インタビュー
【PR】人気ストリーマー,Killin9Hit氏が語る「SUPER PEOPLE」の魅力とは。これまでの活動経歴や今後のシューターシーンへの期待なども聴いた
Wonder Peopleが開発する“スキル爆裂”バトルロイヤル「SUPER PEOPLE」。先日(2022年2月28日)までクローズドβテストが実施されていた本作は,バトルロイヤルシューティングにダイナミックさと爽快感,笑える要素がミックスされた期待の新作タイトルだ。
今回4Gamerは,人気ストリーマーとして知られ,「SUPER PEOPLE」にαテストから参加し,プレイしている韓国のKillin9Hit氏(KH氏)にオンラインインタビューを行った。プロのeスポーツプレイヤーとしての経歴も持ち,さまざまなバトルロイヤルゲームをプレイしてきたKH氏が感じた「SUPER PEOPLE」の魅力とは。本作を含めた今後の国内シューターシーンへの期待なども聞いてみたので,ぜひ最後まで読み進めてほしい。
「Super People」Steamページ
「SUPER PEOPLE」最大の魅力は,細部まで行き届いたプレイヤー目線での調整
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
Killin9Hit氏(以下KH氏):
Killin9Hitです。よろしくお願いします。私は5年間,プロゲーミングチームDeToNatorのPUBG KR部門で選手兼マネージングを行っていました。現在はフリーのストリーマーとして活動しています。
4Gamer:
今では流暢な日本語でゲーム配信をされていますが,日本語で配信をしようと思ったきっかけは,元DeToNatorのSPYGEAさんとの交流だったと聞いています。どういった経緯だったのでしょうか。
KH氏:
当時,「Overwatch」をプレイ中,偶然SPYGEAさんとマッチングしまして,そのときに彼の配信を初めて見にいったんです。そこで見た日本人リスナーの温かさにすごく感動を覚えまして,私も日本のプラットフォームの中で配信がしたいと思い,日本語での配信活動をスタートしました。
4Gamer:
KH氏といえばシューターゲームのプレイヤー,配信者という印象がありますが,シューターゲームとの出会いはどのようなものでしたか。
KH氏:
きっかけは中学生の時にプレイした「Gunz」でした。そこからシューターの面白さを知り,以降さまざまなタイトルをプレイするようになりました。
4Gamer:
シューターゲームを遊ぶ前からゲームには触れていたのでしょうか。
KH氏:
ゲーム自体は子供のときから遊んでいて,「スーパーマリオ」や「ドラゴンボール」のゲームをやってましたね。あと,あまりイメージがないかもしれませんが,実はMMOとかも好きなんですよ。
4Gamer:
今回のインタビューですが,「SUPER PEOPLE」をαテストからプレイしているストリーマーの1人ということで,お話を聞かせてもらうことになりました。最初に本作を遊んだ時の印象はいかがでしたか。
KH氏:
遊ぶ前は単純に新しいバトルロイヤルゲームが増えたくらいの印象だったんですが,実際にプレイしてみると,すごくプレイヤー目線で作られているゲームで,遊びやすさを感じました。かゆいところに手が届いているゲームとでも言いますか,プレイヤーからの意見をキチンと反映しつつ制作している。そんな印象を受けました。
4Gamer:
ゲーム内容についてはいかがでしょう。
KH氏:
これまでのバトルロイヤルゲームはゆっくり降りて,ゆっくりアイテムを漁って,安全地帯の収縮を把握しつつ移動し,最後に残ったプレイヤーで戦うという,一連の流れが決まっていることが多くありました。その点,本作はキャラクターが所持するスキルが多彩で面白いですし,安全地帯の収縮までの時間が早いこともあり,展開がスピーディで面白い。目まぐるしく変わる戦況がとにかく楽しかったですね。
4Gamer:
