「The Texas Chain Saw Massacre」，モーションキャプチャの制作風景を紹介する開発者ビデオダイアリー公開

　Gun Interactiveは，2023年内のリリースを予定している非対称型アクションゲーム「The Texas Chain Saw Massacre」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）について，キャラクターアニメ―ション制作のための撮影風景を紹介する映像を公開した。

「The Texas Chain Saw Massacre」公式サイト

　2017年に「Friday the 13th: The Game」をリリースしたGun Interactiveの新作となる「The Texas Chain Saw Massacre」は，1974年に公開された同名ホラー映画（邦題は「悪魔のいけにえ」）の正式ライセンスを取得したゲームだ。プレイヤーは，チェーンソーを持った殺人鬼「レザーフェイス」で知られる狂気の「ソーヤー一家」のメンバー1人と，5人の「被害者」に分かれ，殺人鬼側は被害者の殲滅を，また，それぞれ異なる能力を持つ被害者側は敷地からの脱出を目指すことになる。


　レザーフェイスを演じるのは，俳優やスタントマンとして活躍するケイン・ホッダー（Kane Hodder）さんで，1988年に公開された「13日の金曜日 PART7/新しい恐怖」でジェイソン役を演じたことから，ホラーファンの間では高い知名度を誇っている。「Friday the 13th: The Game」にも出演していたホッダーさんだが，映画でレザーフェイスを演じた役者さんが他界していることもあって，映像では「レザーフェイスになり切った演技に苦心している」と，真剣な表情で語っている。


　被害者としては，コニー，リーランド，ソニー，ジュリー，アンナという，それぞれの名前や能力が明らかにされているが（※外部リンク），そのうちの女性キャラクターのモーションキャプチャーアクターを務めるのは，映画「ハロウィン」シリーズのローリー役として有名なスカウト・テイラー＝コンプトン（Scout Tayler=Compton）さん。また，ソーヤー一家のアクターとして，2022年に公開された映画「Headless Horseman」に出演したショーン・ウェーレン（Sean Whalen）さんが選ばれるなど，ホラー映画ファンにとって注目すべきキャスティングと言えそうだ。
　本作で使われているモーションキャプチャは，表情やセリフを同時に取り込む「パフォーマンスキャプチャ」ほどではないものの，異なるシチュエーションで動作を細かく変えながら何度も撮影する苦労や，そこから生まれるやり応えなどについて，公開された映像でポジティブに語られている。


　「The Texas Chain Saw Massacre」の撮影は2021年夏に行われたとのことなので，現段階では開発もかなり進んでいるはず。詳しい日時は発表されていないが，予定どおり年内のリリースを期待したいところだ。インタビューの多い映像だが，残酷な描写を含むインゲームシーンも確認できるので，気になる人はチェックしておこう。