イベント冒頭では,「スタオケ」の最新情報も発表に。まずは待望のメインストーリーの続きとなる“Secondo Viaggio(セコンド ヴィアージョ)”のPVがお披露目された。そのなかで,視聴者の皆さんが「え」と騒然となったのが,銀河がスタオケのバスの鍵を置くシーンだった。これは何を意味するのか……?(詳細は【金色のコルダの日&「スタオケ」1.5周年記念インタビュー。プレイヤーとの対話で目指す,幸せな気持ちを運ぶアプリ作りとは。メインストーリーの先の展開も聞く】をチェック!)
PVの興奮が冷めやらぬまま,番組はドラマ「早春の訪問者<前編>」へ。物語は,急にオフになってしまった月城が,コンミスとビリヤードに向かう途中に菩提樹寮を訪れるところから始まる。思いも寄らぬ来訪者に,寮にいたスタオケメンバーは大混乱。このまま月城とコンミスを行かせてしまえば,デートになってしまう。それは阻止せねばということで,スタオケメンバーはあの手この手で月城をもてなし,引き留める作戦に出るが……? 一抹の不安を残しつつ,後編へと続く。
スタオケメンバーと月城のやり取りが楽しい一幕だったが,ドラマ中では聞き逃せない描写も飛び出した。月城と巽 瑛一との電話で,巽の大学の試験というワードが出てきたり,スタオケメンバーがコンクールの開催地ウィーンへの渡航のため,パスポートを準備しているシーンもあって,「スタオケ」のストーリーが少しずつ動いているように感じた。
さて,お次はメッセージ&ライブのコーナーへ。キャラクター1人1人からの愛のメッセージが,怒涛の勢いで語られていく。コンミスのことを「恋人として」「相棒として」「大切な人」と言ってくれたり,プロポーズ(仮)があったりと,とにかく甘い! 余韻に浸る間もないくらいの,愛の洪水である。これには視聴者の皆さんも気持ちが追いつかないようで,チャット欄にうれしい悲鳴がこだましていた。
また,スタジオ出演のキャストがメッセージを生朗読してくれたのもうれしいポイント。昼の部では,宮野さんがメッセージに続ける形で月城のキャラクターソング「Vorwärts」を披露した。かなり難しい楽曲だと思われるが,圧倒的な歌唱力は鳥肌モノ。まさに月城が降臨したような覇者の輝きを放っていた。特徴的なコーラスも入っている楽曲なので,視聴者の皆さんからは,「有観客ライブが実現したら声を出して盛り上がりたい」というコメントが多数上がっていた。
そしてライブの2曲目は刑部斉士のキャラクターソング「Game Changer」。この曲は前奏が長いので,その尺を利用して伊藤さんが前口上を聞かせてくれたのだが,こういった粋な演出はさすが。渾身の歌も聴く者を惹きつける。
続くトークコーナー「教えて!スタオケのじかん」でも,伊藤さんが軽妙な語り口で盛り上げていく。さまざまなお題にキャスト陣が大喜利のような形で答えていくのだが,皆さんのフリーダムな回答に腹筋が崩壊しそうだった。
第1問の「自分と同じ出身地のキャラがいるとしたらどんなキャラ?」というお題では,福山 潤さんが画力を発揮して,くいだおれ人形風のキャラを創造。宮野さんはご自身をキャラクターにしたり,石川英郎さんはリアルのご友人がモデルなのではと思わせるキャラ設定を語ったりとユーモアにあふれていた。内田さんは過去の「コルダ」のイベントで生まれた,伝説の“ヴァイオリン”のエピソードを絡めたりと,「コルダ」愛たっぷりな回答だった。
第2問はグランツメンバーのなかで「自分の兄弟にするなら誰?」というお題。デキる月城に「お兄ちゃん」と呼ばれたいという田丸さんをはじめ,キャスト陣には月城人気が高かったが,月城演じる宮野さんは“月森”と,華麗なるボケをかました。福山さんは独自の解釈で「グランツメンバーが4兄弟になるなら?」という家族構成を考えた模様。また,こういった設定のイベントストーリーはどうかと,「スタオケ」のスタッフさんに向けて提案もしていた。
第3問は,キャストの皆さんが今「激推し!」していること,つまりハマっていることを聞くものだった。石川さんはNBAのルカ・ドンチッチ選手,多趣味で知られる野島裕史さんは,トライアスロン,オーケストラ曲,粘土を挙げていた。オーケストラ曲はラジオ局のサントラとして制作中とのことで,キャストや視聴者の皆さんも興味津々だったのだが,詳細は割愛されてしまった。
しかし,代わりに語られた粘土も愉快なエピソードだった。野島さんは小さな食品サンプルなどを粘土で作っているのだそう(野島さんのTwitterや出演されている動画番組でも作る模様が公開されている)。でも,作る過程は好きだけれど,完成品には興味がなくなってしまうそうで,完成させたら捨てちゃうのだとか。
