［TGS2022］PCエンジンの名作「改造町人シュビビンマン」がPS，Switch，Xbox向けに登場。ステージを攻略できるか腕試しをしてきた

　東京ゲームショウ2022のインディーゲームコーナーに共同出展しているラタライカゲームスとShinyudenは，両社のブースでNintendo Switch版「改造町人シュビビンマン」（※）をプレイアブル出展している。
※Switch版のほか，PlayStation 5，Xbox Series X|S，PlayStation 4，Xbox Oneでもリリースされる予定だ

　改造町人シュビビンマンは，1989年にメサイヤから発売されたPCエンジン向けのアクションゲームだ。本作は，「重装機兵ヴァルケン」「超兄貴」といった作品を手がけたゲームデザイナー，土田俊郎氏がプロデューサーを務めたタイトル。キャラクターデザインは，漫画家のうらべ・すう氏が担当した。

　主人公は，悪の宇宙帝国「亜空魔団」を倒すため，サイボーグ“シュビビンマン”に改造された，魚屋の青年「太助」と，女子高生「キャピ子」の2名だ。プレイヤーは全体マップから行き先を選択して，横スクロールタイプのステージを攻略していく。そして，ゲーム内で18日間が経過する前に敵の本拠地にたどり着き，ラスボスの撃破を目指すことになる。

全体マップでは，自身の修理や武器の購入などが行える。必要なお金は，ステージのクリアなどで入手可能

　PCエンジン版が発売されたのは今から30年以上も前で，筆者は当時，かなりやり込んだ記憶がある。懐かしさで思わず足を止めてしまったので，さっそくその内容をレポートしていこう。


　今回出展されたバージョンでプレイできたのは序盤のステージだった。敵の攻撃はあまり激しくないし，ダメージを受ける床も，ジャンプを駆使すれば回避するのはそれほど難しくない……はずだった。
　しかし，筆者の操る太助は，なぜか敵の攻撃に当たりまくる。試遊用のためかHPは減らない仕様なのだが，ダメージを受けた際の効果音やびっくりアクションが，ばしばし出まくる。

　昔はキャピ子を愛用していた筆者，慣れない太助を使ったせいだと思ったが，攻撃はともかく移動に関してはキャラ性能に違いはなかったはず……。発売から30年以上経ったこの月日が，自分の腕をなまらせてしまったのだろう。


　結局，“無敵”の力を借りた形でボスに到達し，そのままステージをクリアしてしまった。その後，町に戻ったものの，どうにもこうにも腑に落ちない。残念ながらここでタイムアップとなったので，製品版がリリースされた暁には必ず購入し，今回味わった悔しさを晴らそうと思う。


　また，共同出展しているRatalaika Gamesからは，「ジノーグ」（PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One）や「ファンタズム」（PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / PlayStation 4 / Xbox One）が出展されていた。


　どちらも，1991年にオリジナル版が発売されたタイトルだ。前者は，メガドライブ向けのシューティングゲーム。後者は，アーケードで稼働していたジャレコのアクションゲームだ。
　ほかにも，数多くの懐かしいゲームをリリースしているので，レトロゲームが好きな人は両社の公式サイトをチェックしておこう。

ラタライカゲームス公式サイト

Shinyuden公式サイト

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