本作ならではの要素として,チームメンバーが“確キル”されてしまっても復活させられるシステムがあります。これまでになかった面白いシステムだと思うのですが,どのように感じましたか。
KH氏:
初期にキルされてしまうと次にプレイできるまでかなり時間が掛かってしまいますし,それだとテンションも下がりますよね。なので,仲間が助けてくれるシステムがあるのは,うれしいポイントではないでしょうか。味方ががんばってくれれば復帰できるかも? という期待が持てるのがとてもいいですね。
4Gamer:
目まぐるしく変わる戦況が楽しいというお話ですが,次々と展開が移り変わっていくゲームプレイに対し,視聴者からの反応はいかがでしたか。
KH氏:
いつも以上にコメント欄は盛り上がっていましたね。展開がゆっくりなバトルロイヤルゲームの場合,プレイが先にいくにつれて,話題がどうしても少なくなっていくんですが,本作は盛り上がるポイントがいくつもあって,みなさん楽しんでくれているようでした。
まったりと雑談ができるのもバトルロイヤルゲームの魅力の一つですが,自身のパフォーマンスで話題を作っていくのもすごく大事で,そういった意味で本作は次々にアクションが起こるので,配信に向いたタイトルだと思っています。
4Gamer:
「SUPER PEOPLE」最大の魅力を挙げるとしたら,それは何ですか。
KH氏:
一番はほかのバトルロイヤルゲームでは気になっていた部分が改善されて反映されているところでしょうか。プレイヤー目線で修正されていて,まさにかゆいところに手が届いています。いろいろな魅力に溢れるタイトルですが,そこが最大の魅力に私は感じました。
4Gamer:
クラスやスキルのほかにもスーパーカプセルや特化銃器,クラフトなどさまざまなシステムが用意されています。これらについてはどんな印象を受けましたか。
KH氏:
多くのシステムにランダム性が加わり,マッチに入る際の「この試合はどんな展開になるんだろう」という“期待感”が大きかったことを覚えています。クラスの豊富さもほかのバトルロイヤルゲームにはないもので,それぞれが持つ独自の強さを活用し相手と駆け引きをする楽しさがありました。また,クラフトやレベルシステムを活用することで,有利な状況や環境をうまく作り出せるのも面白かったですね。
4Gamer:
システムを活用することで,“戦闘をしなくても強くなれる”のが本作の面白い部分の一つである気がします。撃ち合いに慣れていない初心者に向いているタイトルだと思うのですが,そのあたりはいかがでしょうか。
KH氏:
私自身,初めてプレイしたとき,安全地帯の外側で物資とカプセルをひたすら集めてキャラクターを強化していました(笑)。ほかのタイトルですと,乱戦をエイムでカバーしたり,安全地帯に向かって強いポジションを取ったりするのが勝つために大事な要素になります。もちろん本作でも大事な要素ではありますが,手段がそれだけではないところが面白いですね。まだバトルロイヤルを遊んだことがなく,撃ち合いに慣れていない人でも楽しく遊べると思うので,ぜひ一度触れてみてほしいですね。
4Gamer:
選択肢が非常に多く,ほかのバトルロイヤルにはない戦略の多様化が見られる気もしています。
KH氏:
バトルロイヤルゲームには“おいしい漁りポイント”がありますよね。フィジカルが強い人たちはそこに降下して,物資を回収しつつ敵プレイヤーを倒していくのが最善の行動になると思うのですが,そういったプレイヤーはごく一部です。
「SUPER PEOPLE」では,非常にうまいプレイヤー,そうではないプレイヤー,初めてバトルロイヤルゲームに触れるプレイヤー,全員が楽しめる選択肢が平等に用意されています。これはプレイするうえですごく大事なポイントに感じています。
4Gamer:
ド派手なスキルを持つクラスも本作の魅力の一つだと思います。お気に入りのクラスは見つかりましたか。
KH氏:
断然「ニュークリア」です。バトルロイヤルゲームでは建物内に籠ったり,地形を利用して身を隠すのはよく見られる光景ですが,それらを一気に殲滅したり炙り出したりするのは最高でした。圧倒的ですね(笑)。