なお,ここでコーナーの時間いっぱいとなってしまったので,残念ながら残るキャストの推しを聞くことができなかったが,宮野さんは「つけめん」,田丸さんは「パルム芋」,内田さんは「源一郎」と書いていた。そして,福山さんは「きっと配信時間が激押してます」と,オチのつく回答でコーナーを締めくくった。
続いては,熊谷健太郎さん(映像出演)による,ユーザーアンケートの結果発表。今回の映像は,コーエーテクモホールディングスの日吉本社風の某所にて撮影されたようで,熊谷さんもノリノリな様子。昼の部の映像では,新たに追加される衣装,そしてリンクスキルが発表された。
新衣装は“主人公の他校制服”とのことで,熊谷さんはご自身が演じられる南 乙音の学校,今帰仁高校の制服だといいな〜と,つぶやいていた。そして,リンクスキルは該当キャラクターである,刑部と笹塚の掛け合い,というかメガネ自慢の末に発表された。2人が一緒にデッキに編制されると“レンズ同盟”が発動するらしい。
そしてイベントは後半戦,お待ちかねのドラマ「早春の訪問者<後編>」へ。月城をおもてなししようと思案するスタオケメンバーだったが,あいにく彼の口に合いそうな茶菓子がない。そこで,赤羽拓斗が駄菓子のアレンジを閃くが……!? 「麩菓子棒〜花畑のヨーグルト風・杏子のカラメルを添えて〜」は,意外にも月城に好評。今度,巽に作らせようかと言うほど気に入ったようだ。
ここで物語が丸く収まるかと思いきや,さらなる波乱が待っていた。おもてなしもひと段落というところで,刑部と,一ノ瀬銀河が菩提樹寮に帰ってきた。刑部は大学に繰り上げ合格したとのことで,入学手続きに行ってきたという。なぜ一度不合格になってしまったのか,それは試験当日に,“困っている動物を引き寄せる体質”の桐ケ谷 晃が見送りに来たことが原因らしい。
ここからは,事情を知っている銀河が桐ケ谷になりきって,その場面を再現することになる。桐ケ谷はバイクで刑部を試験会場まで送ろうとしてくれたのだが,途中の川で犬が溺れているのを見つけてしまう。2人は助けようとするも,暴れん坊な土佐犬だったため,救助が難航。そんなこんなで,刑部は試験に遅刻してしまったらしい。
この一連のエピソードは普通に聞いても面白いけれど,“桐ケ谷 晃 feat.一ノ瀬銀河”演じる福山さんの演技力が爆発したおかげで,異次元のようだった。視聴者の皆さんも「話が頭に入ってこない」と困惑しながらも,大いに楽しんでいたようだ。楽しんだのは月城も同じで,スタオケに親しみを感じてくれたようだ。コンミスがスタオケへの勧誘をするくらいに打ち解けた雰囲気もまたよかった。
衣装/衣装師RUMINE |
ドラマの温かな余韻を残しつつ,イベントはメッセージ&ライブ Part2へ。キャラクターの艶のある声,心がくすぐったくなるほんわかシチュエーション,そして直球の「好き」から,詩的な愛情表現と,さまざまな愛の告白に打ちのめされて,脳がヤバい。
ライブパート第2弾は,笹塚のキャラクターソング「#ALGO_RHYTHM」から。夜の部で石川さんがおっしゃっていたように本当に難しい楽曲だけれど,歌いこなす姿に視聴者の皆さんもシビれていたようだ。人気の高い楽曲でもあることから,サビでは「アルゴリズム♪」と一緒に歌うコメントも多かった。
2曲目の拓斗の「2 THUMBS UP」は,とっても明るくて元気になれる曲。表情豊かに歌う野島さんは,拓斗そのものだった。また,ライブ配信ならではの,画面エフェクトも相まってキラキラなワンシーンとなった。
ライブの後は昼の部のエンディングへ。締めくくりのコメントでは,キャストの皆さんが「生配信が楽しかった」とおっしゃられるとともに,やはり「いつか有観客でイベントをやりたい」と楽しみにされている様子が印象的だった。
ちなみに,昼の部と夜の部では,キャラクターからのメッセージが異なっていたり,もちろんドラマも違うストーリーが描かれているので,アーカイブ配信でどちらを観ようか迷っている人は,思い切って両方観てみては。いや,絶対両方観たほうがいいと強くおすすめしたい!
衣装/衣装師RUMINE |
「金色のコルダ スターライトオーケストラ 1.5th Anniversary PREMIUM EVENT」特設サイト
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」公式サイト
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」ダウンロードページ
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」ダウンロードページ
キャラクターデザイン/高山しのぶ (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.