運営には競技性とエンターテイメント性のバランス取りを期待
4Gamer:
先日までクローズドβテストが実施されていましたが,αテストの時から変化は感じましたか。
KH氏:
フレームレートが向上して,全体的に動作が快適になりましたね。プレイフィールが向上しているのはすなおにうれしいポイントの一つでした。また,ゲームバランスの面でも,コミュニティから要望のあった武器などが強化されていて,プレイヤーの声がしっかりと運営に届いているなと感じました。
4Gamer:
ここからさらに改善してもらいたい部分があれば聞かせてください。
KH氏:
βテストでは人気の高いクラスが決まっていたので,選択率の低いクラスを強化してほしいですね。テスト期間中のSOLOモードとDUOモードでランキングトップを長い間保持していた知人がいるんですが,彼も「強いクラスが決まってしまっているから,ほかのクラスをより強くしてほしい」とは言っていました。キャラクターごとに個性がある以上,うまくバランスを取るのは難しいかもしれませんが,運営の手腕に期待しています。
4Gamer:
強キャラをナーフではなく,弱キャラをバフしてほしいと。
KH氏:
シューターゲームに限らず,バランス要素があるいろいろなゲームをプレイしてきましたが,全体的に強くしたほうがプレイヤーが楽しめるゲームになると思っています。
4Gamer:
個人的に強化してほしいクラスはどれになりますか。
KH氏:
いくつかありますが,ガトリング兵が次のバージョンで強化されているとうれしいですね。終盤に向かうとほかのプレイヤーの装備も強くなるので,固有スキルのガトリングガンのダメージが相対的に低くなってしまっています。序盤,中盤が強いクラスというコンセプトであれば仕方がないとは思うのですが,全員が強くなっている終盤で固有スキルを楽しめないのは少し物足りなさを感じました。
4Gamer:
本作は競技性とエンターテイメント性,両方の要素が色濃く出ているタイトルだと思います。そのバランスについてはどう考えていますか。
KH氏:
もし本作がeスポーツシーンへの参入を計画しているのであれば,避けては通れない問題ですが,いずれにせよ重要なのは“新しいバトルロイヤルならではの戦略性の高さ”を失わないことではないでしょうか。
私もプロチームの運営に携わった経験がありますが,パフォーマンスで覆せないほどの運で勝敗が決してしまうタイトルでは,試合を勝つために全力を尽くすモチベーションの維持は難しい。そこで例えば,ゲームのカラーを守りつつ,eスポーツ用のルールを作るのはひとつの手段かもしれません。
ただ,あまりにも競技性が異なってしまうと,“カジュアルゲーマーとプロゲーマーでプレイしているゲーム違う”ことになってしまうので,競技シーンに注目が集まらない。どのゲームでも問題に上がることですが,競技性とエンターテイメント性のバランスを運営にはうまく取ってほしいですね。
4Gamer:
今後の展開に期待している部分を聞かせてください。
KH氏:
まずは正式にサービスを開始して,より多くの人に遊んでもらうことが重要だと考えています。その後,ストリーマーやインフルエンサーなどを招待したイベントを開催してほしいですね。“新しい方向性のバトルロイヤル”を皆さんに周知してもらえるように。
個人が持っているフィジカルやテクニックといった強みをより発揮できるタイトルで,これまでのバトルロイヤルと比べてもドラマチックな展開が多いと感じています。本作を通じて,シューターゲーム界隈全体が盛り上がることに期待しています。
4Gamer:
本作の登場によりシューターゲーム界隈にどのような影響が与えられると感じていますか。
KH氏:
配信者視点の話になってしまうんですが,配信者とそのリスナーを中心に大きなムーブメントが起きる気がしています。このゲームはとにかくスキルにインパクトがあるじゃないですか。それこそありすぎるくらい(笑)。ビジュアルのインパクトは“このゲーム面白そうだな,プレイしてみたいな”と思わせる大きな力があると感じています。
4Gamer:
確かに本作はこれまでのバトルロイヤルゲームよりも映える瞬間が多い気がします。
KH氏:
バトルロイヤルゲームはまじめにプレイすると生き残るために戦闘を避けるので,ほとんどが移動時間になってしまうことも少なくありません。本作は状況が目まぐるしく変わりますし,必殺技を習得したあとは派手なスキルが飛び交うので,退屈な時間が少なくていいですね。
4Gamer:
確かにバトルロイヤルゲームの配信を見ると,似たような風景が続いてると感じることも多いですね。昨今のリスナーはゲーム配信を見るというより,“配信者自体を見る”傾向が強いのかなと思います。ゲームに対しても自分でプレイしてみたいというより“配信者を見ていたい”のような。
KH氏:
リスナーが配信者に注目してくれるのはもちろんうれしいんですが,それ以上にプレイヤーが増えてゲーム全体が盛り上がってほしいですね。配信を見て,ゲームプレイをプレイして……といった感じにうまく循環してくれることに期待しています。
4Gamer:
仲間の配信者と一緒に盛り上がりたいとのことですが,コラボしたい相手はどなたになりますか。
KH氏:
元DeToNatorのメンバーのStyilshNoobさん,SHAKAさん,SPYGEAさん,YamatoNさんと遊びたいですね。彼らとはこれまでいろいろなバトルロイヤルゲームで共闘してきて,数えきれないくらい良い思い出があります。本作で,もう一度みんなで集まって思いっきり遊びたいです。
4Gamer:
日本国内のストリーマー人気やシューターゲーム人気というのはここ数年で爆発的に高まったと思います。KH氏はまだそこまで盛り上がっていない頃から活動されていますが,当時は現在ほどの人気が出るコンテンツだと想像していましたか。
KH氏:
自分の配信はリスナーと一緒に楽しみたいというところからスタートしましたし,今ほどの人気が出るとは考えてもいませんでした。正直ここまで大きなコンテンツに成長したことに驚いています(笑)。
4Gamer:
ご自身も含めたDeToNatorの皆さんの力は大きな影響を与えたと思います。草の根的に活動をされていた頃からの,積み重ねてきたものが実を結んだと言いますか。
KH氏:
DeToNatorのメンバーが積み重ねてきた歴史は本当に素晴らしいものです。そして,「SUPER PEOPLE」もそうですが,これまでさまざまなタイトルを世に送り出してくれているデペロッパ,応援してくれているリスナーやファンの皆さんのおかげで今のシーンがあります。今の私が幸せなのはみなさんのおかげですから,本当に感謝しています。
4Gamer:
シューターゲームのシーンはいい循環ができていますよね。ゲームと配信者がいい形で共生できているように思います。
KH氏:
私が配信者になりたての頃は「このまま続けていけるのかな」と不安に思う部分もありましたが,シーンが盛り上がってくれたおかげで私は結婚もできました(笑)。本作を通じてもっともっとシーンが盛り上がって,より多くの方が楽しんだり,幸せになれたりするゲーム環境が作られていくことに期待しています。
4Gamer:
最後にファンの皆さんと,「SUPER PEOPLE」を楽しみにしているプレイヤーに向けて,メッセージをお願いします。
KH氏:
まずは日頃から応援,サポートしてくださっているすべての皆さん,本当にありがとうございます。「SUPER PEOPLE」はこれまでのバトルロイヤルゲームと比べ,フィジカルの強さに頼らない勝利を狙えるゲームになっています。撃ち合いがちょっと苦手で……という方でも楽しく遊べると思うので,ぜひ一度遊んでみてください。
4Gamer:
今後のさらなる活躍に期待しています。本日はありがとうございました。
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